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GEN'sログ(雑記)

イラスト&コミックのサイト「GENユニバース」の管理人GENのブログです。

TOKYO MX 円谷劇場 「帰ってきたウルトラマン」 15話

アメリカンクラッカーを操る少年の話。

冒頭、怪獣が送電線から電気を喰い、東京中の電圧が不安定になる。

ある、郷が休暇の日、榊原るみの弟次郎は見知らぬ少年と出会う。
その少年は、アメリカンクラッカーの達人で勉強も出来て、おまけにお金持ち、そして足を引きずっていた。
次郎はその少年に算数のノートを借りるが、3時に返してくれと言われる。

家に帰ると郷がおり、宿題は自分でやれとたしなめられ、2人で予定より早くノートを返しに行く。
少年の家は高台にある豪邸で、MAT隊長の兄で鉄道会社の社長の家であった。

出てきた和装の奥さんに挨拶をし事情を話すと、少年は「ノートは失くした」と言っていたらしい。
なにやら雲行きが怪しい・・・・・。
玄関を出ると少年がおり「3時じゃないと困るではないか」と、ひともんちゃく。
そこで、隊長が停電事件に関して秘密裏に何かしようとでもしているよう聞こえるように、うそぶき始める少年。
郷、「隊長がまさか隠し事を・・・」と焦る。

疑心暗鬼になった郷は、翌日みんなの前で問いただしてしまう。
しかし、そんな事実はあるわけもなく、逆に「甥は嘘をつかん」とやり込められてしまう。

こうなったら、ますます少年が怪しい郷、再び豪邸へ。
すると、ガレージの薄っすら開いたシャッターの中から声が・・・。
なんと、本物の隊長の甥が車の中に縛り上げられているではないか!!
やはり、あの少年は嘘つきの偽者少年だったのだ。
(すげ~展開、子供番組とは思えない)

そして、嘘つき少年の本当の住まいは・・・・・、
場末のトタン屋根のバラック・・・・、
それは、スラム。
セットではない本物だけが持つリアリズムが圧倒する町並み。

そこで、爺さんから語られる事実がまた、リアル。
少年の親父は電車の運転手。
あるとき、突如線路内に怪獣が現れ、衝突脱線の大事故を起こしてしまう。
もちろん親父は死んでしまい、現場に居た少年も足を悪くしてしまう。
少年の言う怪獣のことは誰にも信じてもらえず、全ては親父の操作ミスということになってしまう・・・。
それ以来の嘘つきなのだという。
その捻じ曲がった恨みが、前述のなりすましによるイタズラだったのだ。
(責任を押し付けた会社に対する恨みなのだ)
ちなみに、この説明をするのに爺さんはいちいち差別用語を使う。

実は、あのときの怪獣が再び現れているのを知っている少年は、「今夜、東京はめちゃめちゃになる」と脅す。

その夜、まさかと高をくくっていたMATだが、はたして怪獣は現れる。
しかし、またしても脱線した電車事故現場に行くと、怪獣はおらず、逆に少年を発見してしまう。
そして、少年が置石をしたに違いないと言い合うMAT隊員。
これでは、初動ミスをする地方の警察を見るようだ・・・。
だが、怪獣はいるのではないか・・・、と思い始めている郷は、再度少年に聞きただしてみたいと進言、受理される。

少年の逃げた亀を探してあげたりして気持ちが通じ合う2人に見えたが、少年が「親父を殺したのは怪獣だ!!」と力説するなり「嘘をつくな!!」と猪木ばりのビンタでぶちのめしてしまう郷。
(おいっ、信じてたんじゃなかったのか・・・)
真剣な親心から出た行動とはいえ、信じてもらえなかった少年の訴えるような目が悲しい。
そこに割ってはいる通信、発電所が襲われているという。
何をかいわんやだ。

