ベガのリデザインの57回目です。
ようやく最後のイラストが出来ました。
まあ、見せるだけなんで、解説は後にしてさっそく。

このイラストの意義は、ベガの全身の武器をすべて展開したところを見せるというもの。
なんで、初め、ベガと足場の岩しかなかったんですが、当時の大友チックに描くということを思い立って、
大友版の赤バックでベガが横向いてるイラストを参照してたら、いっそコレをオマージュした方がいいのでは? となり、
海を足して、丈を足して、なんだったら下級の幻魔も足そうとこうなりました。
ベガに関しては、両腕の銃器の仕組みが判りづらかったろうからぜひ描いて示したかった。
向かって左の右腕は、親指から縦に裂けていて、そこが回転(凹凸部分が軸)することでヒジ側にあった銃口が前方へ。
これで、持ってないけど銃を構えた感じになっている。
左腕は、親指以外の指が付いている部分がスライスされていて、やはり回転。右腕より強力な武器を使える設定。
内側の腕もそれぞれ武器を掴んで攻撃中。
目の部分はカバーが降りていて、トサカは放射状に開いてます。(戦闘中は開いたり閉じたりを繰り返す)
腰のあたりの用途不明の武器も一応、展開してます。
東丈に関しては、当初、別個にデザインする予定もあったんですが、『バビル』並みに描くとなると、
さらなる時間が掛かるのであえなく割愛。ですが、ベガだけだと寂しかろう、ということで、ちょこっと描いてみました。
一応、自分の考える丈は、基本的なベースが、デビュー当時の“水嶋ヒロ”。これは、小説の描写を総合してのこと。
神秘的な、目の印象の強い美少年ということで。そのままだとちょっと背が高すぎるけどいいかなと。
それと、書かれた時代的なことを踏まえて、ミュージシャンの“原田真二”を加えようと思ってました。
原田真二の若くして発揮する天才性、生意気な感じ、少年ぽさ、背の感じ。合致するかな、と。
なんですが、このイラストは水嶋ヒロの後姿ですね。
で、背景に飛んでる低級の幻魔はですね、大友版なんかは、ザンビ、ザメディは狛犬だったり、爬虫類的だったり、
はたまた、低級な奴らは、ボスだかブリューゲルだかの絵画から悪魔的なキャラを拝借してたりするんですが、
じゃあ、コッチは何から取ろうか。まあ、取らなくてもいいんですが、こういうのは合わせた方が面白い。
(いちから考える時間がなかったっていうのもありますが)
で、まず考えたのが、ここのところ続けている海の生物モチーフ。
幻魔は時代を超えて攻めてくるもの。遥か古代にも来ていたりする。
ということで、海の生物は海の生物でもグッと古く、カンブリア紀のモンスターにしてみました。
ただ、そのままではなく、それっぽく悪魔的というか、やや知性的に。
慌てて追加した要素なんで若干雑ですが、これは、まあまあ上手くいったかなと。
解説はこんな感じなんですが、大友風はあんまり達成してませんね。
途中から絵の方向性変えたのと、手順の問題もあって、あんまりそれっぽくならなかった。
ほんとは、背景も筆塗りでもっと調子を付けたいところなんですけどね。
それに関しては、フォトショップエレメンツがどっか行っちゃって(ディスクを失くした)対応できないのもあるんで。
(ペインター使やぁいいんだけど、今回色々試して、ペイントショップでも行けそうなことが判った。そこは大収穫)
ちなみに、最後に、HPの方にもページを追加するので、これのデカいバージョンを掲載したいと思います。
では、長らくお付き合いありがとうございました。
これにて、ベガ、リデザイン終了でございます。
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- 2018/02/11(日) 11:41:22|
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久々のベガ、リデザインの更新ですが、まだイラストは出来てません。(笑)
去年中は別の作業で手が付けられなかった&正月は何だか具合がすぐれなかったんで、
正月明けからぼちぼち、というわけです。
(まあ、8割方は出来てるんですが)
で、またしても番外編です。
前回、寺田克也氏と竹谷隆之氏が生頼版ベガのフィギアを造っているというニュースを記事にしましたが、
それはどうやら、今、東京でやってる生頼氏の回顧展への作品展示のことだったようで、
ぞくぞくツイッターやら何やらに画像が上がっています。(知ったのは始まった直後)
さっそく、いくつか拾ってみました。

