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GEN'sログ(雑記)

イラスト&コミックのサイト「GENユニバース」の管理人GENのブログです。

TOKYO MX 円谷劇場 「帰ってきたウルトラマン」 25話

じゃみっ子がマットガンを乱射する話。

冒頭、高級マンション建設現場からコンクリートだけが空中に消え去るという怪事件勃発。
MATがコンクリの行方を追うと、銀河のかなた"ザゴラス星”に引っ張られているという。

調査により、マンション事件と同時刻に地下変動のあったという消えたコンクリの砂利採掘現場、群馬県あいの村へ郷と南が向かう。

道中、空から寒村を見て南は"じゃみっ子”といじめられていた子供時代が蘇る。

非力で弱虫、いじめられても言い返せない、先生からも褒められたことが無い、暗黒の少年時代だったが、家のそばに熊が出たとき隣の猟師の家から銃を持ち出し対決。
撃ちはしなかったが、それ以後一目置かれるようになり、自分にも自信が付いたのだという。

それを受け「そんなムチャをどうして」と郷に問われ、目を据わらせてメラメラと熾き火の如き情念の炎を熾すよう南が云うセリフがまた凄い。
「ムチャって物はね・・・・・」
「逃げ場が無いぐらいいじめられ、追い込まれたものにしか出来ないんだ!!」
小学生にして社会の醜さ辛さを嘗め尽くしてしまった者のみが持つ凄み。
南はそのときの影響か、今はマットガンの名手。
ちなみに、"じゃみっ子”とは繭を作らない蚕から転じて出来た、誰からも相手にされない子のことを揶揄する言葉。

その後、南のアップから思わせぶりに場面は小学校の木造校舎、放課後立たされている子供へと移る。

水の入ったバケツを両手に持たされているだけでも、今の倫理観から言うと虐待に近いのだろうが、そこへ悪ガキたちが「じゃみっ子が立たされてる」とからかいに来、「軽くしてやる」と頭から水を掛ける。
さらに「軽くしたんだから、ありがとうと言え」と土下座させ丁寧に謝らせる。
非常に陰湿かつ執拗である。
その後、先生が来て逃げるのだが、その先生も何も言わない少年に対して「しょうがないじゃみっ子だな」と見下すような言いっぷり。
これで心が捻じ曲がらないわけがない。

このあと、郷と南は村全体が乗る土壌の下に緑色の岩盤があることを確認。
と、同時に怪獣出現となるのだが・・・、小学校でも銅像にしがみついてるところを「早く降りろ」と、またしてもいじめられているバケツの少年が同じ怪獣を発見。
そう、さっきの水掛けいじめのシーンは南隊員の回想ではなく、あいの村の少年の今の出来事だったのだ。(ちょっと紛らわしい)

ウナギイヌにペギラの頭付けて直立させたような、ドイヒーな造型の怪獣は郷たちの攻撃で地下に潜行。

基地に帰ると、持ち帰った緑の石から、あの岩盤はザゴラス星からの隕石に間違いないという結果が出る。
しかも、村の岩盤は今まさにザゴラスに引っ張られている最中だという。

さっそく村人たちを避難させるため説明会を開くMAT。
出ないと村ごと宇宙だぞと言って聞かせると、「困ったなぁ・・・」
悩むな悩むな。

そんなやり取りの最中、例のじゃみっ子少年は、こっそりMATのテントに忍び込み、マットガンを強奪。
避難し遅れている、いじめっ子たち&見下し先生のところに行って、「俺は逃げないぜ!!怪獣を倒すんだっ、ついてこないか」と、場違いに息巻いてしまう。
そのうち、マットガンを見咎められ「そのおもちゃ、よこしなさい!!」と先生と揉み合っているうちに乱射。
先刻しがみついていた銅像を粉みじんに吹き飛ばす。
怯える一同。

マットガンを盗まれ大慌てで探している郷と南は銃声を聞きつけ学校へ。
少年は一人でもやってやると山の中へ。
南はその少年が"じゃみっ子”と呼ばれているのを聞き、ピクリ。

だいぶ行ったところでようやく追いつくが、そのころ村は地盤が浮き始める。

聞けば少年、父親は居らず、母親も出稼ぎで居ないという。
南は自分と少年の境遇をダブらせ、いじめられていることも言い当てる。
そして、「この子は生まれて初めて何かと戦おうとしている」「戦わせてやってくれ」と郷を説き伏せる。
そして、本当に少年を交え3人で戦闘開始。

その後、本格的に村が飛んでしまい、岩に挟まれ死に損なって変身したウルトラマンともどもラピュタよろしく宙へ。

かなりの高速で飛んでゆく浮島ならぬ浮村の上での戦いはなかなか面白い。
最終的に、振り落とされた少年と南をカプセル状の物の中に収めて助け、怪獣は空中で振り回して浮村にぶつけ爆破。
少年と南は助かり、郷も「おーい!!」と戻ってきて大団円。

ラスト、故郷を失った少年を慰める南に対し、少年は「また(こんなことが)起こらないかな」とマットガンにほお擦り。
「今度はもっと撃ってやる」と空に向かってめちゃくちゃに乱射する少年。

どうやら、南は少年ゲリラ兵を造り上げてしまったらしい。
いつまでも撃ち続け、無邪気な残酷さを剥き出しにする少年に南は「もうよせっ!!」、と目で訴える。
そして間をおきニッコリ笑って「もう、いいだろ」と諭すと我に返る少年だった。
すんでのところで少年の心は曲がらずに済んだのだ。

社会派。
少年の(少々歪んだ)成長物語。
南隊員の目の演技が冴える、傑作といって差し支えない一本。

(冒頭のマンション等、特撮にも見所あり)
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  1. 2008/12/09(火) 05:46:29|
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