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GEN'sログ(雑記)

イラスト&コミックのサイト「GENユニバース」の管理人GENのブログです。

4ページミステリー 震える黒 (双葉文庫)

71ncrcMvAWL.jpgホームページでスクロールコミックという、
縦か横の長い1ページでストーリーのあるイラストを描いてるんですが、
いつか、そのスクロールコミックでミステリのようなものが描ければなぁ、と購入。

ようするに、どんでん返しのようなことが1ページだけで出来はしないか、ということで、
参考にするには、なるべく短編の超ショートショートがいいだろうと。
もちろん、ほぼワンカットで、なるべく絵で端的に見せられるものが望ましいんで、
かなりシチュエーションは限られるんですが。

で、最初に良さそうだなと思って買ったのがこれなんですが・・・・・・、

う~~ん。

う~~ん。
ですよ。

結果的には、結果的にはですよ、
よくこれだけの話を作って、しかも落ちが付けられるな、と感心しました。
そら、途中でたんなる政権批判とか入りますよ。要らなかったですけど。

ただ、この画像の帯にあるような、“どんでん返し”があったかというと・・・・・・、
ほぼ、ほとんどなし。
いや、話的には意外な落ちになってたりするんですけど、どんでんにするためにはミスリードが短すぎて、
途中から落ちの解説に入っちゃうんで驚くまでには至らなかったというか。

やっぱり、見せ方の問題なんでしょうが、4ページで本当に驚かせるには、
ラストのセリフや状態でドンとひっくり返さざるを得ない。
そうすると、同系統の話が多くなるんで、今度はそれぞれの差別化が難しい。
やっぱり、並大抵のことではないんですね、超ショートのどんでんミステリは。

ですが、最後の方に行くにしたがって冴えてきて、オッというのが連続しました。
その中から1つですが、シチュエーションの例を得させてもらいました。
よく考えたら、似たような絵はすでに描いてたりするんですが、
上手く工夫すれば、ミステリ仕立てに出来るかなと。
これだけでも、読んだ甲斐はあったかと。

ちなみに、これ以外に、似た本をあと3冊(海外2、国内1)買ったんで、
まだまだ、勉強したいと思います。
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テーマ:読んだ本の感想等 - ジャンル:小説・文学

  1. 2022/06/04(土) 06:27:47|
  2. 本、コミック感想
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アニメ大国建国紀 1963-1973 テレビアニメを築いた先駆者たち

617ZNUPtrAL.jpg“今のアニメーターの待遇の悪さは手塚のせいではない”、
という主張をTwitterで偶然見て、
しかも、それを知らしめるために本を書いたというので、
そうなのか、主犯が判ったのかと驚き即日購入。
いろいろ読む本が溜まってたんで、読み終わったのが今になりましたが、読了。

辞書かと思うほど非常に分厚い本ですが、実に丁寧に大量の資料を読み込み、
数字的な正確さと客観性は特筆もの、
が非常に読みやすく、スリリングなほどドンドンページが進む。
いわば、大著です。非常に労作です。
教科書といっても言い過ぎではないですね。

序盤からグングン引き付けられ、手塚がプロになったあたりからはもう夢中。
で、この大量の資料を読み比べ歴史を炙り出すスタイル、
断定的な言い切り方・・・・・・、

ん? なにか既視感があるな・・・・・・、
待てよ、もしや?
いやいやいや違うだろ、
えっ、そうなのか・・・・・・、


調べた結果、
ムカムカしてもう二度と読みたくないと思ってた
『松田聖子と中森明菜 [増補版] 一九八〇年代の革命 (朝日文庫)』​(←その時の感想です)
と同じ作者の本でした。(泣)
いや、読めばわかると思うんですが、この聖子と明菜の本トンデモないんですよ。
もちろん、数字的なデータはすこぶる正確で内容的にもよく調べてあって面白んですけどね。
(既存の出版物からの引用のみで独自取材はしない主義らしいですが)
そのデータの捉え方が若干恣意的で自分の主張に合うように解釈してるフシがある。
ようするに、聖子が嫌いで明菜が好きというのがハッキリは書かないけれど滲み出てる。

それを踏まえて今回の本を読むと、もう明らかに手塚(虫プロ系)が好きで東映系が嫌い。
そのことに関しては、あとがきで本人が書いちゃってますが、
はっきり言って、公平ではないですよ。
たぶん、手塚の功績の復権がしたかったんでしょう。

で、冒頭のアニメ界の待遇の悪さの原因とされた手塚の汚名は払拭できたのか。
いや、読んだ感じでは全然ですよ。
著者は数字的な事実を捻じ曲げるようなことはしませんから、
手塚が安い制作費で請け負ったのは本当。
でも、手塚自身が補填することで虫プロの給料は高かった。
しかも、キャラクタービジネスと作品の海外輸出でかなりの黒字に。
ということで、虫プロでの待遇は悪くなかったんだから手塚のせいではないという論調。
ほかが低賃金でヒィヒィ言ってたのは、
手塚という金のなる木がいなかったことと、海外に売る等の先見の明がなかったからだ、という展開。
でもそれだと、「今の仕事が嫌なら社長になれ」とか言ってるホリエモンの主張と変わらないのでは?
海外向きじゃない作品はやるなとでも?

