TACが子供たちを危険に陥れる話。
主な登場人物
「北斗星司」 男側主人公。南が早退したので今は1人でAに変身。池田鉄洋的オーバー演技傾向あり。常に怒られ役。
「南 夕子」 女側主人公。ゲッセイジンだったため早退。
「竜 五郎」 TAC隊長。必殺技「一週間の謹慎」。とにかく様子を見る男。
「山中一郎」 射撃の名手。何故か2丁の両手撃ちが基本。直情型のキ印野郎。
「吉村公三」 宇宙生物の権威。今のところ全くの空気。
「今野 勉」 ロケット工学のオーソリティー。デブキャラ。人の失敗をネタに笑いを取るのが趣味。光の速さで心が折れる男。
「美川のり子」通信、副官担当。爆弾魔。エロ担当。1回死亡後なにげなく復活。
「梶 洋一」 兵器開発主任。新興宗教の教祖のような制服着用。独特の梶理論を展開。
ダン(渡辺直美似の少年)やその友達がAを気取っていじめっ子を退治するシーンからスタート。
境内で遊ぶ子供たちの様子が非常に昭和的。
いじめっ子の母役で塩沢とき出演。
その後、ダンと友達はカラフルな気球が空き地に降りるのを見つけ駈けつける。
気球のそばには既に多数の子供が集まっており、降りてきたヒッピースタイルの“感じの悪い笑い飯”のような2人組みは「乗せるから並べ」という。
ダンの友達はズルして横は入りで1番に、抗議する子供の中には結構大きい子もチラホラ。
気球が上がるとTACでは美川が異常をキャッチ。
宇宙生物の権威、吉村の意見では超獣とのこと。
しかし、エネルギーパターンのみで被害報告が無いことを理由に周りからは懐疑の目。
北斗と吉村はスペースで現地へ。
気球を見つけると北斗は気が緩み昔話に花を咲かす。
気を抜かない吉村に北斗は「何でも超獣、超獣、気にし過ぎ」と、いつもとは全く逆のシチュエーションを楽しむよう。
スペースが去るとゴンドラでは怪光線が放たれ、子供たちはうな垂れて生気を失う。
そのあとも乗った子供たちはすべからく無表情になり、乗りはぐった子供たちも渡された風船からの怪光線で揃ってうつむく。
放された風船は気球の開いた口から吸い込まれ、唯一不穏な空気を察知したダンだけが正気でその光景を目撃。
ダンは友達の家に駆け込むが、母親は子供がマジメになったと大喜び。
異常事態に偶然出くわした北斗(TACからの帰り、ブレザー姿)に「気球は超獣」と訴えるも笑って却下。
「疲れたから、また」と取り付く島もなし。
気球に乗ると子供がおとなしくなり言う事を聞くようになる、という噂は全国に広まり、母親たちの熱心な乗せてくれ運動に発展、気球の誘致や夜のフライトまでが行われる。
ダンはおかしくなった友達を連れ出し、殴っても殴り返さない様子などで再度確認しつつ、TACメディカルセンターで検査を受けさせる。(「おかしくない」と反発するかと思いきや、素直になっているので「うんっ」と手を引かれて病院入る姿が可笑しい)
検査結果は「脳波なし」。
ダンはTACへの連絡を要求。
そのころTACでは吉村が気球を分析。結果再度超獣であることを確認。
今度は隊員たちも同意。
そこへメディカルセンターからの連絡が入り、子供たちの置かれている状況が判明。
隊長曰く「あの超獣は子供の瑞々しい魂を餌食にしていたんだ」「いい子になってるわけじゃない・・・、老人になってしまっただけなんだ」
老人は「脳波なし」ですか、そうですか。
ここへきて、ようやく重い腰が上がったTACは出動。
北斗も「あのとき、ダンを信じていれば・・・」
嫌というほど自分が経験してるのに、人のことだと気付けない北斗であった。
子供の生気を吸って10倍にも膨れ上がった気球は、子供が乗っているため攻撃不可。
気球が降りたときにチャンスを見出すため、TACは空から地上へ。
群れる親子を掻き分け「気球は超獣だ」「乗るな」と説得。
が、主婦たちの総スカンを食ってやむなく退散。
北斗の意見で本部の上に網を張り、ロープを切ってゴンドラを落とす作戦に変更。
本部上空まで誘導するため、子供しか乗れない気球にダンを潜入させる。
運転している笑い飯(操られている人間と判明)を黙らせるために麻酔銃、超獣である気球の攻撃には光線銃を渡しダンをせかすが、いつもの勝気でやりたがりの顔は影を潜め「怖いよ・・・」と泣き言。
北斗はウルトラ6番目をチラつかせ口車でやる気をアップ。
気球に搭乗するとすかさず作戦を決行するダン。
笑い飯にシュー(催眠ガス)、超獣にはチカッチカッ。
事情を知らない子供にとっては、知らない子が変な機械で大人を倒して気球を乗っ取ったようにしか見えないが、事態が事態、ダンも必死で説得の末、気球を本部上空まで誘導。
TACはさっそく大出力のレーザーをゴンドラのロープどころか子供まで焼き殺しそうな勢いで放つが、ロープは切れず・・・。
何度やってもロープは切れず子供たちは悲鳴、気球もたまらず本性をあらわに超獣になる。
腹の中に吸い込まれてしまった子供たちは、デク人形のように宙を舞う。
腹に気球、側面には腿までヒレ、頭は一つ目、長い耳に飛び出したホース状の口、手足にはトゲとムチ。
Aの怪獣としては個性がある方。
撃墜された北斗はパラシュートで降下中に変身。
激闘はするが、腹の子供たちを気遣っておもいきりやれないA。
唐突な「隙を見つけた」のナレーションが入ると巨大ビームカッターで首を落とし、さらに首なし遺体を縦にカット。
子供の居る腹まで真っ二つ。
左右に身体が分かれると内容物が噴出、中身は子供の生気が入った風船。
子供たちは風船を掴んで地上へ降りる。
わんぱくに戻った子供たちが境内で相撲を取るところでEND。
何といっても33話目にして2度目の吉村が活躍する回ということに尽きる。(笑)
「宇宙生物の権威」という肩書きがストーリー上生かされたのも初めてでは?(最初にあったかな)
と、いっても出ずっぱりの割には影が薄い。
北斗に較べれば吉村の方が全然イケメンなんで、北斗の親友役にでもしておけばいいと思うんだが・・・。(というか、吉村が主役でも全然問題ないわけだが)
話的には、相変わらず人を信用しないTACという組織の色(しきたりか?)が爆発。
作戦も結果も非常に子供を危険に晒していて見ていてハラハラ。
どうにかならんかな、この組織。
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- 2010/02/08(月) 05:21:43|
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