デ、デカい!!
2分の1ぐらいですよ。ビックリ。
流麗な曲線と密度のあるディティールで、いかにも竹谷造形ですね。
彫刻作品としては、唸る出来栄えで文句の付けようがないんですが、
なんか、イメージと違うかなぁと。
まあ、あくまで寺田×竹谷作品なんで、オリジナリティーがあって当然なんでいいんですけどね。
んんん~~、もうちょっと、頭を小さくしてほしかったかなぁ。
2人が関わってるんで、ある程度予想はしてましたけどね。(笑)
とりあえず、寺田氏のデザイン画が見てみたい。
ちなみに、顔のアップはこうです。

この感じ、稲妻ラインとかは、寺田氏チックかも。口の感じとかも。
目がちっちゃい。
それと、自分がベガのリメイク作業を始めた頃は全然資料らしい資料もなくて、
幻魔のベガについて語ってる人もほとんどいませんでした。(居てもかなり前のもの)
なのに、今回の生頼氏の回顧展の関係で幻魔関係のつぶやきも活発になって、
さらに、このフィギアの件で幻魔のベガにも脚光が当たって、情報が出る出る。
いまや、自分が集めた様々なバージョンのベガのざっと倍のバージョンが発掘されてます。
小説の挿絵じゃなくて、1点ものなんで載せませんが、永井豪バージョンなんか強烈。
(でも、初めて見た気がしないのが不思議で、やっぱり「幻魔宇宙」持ってたのかな・・・・・・)
それにもまして、幻魔とかベガで画像検索すると、
このブログから大量にイラストがヒットするのが恥ずかしくてしょうがない。(笑)
ヒッソリやってたのに。(笑)
とかいって、ディスった感じの感想載せてすいませ~ん。
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- 2018/01/27(土) 09:08:42|
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え~、ラストのイラストはまだ出来てないんですが、
今回は、ちょっとした情報を知ったので番外編をひとつ。
前回、イラストを大友風にと言ったので、
改めて、当時の大友イラストを検索してたら、
なんと、見たことない生頼版ベガのイラストを発見。
これです。

真幻魔版のベガですね。
これ、生頼版のベガの後姿がない、というツイートに対して、
有志の方が『真』には活躍する場が多くてイラストも豊富だよと応えたもので、
なんと、実は、生頼版ベガがフィギアになるそうです。
寺田克也氏と竹谷隆之氏が関わるプロジェクトで、
生頼版に後姿がない、といったら、寺田氏、即答で「描けますよ」とのこと。
さすがですが、合ってたんでしょうか、後姿。(笑)
この後頭部、けっこう意外だったんですが。
『真』では、ベガは過去に飛ばされて、役小角(えんのおづぬ)の下僕になるので、
この、イラストの豪鬼みたいなのが役小角なんでしょう。(背景の小さい方かも)
いやぁ、こんなにベガが活躍するなら『真幻魔』、最後まで読みたくなってきた。
フィギアはもっと楽しみだな。
でも、竹谷氏の新解釈バージョンなのかな?
イラストそのままの造形で見てみたい気もするけど。
どっちにしても偉業ですよ、これは。
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- 2017/11/30(木) 06:50:14|
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ベガ、リデザイン54回目、サイボーグ編の21回目です。
今回は、顔のアップのカラーですね。
腰が痛かったり、風邪ひいたりで体調がすぐれなかったんで大変でしたが、
まあ、とりあえず、毎日、出来る限りは筆を動かし続けました。
んで、黙々と、しつこく描いてたんですが、
うむ、この辺か、と。
どぞ。