怪獣が暴れだし、出動するMAT。
少年も愛憎半ばする気持ちを怪獣に抱きながら、怪獣に東京を壊せとせき立てる。
このときの特撮が大胆ですばらしい。
その後、少年親子のことなんか知ったこっちゃない怪獣に吹き飛ばされた少年を助けあげる郷。
「大丈夫か」の問いかけに少年、
「今更なんだい!!調子のいいこと言うな!!」とひねくれる。(そりゃそうだ)
しかし、郷が素直に謝ると「信じてくれたんだね」と許してしまう少年だった。
謝ったら判ってくれる時代の子供でよかったな、今だったら暴力を振るったと騒がれてMATはクビ間違いなし。

その後は、お決まりの「お~い」のフォーマットであるが、郷の呼びかける相手が少年であり、完全に気持ちが通じ合った2人(少年の足はいつしか治っている)が、水溜りというには深すぎる湿地帯のようなところで泣きながら抱き合う、という感動のラストになるのだった。

傑作です。

そして、少年を好演したのが高野浩幸。
そう、「バロム1」の片割れ。
なかなかの演技だと思ったら、そうそうたる芸暦の持ち主だったんですね。
高野浩幸Wiki

ちなみに、デーモン小暮の世を忍ぶ仮の姿は、この少年に似ていたそう。
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  1. 2008/09/30(火) 06:25:50|
  2. MX円谷劇場
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仮面ライダーキバ 第34話

いや、いいね。
いよいよ、複雑になってきたけど。
いい。

ギターの兄ちゃん、やっぱり戻ってきたか。
暗黒面に落ちて生まれ変わって来る、とは思ったけど。
意外とマトモというか、精悍になってくるとは、いい意味で軽く裏切られた。

カブトのときも、地獄見たキャラ2人が義兄弟になって戻ってくる、ってのがあったけど、
あれは、ただ単にキャラチェンジしたかっただけで、完全にストーリーからは浮いてたからね。
それに比べると、今回はちゃんとストーリー上意味のあるものになってていいです。

でも、こうなるとますます名護の立つ瀬がないな・・・・・。(笑)

ファンガイアで実験してる親父がゲストキャラなのか、レギュラーなのかは判りませんが、
なかなか面白い関わり方をしそうで、あれもいいですね。
女ファンガイア含めて。


それと、旧クイーンは見逃せんね。
眼帯とか・・・。
横顔がちょっと柴咲コウに見えたりして。
んん~~、いい。

テーマ:仮面ライダーキバ - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2008/09/28(日) 08:54:10|
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企画モノコーナーに「ポリマー」を追加

タツノコヒーロー・リメイク「破裏拳ポリマー」完成!!

ちょっと、掛かってしまいましたが、ようやく出来ました。
今回も、いろいろ変化球を含んだ5枚となっとります。


いや~、とうとう残すは「テッカマン」だけになりましたよ。
でも、これが一番やりたかったんだけど、一番難物なんだよね。
ほんとに。

いまだ、決定打が出てません。

納得できるものが出来るかしら・・・。


「ポリマー」はこちらから。

テーマ:自作イラスト(二次創作) - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2008/09/27(土) 11:09:47|
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TOKYO MX 円谷劇場 「帰ってきたウルトラマン」 14話

シーモンス後編。

冒頭、先週仁王立ちであったウルトラマンがせまる津波に術を掛ける。
高速で回転ののち止まったポーズは"命”(byゴルゴ松本)。
そして、気功術の先生のように手をクルクルひらひら、
最後には手旗信号か応援団のような素振りを見せ、波を逆流させてしまう。

物理法則をねじ曲げるとてつもない業かと思いきや、それはウルトラバリア(バーリア)であった。
どんだけ踊らなくちゃいけないのか・・・、しかも著しく体力を奪われ、それだけで瀕死に。
相変わらず弱いぞウルトラマン。

瀕死なもんで、ここからの怪獣によるいたぶりが凄く、角でウルトラマンを跳ね上げたかと思うと、そのまま角でお手玉。
その様子はいつぞやのクリリンの如し。
たまらず変身を解いてしまうウルトラマン。

