南と上野が霜げる話。
豪雪の山中、何かを探しながら登る男女。
どうやら長野に12年ぶりにイエティーが出るらしい。
男は学術的に雪男を調べており、女はそのフィアンセ。
話に夢中になっていると、“ゴン太くん”のような鳴声とともに、逆立ったじじいのキンタマのような頭の不恰好な雪男が登場。
女が滑落し損ねるのを助けたり、愛の確認をしたりしてから男が雪男を急いで追うと、「あぁあぁぁ~~~~~!!」と下手糞なターザンのまねの如き悲鳴で、一瞬笑わせてんのかと思わせといて行方不明に。
そのころ、MATには「長野に雪男出没」の報が入り、同時に天文台からは「絶対零度の星急接近」との情報も入る。
隊長の嫌がらせで岸田と郷が長野行き決定。
正月の放送だったらしく、デスクにデカイ鏡餅あり、ちなみに今回は「冬の怪奇シリーズ」第一弾らしい。
現地に着くと村人から山にはイエティーがいるから行くなと念押される。
しかし、前出の女がキンタマイエティーから奇跡的に逃れて病院に収容されており、そこで再度襲いに来るであろうキンタマから女を護るよう言いくるめられる。
病室で腐りつつ寝ずの番をする岸田と郷。
さっきは吹雪でよく見えなかったが、よくよく見ると女装した“なべおさみ”のような顔をしたその女は外にキンタマの影を見る。
女と郷、岸田の3人で押し問答していると、死んだかと思った男が、全く別人のような雰囲気で登場。
雪男はいない。研究(論文)も中止、と、にべも無い。
結婚も延期らしい。
男の身体は恐ろしく冷たく、温まっていくよう進めると憮然として帰ってしまう。
場面は変わって正月を楽しむ団地の子供たち、訪問する郷。
次郎はすっかり先週からいきなり登場の“ルミ子”の家に厄介になっているらしく、過去のトラウマを思い出したくない一心で気丈に明るく振舞っている。(もちろん、そんなつもりの演出ではないだろうが)
話の流れでルミ子が女装なべおさみの友人だということが判明。
女なべに会いに行くことに。
話によると、雪男男は資料と一緒に蒸発。
目撃例の12年周期と絶対零度星の接近に関連性を認めた郷は天文台へ。
むりやり女なべもついてくる。
そのころ某公園では、雪男男が“急激にしおれるコンブ”の形態模写をすると、キンタマイエティーが現れる。
長年、雪に隠れて集めた地球の資料がいい感じになってきたので侵略開始らしい。
男の資料も処分してくれた模様。
このキンタマ、造りに妙な質感があり、遊園地に打ち捨てられたコンクリ製の人形の塗装が剥げた感じにそっくり。(クチバシあり)
他のキンタマが居心地がいいように、巨大になって街を凍結させていく。
凍っていくストップモーション撮影がいい感じ。
天文台からの帰り、「東京に巨大キンタマ出現」の知らせを丘隊員から聞く郷。
通信用のレシーバーがヘルメットの耳にうまく戻らず、ヘルメットがずれ顔が歪む。
凍る街にMATも出動。
バズーカ等で地上から応戦する南と上野。
冷気を浴びて暗黒舞踏のダンサーのようになる。
何故かブランコに乗る雪男男を発見した女なべは、郷が固まるほどの凍気を浴びながらもものともせず男の下へ。
郷は暗黒舞踏のダンサーになりながら、突っ伏したと同時にデコにスイッチでもあるかのように変身。
その後は、凍って死に掛けたり、火災の火で暖を取ったり、腕輪の大安売りで最後は星までぶっ壊し大団円。
男はなんと生き返る。
MATで顛末を談笑、セリフにBGMが被っていき、なし崩しにEND。
いろんな意味で、なかなか面白い話ではあるが、
「雪男が実は宇宙人で地球を調査している」
「人に知られないようにしている」
「知ってしまった人には何らかの妨害工作をはかる」
など、クトゥルーっぽい感じが、いい味になっている。
次郎周辺の話はやっぱりどうかと思うぞ。
(実はルミ子があんまり可愛くないことが発覚、・・・・・残念)
スポンサーサイト
- 2009/03/17(火) 09:40:27|
- MX円谷劇場
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0