んん~~、まあまあかな。
基本的には、全身図頭部の拡大です。(角度や比率もほぼ一緒)
前回言った通り、紫のスジ部分にはテクスチャを貼ってます。
はじめ、あまり規則的じゃなく、かつデコボコし過ぎてないのがいいなと、
アスファルトで行こうかと思ったんですが、それはヤメ。(よく見ると穴空いてるし)
もっと滑らかなスポンジケーキの表面がいいと決定。(生地の断面じゃなくて、焼けた茶色の表面ね)
で、画像を漁ってたんですが、大きくても丸い型しかないんでテクスチャにしづらい。
繋ぎ合わせるにしても四角い方がやりやすいんで、四角いスポンジといえば、それはカステラ。
なんで、カステラテクスチャですね。
かなり引き延ばしたんでボケボケですが。
色に関しては、ほぼ一緒ですが、頬の部分の連続する穴がオレンジになっていて若干色味が増えてます。
この部分は、生身時の呼吸器の一部にあたる部分で、それが濃い黄色だったんで踏襲というかたち。
紫の部分に関しては、陰影付けてようやく立体的に把握できたかなと。
スジで分かれてる一つひとつが部分的に段が付いたり平らになったりでちょっと不思議なんですが。
ということで、まあ、全体としては、ある程度、密度と迫力は出たんで、いいのかなぁ、という感じですね。
当初の目標も達成できたことにしましょう。
で、たぶん次回が最終回ですね。
何か忘れていなければ、たぶんそういうことになります。
最後は、ベガの全身の武器展開、戦闘の図、を簡単なイラストで。
ラストを記念して大友風で行きましょうかね。
それでは、また。
なるべく今年中に出来ますように。
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- 2017/11/19(日) 07:05:55|
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ベガ、リデザイン53回目、サイボーグ編の20回目です。
また、だいぶ開きましたが、今回は顔のアップですね。
まっ、描くこと自体はそんな掛からないはずだったんですが、
たぶん、『ゴーダム』とかほかのことやってたんでしょう。
で、顔のアップの目的は、アップでも耐えるディティールを入れること。
それが、今回のベガをやるにあたっての個人的な目標というか、影の課題というか。
それがけっこう大変だった。
実は、筆が進まなかった理由もそこ。
というわけで、では。

アップにしてみたものの、たいしてディティール詰め込めなかった・・・・・・。
カッチリ作り過ぎて遊びがなかったからかもしれない。
しかも、地球製じゃないんで、既成部品でディティールアップするわけにもいかないし、したくないし。
無意味な線を増やし続けても、それこそ意味がないし。
もちろん、デザインは決まってるんで、急に穴開けたり、パーツ付け足したりみたいなこともやりたくない。
(ある程度はやりましたが、デザインが変わるほどはね)
で、あっそうか、と。
ディティールつっても描き込みだけじゃないぞ、素材感もあるじゃないかと。
なんで、テクスチャを外側のカバーか、目の周りのスジスジあたりに入れようと途中までやったんですが、
そういえば、テクスチャは色塗るときに入れるのが今までのやり方で、
線画にあらかじめ入れたことあんまりなかったな、と。
白黒でよくても、色塗るとテクスチャが濃すぎるってことになりかねない。
ヘタすると、トーン貼った白黒の漫画原稿に色付けたみたいな感じになっちゃう。
で、どうするかず~っと悩んでたんですが、今日になって、急に思い立って汚しを入れました。
(テクスチャはカラー時にあらためて調整しながら入れます)
まあ、ベガの設定からすれば傷だらけで正解なんですが、
あくまでデザイン画なんで、影とか汚しで密度上げるのもどうなのかな~とね。
でまあ、こうなったわけです。
一応、目の周りのスジとかは、新たに設定し直してたりはします。調整程度ですが。
目のカバーは、回転させようとすると、ほんとはこれだと大き過ぎるかもしれない。
見た目のバランス的にはこのぐらいがいいですが。
ということで、次回は、これの色設定、カラーバージョンですね。
さあ、思ったようになるんでしょうか。
ではまた、完成したころに。
テーマ:自作イラスト(二次創作) - ジャンル:アニメ・コミック
- 2017/10/27(金) 10:21:27|
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