その後、怪獣に居座られている工場が自衛隊に排除を頼んで、またまたMATとぶつかる。
この怪獣は夫婦で組んでいて、メスをいじめるとオスが天変地異を起こすのでうかつに手は出せないのだ。
郷たちはとりあえず自衛隊を説得し、怪獣の行動原理を推測。
結果、郷の推理であらかた判ることに。

事故以来呆けてしまった船長は、罪を着せられ補償まで負わされそうになるが、そこは呆けてしまったのでセーフ。

その後、MATと自衛隊のいざこざが激化、失敗も重なり追い詰められるMAT。
そこで、起死回生の新レーザー兵器を2日で完成させ、いざ出陣、こうなったら天変地異を起こされるより前に倒す決意。

しかし、そこでも失敗してしまい決定打とはならなかった。
空から援護していた郷は怪獣の起こした竜巻に巻き込まれ、死に損なってウルトラマンへ。
(「お~い」フォーマットのフラグ立つ)

ウルトラマン、前回の恨みとばかりに2匹とも半殺しに。
が、倒すのではなく海へと逃がす。
情けを掛けるのもいいが、卵を産みに来てたんだから、たぶんまた来るぞ。

ちなみに、船長は娘に連れられ、ショック療法とばかりに怪獣のそばに立たされていたが、角から発された電光で目が覚め、まともにもどる。

そして、とうぜん海ではゴムボートに乗った郷が「お~~い!!」(フォーマット成立)。

そして、大団円へ。

前後編とも、話も演出も特撮も並以上。
佳作です。
小林昭二の演技が光る。
  1. 2008/09/23(火) 06:10:29|
  2. MX円谷劇場
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トップ絵を変更

取り急ぎ、ガリー・フォイルを描いてみました。

短時間の割には・・・・・・・・、ってとこかな。

身体の機能を全開にして各部が発光してるとこです、一応。


ガリー?って人は、2つ下の記事を参考に。

GENユニバースのトップにはここから。

テーマ:自作イラスト(二次創作) - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2008/09/21(日) 10:24:25|
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仮面ライダーキバ 第33話

まったく、すげー展開だぜ。

こう、見たいものが見れてしまうと、なんか信じられないんだけど・・・。
まさか、音也がバイオリン造りだすようになったきっかけまで詳細にやってくれるとは・・・。

ここ数年の消化不良な展開が何だったのか、むしろそっちの方が腹立ってくる。
だって、やれば出来るんじゃない。
作り手側の能力の問題なのかと思ってたからさ。

あれ、それともバンダイの社長って代わったっけ?

まぁ、いいや。

それにしても、現在、過去とも恋愛模様が際立ってるね。
でも、あれじゃゆりがかわいそ過ぎる。

また、キングがカッコいいこと。
フィニッシュ技が中条きよしかと思ったけど。


いや~、これじゃ来週からもますます目が離せないな。
(名護の持て余されっぷりにもね)

テーマ:仮面ライダーキバ - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2008/09/21(日) 08:52:03|
  2. 仮面ライダー
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虎よ、虎よ!

41rvKVMYwzL.jpgたまに、手にした瞬間、目にした瞬間に「しまった!!」、と思わされる物に出会うことがある。
それは、「うわっ!!いけない、何で今まで知らなかったんだ!!」「何で、これに気付かなかったんだ!!」、という「しまった!!」であり、それは、一瞥しただけで予想が当たっていることがほとんど。

これも、まさしくそんなもののひとつ。
アルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」、です。

まぁ、これの場合、前から気になってはいましたが、長らく絶版という手に取りにくい条件も重なっていたからなんだけれど・・・・・・・・。

で、

で、である。

端的にどうだったのか、というと・・・・・・・・・・・・・。

こ れ は、とてつもない大傑作ですよ。
まっ、なにを今更という、読んでなかった恥ずかしさも若干以上にありますが・・・・・、
ここは、未読の人に向けてあえて書きますよ、えぇ。

