
あるとき、アマゾンで荒俣宏の本を数冊まとめて買ったことがあったんですが、
その、きっかけになったのがこの本です。
むかし、ある理由で、この本をどうしても資料として読みたいということがあったんですが、
そのときは、ネットもない時代で本屋や古本屋で探すしかなく、結局見つからず。
で、最近になって不意に思い出し、あの時買ってたらどうなってたかなぁ、と何となく購入。
で、読んだんですけどね。
多少は影響あったと思います。特にまえがき部分なんか面白かったです。
なんですけどね、本文が・・・、すべて箇条書きなんですね。
<何々を持ってこれこれを何時いつにすると未来の夫の顔が知れる。(ヨーロッパ)>
みたいなのが何百と載ってるんですが、
正直、30ページぐらいでギブアップ。(笑)
読んでも覚えてられるわけでもないし、今必要じゃないし。
バラララッと目を通して面白そうなところだけ読んだ感じですね。実は。
ただ、話を作ってて、おまじないを出したい、なんて人には、ここから選び放題です。
だから、必要な人が辞典みたいに使うのがいいかと。
もう少し厳選して、実際のエピソードなんかが添えてあったら、
じゅうぶん読み物として面白いものになると思うんですけどね。
そういうつもりで書いたものじゃないようなんで。
気軽にはお勧めしないかな。
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- 2023/09/17(日) 02:52:38|
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また、山田風太郎の忍法帖シリーズを読んでみました。
いや、今回も頁を繰る指が止まらぬ面白さ。
前回読んだ『甲賀忍法帖』に比べると、忍術合戦の趣きは減りますが、
その代わり、人物の心理描写が深く、ドラマとして唸らされます。
もともと、忠臣蔵は判りずらい(というか深い)心理描写が多いので、
巧みな筆致の山田風太郎としてはうってつけだったかと。
解説と同じこと言ってますが、これも同じく、小平太崩れの部分。
ここは、読んでいてほんとに慟哭しますね。恐ろしいぐらいに。
何処を取っても名調子。
あまり活躍しない主人公、無明綱太郎も変わってますがカッコいいです。
まさか、何度も映像化されてたとは驚き。
『大忠臣蔵』で千坂兵部やってた丹波哲郎が綱太郎もやってたとは。
関係ないですが、この講談社文庫版、順番じゃないんですね。
勝手に出た順だと思ってました。
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- 2023/09/06(水) 09:55:32|
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岡村靖幸のNHKでのラジオを書籍化したものです。
ラジオは聞いてなかったんで、それ程でもなかったんですが、
一応、面白いならと読んでみました。
放送期間がコロナ禍とモロに被ってるんで、ゲストが来ないと、
そんな不安な世相の人生相談ばかりで、さすがに同種のものは斜め読み。
ですが、ゲストが来ると俄然面白く、宇多丸、斉藤和義、ケラ、満島ひかりあたりはいいですね。
特に、何かを作っていく作業のドキュメントは非常に面白いです。
何気に、凄い準備したんだと思いますが、それでも、やっぱセンスありありだと。
あと、本だけのボーナスに小林克也との対談があるんですが、これも、凄く面白いですね。
いつも以上に音楽的な部分をさらけ出してる感じが。
それと、小林克也のイメージも変わるかと、ただの英語の上手いお爺さんじゃないです。(当たり前だっつの)
もし続編があるなら、個人的には、全編ゲスト入れて欲しいのと、
出来れば、岡村が質問される側の方が見てみたいかと。
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- 2023/08/26(土) 05:27:06|
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ナショナルジオグラフィックのサイトを見ていて知り、購入。
昔、『ヘルボーイ』みたいな話を描くとしたら、
有名な海外の幽霊話ぐらい知ってた方がいいよな、と、当時は、漠然と興味があって、
そしたら、これ見たら急に思い出して、特に必要はなかったんですが読んでみました。(笑)
主にイギリスとアメリカの幽霊話の有名なやつ、というか、ちゃんと調査されてる様なやつが中心。
ただし、大昔から現代まで幅は広く、現代的な調査がなされてないものもあります。
有名なものが多いんで、あっ、あの映画の、あの小説の元ネタなんだというものも多し。
なかには、調査の結果嘘の場合もあって興味深いです。
英米の幽霊観、科学的には一応どう決着させてるのか等、いろいろ知れて面白いですね。
稲川淳二が昔、霊は水と電気に関係が深いと言ってましたが、そういう研究結果があるんですね。
なかでも印象的だったのが、死んだ機長と機関士が飛んでる飛行機の中に出て危険を知らせるというもの。
小説にもなってるそうです。
あと、最後の付録部分の科学的解釈は凄く面白いです。
興味がある方はぜひ。
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- 2023/07/22(土) 02:55:44|
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自作のコミックのための資料として読んだ本の1冊です。
(詳しくは、
以前の記事でどうぞ)
とにかく、短くて意外なオチのある話を数読みたくて買ったわけですが、
これは、それなりに面白くはあったんですが、
本来の自分の目的には沿わない本でしたね。
まあ、そういう目で見ようと思えば、いくつか参考になったのかもしれませんが、
なんか、そういう目で見れないまま読み終わっちゃったという感じですかね。
基本的に、すべてクイズ形式になっていて、
問題があって、一つ後の問題の後に答えがあるという感じ。
事件現場や容疑者、目撃者の証言の矛盾や違和感に気付けるかどうか。
これが、単純なんだけど見落としがちで、面倒くさがりの人は刑事には向かないですね。(笑)
なかには、専門知識がないと絶対に判らないような問題もありますが、
おおかたは、なんだ、そういうことか・・・、 と納得。
暇な時間にちょっと読む感じが楽しいです。ぜひ。
同じ登場人物が繰り返し出てきたりして連続小説の味わいも。
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- 2023/07/06(木) 01:31:03|
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