そもそも、強引に始めてはみたものの全く人が足りず、なし崩しに広げていった結果、
スタッフの奪い合いで東映のアニメーターまで含めて他社と掛け持ちでアルバイトしないと作品が仕上がらない。
なので、非正規で歩合制が標準になっていく。
主犯は全員とも言えますが、原因を作ったのはやっぱり手塚です。
だって、本来、穴埋めしなくても作れるように貰うのが製作費でしょ。
(ちなみに、虫プロは、ずさんさとハンコの管理の悪さ、手塚というコンテンツが古びることで倒産します)

それと、読んでて気になったのが、日本のテレビアニメを作ったのが手塚、と言い切っちゃってるところ。
だって、実は違うってわざわざ自分で紹介してるのに。
イノベーターだから凄いっていうなら、先に企画が始まってたエイケンの方が凄いんじゃ。
細かいところを気にする割には、自分の都合で無視するのはどうなのか。
そのいい訳なのか、あとがきで革命には持続が大事だとか書いてましたが。

あと、大塚さんは、わりと理路整然と手塚批判をしてたはずなんですが、軽くあしらい過ぎでは。
それも、あとがきで言い訳してますが、24時間テレビの手塚アニメには触れてるのに、
『火の鳥2772』をあえて外してるのは、いただけない。
あれ見て大塚さん、手塚は、リミテッドアニメだけじゃなくて、フルアニメも判ってなくて、
結局、最後までアニメを理解してなかった。ってはっきり断罪してるから、扱いたくなかったんだろうけど。

そもそも、虫プロのスタート時から、他社もそうですが、ずっと元東映の人達がスタッフの何処かに居て、
なんだかんだで結局、東映頼みの側面もあるなと。

あと、単純な本の感想では、
スタジオゼロの全貌や、西崎義展の暗躍の仕方、
虫プロ関係の借金がチャラになったいきさつなんかが面白かったですね。

資料がよく纏められてるということに関しては間違いないし。
国産テレビアニメと漫画家の関係中心ではあるけれど、こんなに纏まって読める本もないんで、
手塚好きな人は是非。
ちなみに、私は、手塚も好きだし、東映長編の頃のアニメーターの人たちも好きです。
念のため。(笑)

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2022/04/29(金) 07:51:35|
  2. 本、コミック感想
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8マン (扶桑社文庫)

811998-oecL.jpg扶桑社文庫版の『8マン』全6巻を読みました。

一応、説明しときますと、ブログで個人的にやっている、
アニメや特撮キャラのリメイク企画の次にやる候補として『8マン』を選んだので、
その下準備のために資料として目を通しました。
アニメもマンガも見たことなかったんで、とにかく知るため。
設定でもデザインでも何でもいいんで、拾えるディテールを得るために、ですね。
ちなみに、扶桑社文庫版は、リム出版版を元にしていて、
完全復刻&桑田版「コズマ」最終話ありバージョンです。

で、読んでみた結果は、面白いですね。原作が平井和正なだけはあります。
2000年をとうに超えてしまった現在からみてもスーパーロボット8マン魅力あります。加速性能とか。
ただ、完全無欠じゃなくて、案外、打たれ弱いというか、しょっぱなから腕取れたりするのが意外でしたね。
まあ、そのへんもリアルさの表れなんだと思いますけども。
あと、ひとつの話が長いのも驚きました。その長い話をアニメではほとんど1回で消費してるのにも。

で、ですね、資料的に見るとですね、これが設定うっすいんですね。(笑)
もうちょい、8マンになる前のストーリーとかあるのかと思いました。
警察内部での扱いとか全然判りません。
というか、これ、ちゃんと1話から収録されてるのか? と疑問に思ったほど始まりが唐突。(あとで説明されますが)
まあ、でも、たとえ大雑把だったとしても、それで困るようなことにはならない気はします。

桑田二郎の絵については、これは、驚異的な上手さですね。
時代的に考えても飛び抜けて上手い。
どの角度から見ても破綻のないデッサン力に感嘆。
シンプルな絵こそ本当に難しいんですよ。
それに、8マンのデザインがまたいい。
完成されてますね。
黒の配置、角等の飛び出したパーツのないところなんか非常に好みです。
それだけに、異常なほどの説明セリフと東たちと釣り合わないカートゥーン風のおっさんキャラ、
パターンがなく、区別のつかない女性キャラや悪役の顔、なんかが気になってしょうがなかったです。
まあ、思った以上に古い作品なんで、そうなるのも理解はできるんですが。
(博士の読みが全部ハクシなのと、抵抗してくる相手に言うセリフが決まって「手向かいするな」、
なのは最後まで慣れませんでしたが〈あと、車の横幅〉/笑)