一応、ネタバレしないようにストーリーには触れないように書きますが、
まず、何が凄いって・・・・・、
着想が凄い。
SF的設定が凄い。
ストーリーが凄い。
それを作り上げるアイディアが凄い。
さらに、その盛り込まれた数が凄い。
キャラクターメイキングが凄い。
その、端役に至るまでの個性が凄い。
広げられた風呂敷のデカさが凄い。
その、広げられた風呂敷を、ひとつ残らずくまなく拾っていく様が凄い。
語られる文体が凄い。
その、スピード感が凄い。
挑戦的なアバンギャルド感が凄い。
後人に与えた影響が凄い。
そして、これが、1956年に書かれて、アイディアのほとんどが初出だ、ということが嫌になるほど凄い。


いや、もう筆舌に尽くしがたい・・・・。
とにかく、凄い。
この矢継ぎ早に繰り出されるアイディアと、圧倒的に進んでいくスピード感は、「はじめから読者をグイグイと引き込んで・・・・」なんてもんじゃなく、ほとんど"出会い頭のもらい事故”、気が付いたら満身創痍の虚脱感。


とにかく、手にとって欲しい一冊。

ちなみに、世界中の人が影響を受けた本作ですが、
日本でのその代表は、石ノ森章太郎と大友克洋(大友さんは帯書いてます)。
石ノ森にいたっては、手塚が「海外のSFから拝借しすぎ」と注意したのが頷けるレベル。(読んだら判ります)

せっかく再版されたんだし、是非一人でも多くの人に体感してもらいたい・・・。
ということで、これを読んだら
「本屋にジョウントだっ!!」
  1. 2008/09/20(土) 23:44:46|
  2. 本、コミック感想
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TOKYO MX 円谷劇場 「帰ってきたウルトラマン」 13話

科学特捜隊のキャップが謎の歌を朗々と歌い上げる話。

冒頭、宝石の原石を積んだ漁船の上で宴会が開かれている。
船長と思しき男が聞いたことのない言葉で歌を歌うが、この男が小林昭二、
ここでの通り名も"おやっさん”。

その後、船は唐突に船倉に穴が開き沈没、おやっさんは自分が歌っていた謎の歌に出てくる怪獣、
シーモンスを見る。
このときの、海からのぞく怪獣の頭部のアップは不気味で迫力あり。(造型はドイヒー)
10日間、ゴムボートで漂流のちMATに救出される。

責任ある立場のおやっさん、積荷もろとも船も船員も失ってしまった責任をマスコミその他に入院のさなか問い詰められる。
この辺の流れはリアル。
おやっさんは、ショックのあまり呆けてしまい、うわごとの様に「シーモンス・・・」とだけ繰り返すのみ。
娘によると昔から伝わる夫婦怪獣の片割れらしいが、誰も、MATすら信じない。
ちなみに日焼けの演出なのか、おやっさんの顔はゾンビのよう、焦げたパン粉のようなものが大量に付着している。

その後、生き残りの船員が録音していたおやっさんの歌を、MATに何かの足しにと提出。
ここで、その場でテープを聴いた隊員の岸田が「芝居用の土民の歌みたいだな」とギリなセリフを吐くのだが・・・・・・、
実はギリではなくアウトだったようで、過去の再放送ではカットだった模様。
しかも、今回のものは更にセリフが差し替えられていて(DVDか?)、もとは「南洋の土民の歌に似ているな・・・」だったらしい。
そう思って見てみると、口とセリフがあっていない。
さすがに、特定の場所を指して土民呼ばわりはマズイとみえて、少しニュアンスを弱めたのだろうと思われる。
ちなみに、「芝居用の土民の歌」はホントにあるものみたいですね。

MAT本部にテープを持ち込みコンピュータで分析、歌詞の内容が判る。(どんな仕組みかは不明)
娘の無茶な行動、歌の秘密(おやっさんが戦時中に南洋で土民に教えてもらったらしい)、更なる歌の内容(片割れの怪獣をいじめるととんでもないことがおこるとか・・・)などなどの展開があり、シーモンス東京に出現。

はじめMATは排除してしまおうとするが、郷に忠告され歌のとおりにとんでもないことになってはマズイと様子を見る。
が、どこぞの軍隊が爆破攻撃でいじめる。
シーゴラス出現。
大津波くる。
郷、不明になっていたおやっさんの娘を見つけ、津波の迫るなか小走りで駆け寄っている最中に変身。
ちなみに、変身のシークエンスが終わって最初に出てくるウルトラマンの首の皮がダブダブ。
大胆な津波の合成のオンパレードのなか仁王立ちのウルトラマン、何をするでもなく突っ立っているところでつづく。

おぉ、なんと前後編であった。
  1. 2008/09/16(火) 06:31:54|
  2. MX円谷劇場
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仮面ライダーキバ 第32話

何なの、この面白さ!!
んで、何なの、この情報量!!
3、4話分あったんじゃないの。

このとこ、ファンガイア関係の話が面白いな。
ちょっとずつ、いろんなルールとか見えてきたし、また新キャラがいい感じだよ。
設定もいいし、役者もいいし。(それにしても、かっこいい人っていくらでもいんだな)
演技も出来てるのが感心する。
と、いうかキバに関しては、演技の面で目をつぶるということがないのが、そのまま面白さを後押ししてる気がする。

名護は・・・・・・、奇人も通り越して、もはや"面白い人”になりつつあるな。(若干、本人の演技も変わってきてるぞ、いいのか?)

で、また、過去話で音也とゆりがまだ結婚してないことに愕然としてしまった。

悪キバもなかなかよさそう。

今回は、過去と現在の変わり目の部分とか、演出もよかったですね。


でも、多分子供は全然理解できてないんでしょうね・・・・・。
おもちゃが売れないと、番組的には悪だから「響鬼」んときみたいにならないか、
それだけが不安要素だな。

テーマ:仮面ライダーキバ - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2008/09/14(日) 08:57:19|
  2. 仮面ライダー
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TOKYO MX 円谷劇場 「帰ってきたウルトラマン」 12話

MAT隊員が火の輪をくぐる話。

冒頭、三ヶ月に一度の厳しい訓練をしているMAT。
火の輪などをくぐっていると、いかにも70年代風の長髪バイカーが紛れ込んできて、バカにしながら邪魔される「どうせ、怪獣ごっこだろ」。
郷は山の陰に少女を見る。

その後、バイカーたちは矛先をその少女に向け、いたずらにはやし立て、いい気になっていると怪獣出現。
MATに発見されたときには茫然自失の廃人状態。
しかし、少女の姿は無い。

怪獣がその少女の住んでいる奥深い山村(村といっても、たった一人だけで住んでいる)に行く可能性があるということで、郷が保護に向かう。

村に着くと、この村以外の周りは被害が酷いのに、ここに怪獣は来ないというのを聞き「あなたが怪獣を操っているのでは」と、いきなり核心を突いて動揺させる。
しかし、怪獣が来ないのは、この土地の硫黄を含む岩が嫌いなだけで、少女と怪獣のつながりは無い。

少女が頑なに一人で山暮らしをしているのは、死んだ高名な画家だった父親と暮らした思い出のため。
今は、主に娘しか描かなかった父親の作品に囲まれて一人きりで生活している。
山奥を父親が選んだ理由は、交通事故にあった娘をリハビリさせるためと、ここが車の絶対無い場所だったから。

その後、MATが再度出現した怪獣の目を攻撃したおかげで、方向感覚がなくなり、普段は近付かない少女の小屋の方へ。
火を吐くと小屋炎上、少女「父の絵が!!」と半狂乱で飛び込む、郷も飛び込む。
が、火の手は早く、いかんともしがたい状態に・・・、そのまま、どうしたらいいんだと悩む郷の心理状態を表すかのように画面がグルグル回りだし変身へ。

あとは、お決まりのコースで怪獣倒して、怪我した少女を抱いた郷が山を降りてきて大団円・・・・・・、と思ったら。
「死ぬんじゃないぞ」と励ましている郷の腕の中で少女絶命。

えっ!!

あれっ!?