印象に残った話は、色々あって、似た話以外はそれぞれ面白かったですが、
しいていえば、「魔女」の話と「超人類」の話ですかね。
ロボット同士の対決はどれもいいですね、「決闘」とか。

で、本当は、これ読んだら、あとはネットで調べるぐらいでいいかと思ってたんですが、
どうやら、平井和正の『サイボーグブルース』は読まないといけないようなので、
というか、大昔に読んでるんですが、ほぼ忘れてる&本が見つからないんで買い直しました。(笑)
これから読みます。


あと、これは、あんまり関係ないんですが、
『8マン』読んでいて、なんか、話の筋そのものというわけじゃないんですが、
モチーフとか場所とか、部分的に旧『ルパン三世』のエピソードを思い起こさせるものが多いのが何故なのか。
『ルパン』より、『8マン』の方が全然古いんですけどね。
気のせいかな。

テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2022/04/01(金) 09:26:46|
  2. 本、コミック感想
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時代劇入門 (角川新書)

61wnlo0sfHL.jpgこれは、新聞の書評欄で見たんだったかな。

春日氏の時代劇の本は、前にも1冊読みましたが、
映画やテレビ作品、そのキャラクターの定番なんかが色々知れたらなぁ~、
ぐらいの感じで読んでみました。(そんなに詳しくはないんでね)

で、内容ですが、
たぶん、春日氏よほど時代劇薦めて同じ断られ方したとみえて、やや卑屈。(笑) まあ、でも判ります。
『水戸黄門』と『暴れん坊将軍』が全てだと思ってる人に薦めるのはねぇ。容易じゃないです。
でも、全体的に徒労感があるというか、興味ない人はこの本も読まないかな~。残念ながら。

ですが、作品の紹介、原作者の紹介、役者の紹介、『忠臣蔵』や大河ドラマの見方等は面白かったですよ。
実は、忍者の定番キャラの実在、非実在なんかを読みたかったというのもあったんですが、
それは残念ながら載ってませんでした。その代わり、黒装束、くノ一等の最初に出てきた作品なんかはありました。
このへんは、驚きも多くて読み応えあります。

最後のチャンバラについては、もっとリアル方向に踏み込んだ方がより興味をそそられたかな。
富野氏のインタビューは、まあ、いつもの富野節で面白くもあり、面倒くさくもありといった感じ。(笑)
でも、意外と真面目に為になること言ってますよ。

最後に、今時代劇を見るのにどうしたらいいか、という紹介のところで、
すぐ、CSだ、BSだ、時代劇チャンネルだって、勧めてましたが、
ひとつ、重要なところを忘れてます!!

それは、地方テレビ局。
U局です。

私は、ほとんどの時代劇をU局で見てます。
結構やってます。
(繰り返しも多いけど)

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2022/01/29(土) 04:33:36|
  2. 本、コミック感想
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面白南極料理人 (新潮文庫)

omosiro_n.jpgケーブルで堺雅人主演の映画版を偶然途中から見て、なんか面白かもと思い、
見たのが途中からというのもあったし、
内容が事実なのか確認したかったエピソードもあったので、
原作があるならそっちから読むのもいいかなと購入。

どういう書かれ方だとしても、極地での生活自体が絶対に面白いわけで、
それが知れるなら、多少つまらなくても読む意味はあるでしょうというノリ。(笑)

で、面白かったですね。
準備から行く工程、行ってからの悲喜こもごも。
とにかく、題材が題材なんで、食べてるシーンばっかりですが、
南極ならではの問題が山のようにあって、それをクリアしてくたくましさ。
全員ほどよくルーズなんだけど、そうでないと実は閉鎖空間で1年は持たない事実。
他の人が書いたら、たぶんもっとシリアスな内容なのかも。

ただ、映画のエピソードはほぼ出てこないし、映画は人物や設定もかなり変わってます。(林隊員居ないしね)
と思ったら、続編の『笑う食卓―面白南極料理人 (新潮文庫)』の方に
イセエビとラーメンのくだりが出てくるんだとか。しかも、30次隊の時で場所は昭和基地。
高良健吾のNTTの人との話は架空みたいですが。

こうなると、続編も読みたくなるのが人情ですが、
これがね、面白いんだけど、それ以上に読みづらいところがあって、
・・・もういいかなと。(笑)
ひとつの文章だけだとヘンってわけじゃないんだけど、
読み進めてると、話が飛んでたり、説明がないところも多いんで、部分的に理解出来なかったり。
そもそも、この人が南極当時、海上保安庁で何の職に付いてたのかも説明ないですよね。
映画では厨房で働いてる描写があるけど、この本では判らない。
知らない世界の話だけに、もう少し理路整然としたバージョンも読みたいかも。

映画に関しては、その後リピートがあったんで見ましたが、
映画単体なら面白いですが、本に比べると薄味で、まったく改変しちゃった部分もあってちょっと疑問も。
でも、どちらも極地の生活を知るには入門としてはうってつけかと。
深刻にならずに読めるしね。

テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2021/12/31(金) 05:01:35|
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