あっ、死んじゃった。

その後、父親の墓のとなりに勝手に埋葬してるんで、ホントに死んだ模様。

(暗いよ・・・・)


最後は、「あの怪獣は、死んだあの子の父親が化身した姿だったのでは」、というスピリチュアルな方向にもっていって、みな納得。

結構、佳作。
  1. 2008/09/09(火) 06:08:32|
  2. MX円谷劇場
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ハリウッド・リメイク版「科学忍者隊ガッチャマン」

ヤバイよ!!ヤバイよ!!

と、いうことで、以前から噂ばっかりでホンマにやるんかいな、と思っていた、
ハリウッド・リメイク版「ガッチャマン」が本格的にお目見えしそうです。
(ハリウッドとはいうものの、香港の会社が製作のCGアニメですけどね)

まぁ、とりあえず内容うんぬんはどうでもいいんですが、発表されたデザインが・・・・、
http://blog.livedoor.jp/hirobillyssk/archives/1182729.html
これ、なんですが・・・。

なんか似てないっすか、この間描いた、
http://www.geocities.jp/gen_universe/goennsub56.html
これに・・・。

よく見りゃ、そんなに似てるわけじゃないんですが、色の分割具合がちょっと似てたもんで、
一瞬ビックリしました。



まっ、また、たわごと言ってると思って聞き流して下さい。
  1. 2008/09/08(月) 04:41:21|
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仮面ライダーキバ 第31話

うおおおおおっ!!
かっこいい、女性陣が圧倒的にかっこいい!!

かつて、こんなに女性が活躍してかっこよかった特撮シリーズがあっただろうか。

うう、今週はこれに尽きる、あとは何にも言えねぇ。

テーマ:仮面ライダーキバ - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2008/09/07(日) 08:30:18|
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ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命

61Hoa2gl7jL.jpg以前紹介した「オタク・イン・USA」と同種の本です。

はじめは、日本の作品のあちらでの評価や評判を更に知るつもりで読み始めたんですが、ちょっと様子が違ってました。
グローバルな視点で書かれたもの、ということは判っていたんですが、作品紹介のようなものではまったく無く、
ポップカルチャーに見る日本文化の特殊性やアメリカその他西洋諸国文化との相違、また、日本のアニメ業界の措かれている立場や今後なすべきことなど、社会学、文化人類学はたまた経済学的なアプローチでその秘密に迫った好著でした。

著者が日米ハーフ(どっちかっていうとアメリカ育ち)ということもあって、どちらの文化に対しても正確で誇張が無く、しかも一般のアメリカ人に読ませるつもりで書いているので(翻訳本です)オタクてき閉鎖性も無く、判りやすいのもいいです。

ただ、視点が非常に鋭いので、今のアニメ業界の現状を知れば知るほど、まんじりともしない気分になりますが・・・・・。

読み始めてすぐは、ややアメリカよりで上から目線な気がして、感想では批判してしまうかなぁ、と思ったんですが、それは過剰に日本側を持ち上げないという姿勢であって、最後まで読んでみると、非常に建設的だし今の日本の文化の輸出という問題を考えたとき、とても大切なことを助言していると感じられました。
むしろ、アニメ好きや日米のサブカル好きみたいな人にではなく、会社の経営者のような人に必要な本ではないかと。

というわけで、非常に情報量が多い中から2、3「これは・・・」と思った話を紹介。

「日米の文化、考え方の相違から来る表現の幅の決定的違い」といった内容の項目で、
たとえばアダルトもののジャンルの多様性が、圧倒的に日本に軍配が上がるのは、日本が空想と現実を厳格に区別しているから、つまり、どんなに空想で犯罪的な行為をしても社会に規律のある日本では現実に行為に及んでしまう人の数は少ない。
それに比べてアメリカは、現実社会が犯罪的行為で溢れているので、せめてフィクションだけでも表に触れないようにしようと規制するからだ。
といった記事がある。

これだけならよく聞く話なのだけれど、それについて日本は規制が甘いとか(同人誌の著作権の問題などでもそうなのだけど)、こういうアメリカ並みに取り締まらない日本は国際的に見て遅れているのでは・・・、と思いがちな問題を、「むしろ許容してしまっている日本社会の方が何でも規制する社会よりも精神的に成熟している」とみる。
そして、そのことが日本文化の無限の想像力の広がりを手助けしている、という。

これには、正直目からウロコだった。

かつて、岡村靖幸が「電車の中でマンガを読む、親父くらいの人」を「ダサいんじゃないのかなぁ~」と歌っていたけれど、そんな親父がいていい社会の方が進んでいる、とハッキリと論理的に断言しているところがすばらしい。

2、3紹介と言ったけど、すごい長文になりそうなんで、あとは簡単に。

大成功したかに見えた「ポケモン」のアメリカ進出も、実は「フォーキッズ」という会社に契約で負け(はじめは気付いていない)、利益の大部分を搾取されていたこと。

「ライオンキング」問題で、手塚プロは「問題ない」的なコメントを出していたけれど、本当はアメリカに乗り込んでディズニーに釈明を求めたのだけど、返り討ちにあって逃げ帰っていたこと。

などなど、考えさせられるエピソードが多数。
というか、そっちの方が多いです。

ほかにも書きたいことが沢山ありますが、それは読んでもらうとして、
最後に、日本語版あとがきの最後の言葉が全体を要約しているとだけ言っておきましょう。


あと、著者が作家もしている関係で、文章が非常に持って回った言い方(文学的というんでしょうか)になっているので、人によっては読みづらいかもしれません。
私は、読み始めのころなかなか意味が入ってきませんでした。
でも、最後には味わいのある感じに変わっていましたけど。
(むしろ、読みやすいという感想もありましたが・・・)


まだ、出てからそんなに時間がたっていないので、興味のある方は内容が古くなってしまわないうちに読むことをお勧めします。

では。
  1. 2008/09/07(日) 08:02:11|
  2. 本、コミック感想
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過去のトップ絵をギャラリーへ

過去のトップ絵「春麗2」から「クラッシュ&ルミネッセンス3」まで5枚を各ギャラリーへ移しました。

それぞれキャプションも付いてますんで、どうぞ。


GENユニバース

テーマ:自作イラスト - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2008/09/06(土) 05:45:32|
  2. イラスト&コミック
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TOKYO MX 円谷劇場 「帰ってきたウルトラマン」 11話

防衛隊の長官を叔父に持つ、軍人一家の岸田隊員がむちゃする話。

映画のロケ隊が毒ガスにやられ、怪獣ではないかということでMAT出動。
全員死んでしまっているので、何が起こったかが撮影していたフィルム頼み、という演出が面白い。

実はこの毒ガスが、戦時中日本軍が秘密裏に作ったイエローガス弾と同じものだということが判る。
そして、そのガスは岸田の父親が開発に手を貸していたものであり、その違法性から、事実を知った祖父がそれを苦に自殺をしているのだった。

うおっ、何という話、すげ~社会派。

ちなみに、岸田家でのシーンで、すでに亡くなっている父親の肖像画が映るのだが、
これが非常にヘボイ。

その後、毒ガス怪獣は遺棄されたイエローガス弾を食べていたことが発覚し、岸田は「この怪獣だけは、自分の手で・・・・・」とチームワークを無視し独断でミサイル攻撃を仕掛ける。
普段、口うるさくチームワークだ、規律だなんだと、ことあるごとに注意してまわる岸田だけに、それを見た郷は「気でも狂ったんですか」とギリギリ発言。
単独行動が祟って怪獣に叩き落される岸田だが、ウルトラマンとの密約も無いため、ホントに死に損なって入院。

あとは、残りのMAT隊員で怪獣を殲滅させるべく出撃するも、毒ガスにやられ、今度は密約ありの方が死に損ない、こちらは変身。
怪獣を倒し大団円。
が、そのまま岸田の病院にシーンが移り、「お~い!」のフォーマット発動せず終了。

硬派な話といい、演出といい名作の部類。
地味にメカ描写もいい。
ただ、怪獣の造型が泣けてくるほど酷い。

こればっかりは、どうにもならんな。
  1. 2008/09/02(火) 08:47:21|
  2. MX円谷劇場
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