ウルトラマン風の宇宙人がナオキにジャンボーグをくれる話。
<主な登場人物>
■一般人
立花ナオキ(立花直樹)エメラルド星人からセスナに偽装するジャンボーグAを貰った本編主人公。大利根航空に勤めるパイロット兼整備係。キックボクシングの覚えあり。直情型。兄の嫁、その息子と暮らす。
伴野大作(田崎 潤)大利根航空社長。元PATメンバー。
■PATメンバー
立花 信也(天田俊明)PAT隊長。ナオキの兄。頭部に落石を受けいきなり1話にて死亡。
岸 竜蔵(大橋一元)PAT二代目隊長。沈着冷静だが熱血漢。
浜田 守(松川 勉)PATチーフ。面倒見のいい人格者。
熊井五郎(丸岡将一郎)デブキャラ。
野村せつこ(加瀬麗子)PATの紅一点。ナオキに世話を焼くお節介。
オリジナルのまま放送の断りのあと「ジャンボーグA」のタイトル。
ブラックホールに吸い込まれる虹色の光線、エメラルドの発光体が奥から画面に迫り、一杯になると手描きのデジタル表現によるモザイクからタイトル出現。
菊池俊輔作曲の勇ましいイントロから子門真人(谷あきら)の主題歌スタート。
歌詞は赤だがキャストなどの字が黒で少々見づらい。
曲は激しく既視感を憶える。(部分的に「ガイスラッガー」と酷似)ブラスの効いた後奏部分がよい。
社長1人に社員1人の大利根航空の滑走路でナオキがセスナを修理。
社長伴野がビラ撒きをせかす。言い争いから社長が放った空振りパンチによりセスナが回復し無事空へ。
ナオキの滑舌悪し。
ビラ撒きというのは広告を空から撒く宣伝方法のこと。
宇宙にポップな鉄アレイ型宇宙船が航行中。
グロース星人なる、顔の中心にひっくり返った壺の付いた、裃着たような悪宇宙人が地球に向けて宣戦布告。
日曜朝。
兄一家と暮らすナオキは、寝坊を甥の和也に高音のトランペット演奏で起こされる。
(本棚に“航空ファン”あり)
顔も洗わずパンをかじり怒られるナオキ。父と釣りに行くことを諸手を上げて喜ぶ和也、とホームドラマ的な日常が綴られる。
が、PAT隊長であるナオキの兄に未確認飛行物体出現の報が入り日常は非日常へ。
PATではスクランブルがかかりジェットコンドルが出動。
PATのスーツはグレー地に青と黒プラス白いラインで、なんとなく平成ウルトラの隊員服風。明らかにSAFよりはマシ。
マツダコスモスポーツで本部に向かうナオキの兄。
同乗していたナオキは降り際自前のポンコツ時計の代わりに、グラサンにスーツですかした兄の高級時計を貰い受ける。
突如の高級な貰い物のせいか、ナオキは柄にもなく兄の身を案じる。笑い飛ばす兄に不穏な気配が・・・。
上空でポップ鉄アレイと遭遇したジェットコンドル乗組員は、2個の球体を円柱で繋いだオレンジと銀の飛行物体をロボットと報告。
この認識能力の無さがそのままPATの無能さの表れでないことを切に願う。
ジェットコンドルは当然のように敵を見失う。
逃げた鉄アレイは崖下に隠れ、転送で出てきた裃野郎がトカゲに光線を浴びせ怪獣に仕立て上げる。
「ファイヤーマン」に出てきそうな腕の長いトサカレッドキングはダムに向かって大進撃。
地上から駆けつけた隊長(ナオキの兄)は、怪獣の出現に退却を命じるもダム付近に取り残された女の子を発見し1人突っ込んでいく。少女を抱き上げると巨大な落石を頭部に受け昏倒、そのまま帰らぬ人となる。
大利根航空では社長に「帰れ」と告げられるナオキが。
口篭る社長に兄に何かあったと悟るナオキ。
後日、教会で盛大な葬式が行われるが、認めたくないナオキは一人土手で葬送のトランペットを吹く。
怪獣の出現を知ると思うところあり、ダッシュで去る。
腕長トサカは東京にターゲットを変え大暴れ。
PATも総力を挙げて応戦するが太刀打ちできず。
そのさなかナオキはセスナで特攻を敢行する。
火炎放射に舐められたセスナは発火し墜落。キリモミ状態でナオキが絶叫しているとエメラルドの炎が接近、セスナを包み込む。
グリーンのもやの中で目が覚めるナオキ。
声がし振り返ると、中国のパクリウルトラマン風の御仁がなにやら上から目線でご高説を垂れている。
身体は銀赤だがエメラルド星人と名乗るその御仁は、勇気を称え、武器としてセスナに偽装すること事が出来る“ジャンボーグA”をくれるという。また、兄の形見の時計はジャンボーグを変形(変身)させるタイミングを教えるサインを出すよう改造したとのこと。さらに操縦方法は完全なシンクロ型で操縦スペースは目の奥だという。
セスナで再び目を覚ますナオキ。一瞬夢かと思うが生きていることに不思議を感じ、腕時計のサインを見て真実を確信する。
「ジャン・ファイト!!」の掛け声が衝いて出るとセスナは宙返りしジャンボーグの姿となる。
ジャンボーグAの姿を模したコスチュームにヘッドバンドと片側にアンテナの突き出たヘッドホン。手足からはコードが延び、なんとなくインディアンを思い起こさせるスタイルでファイティングポーズをとるナオキ。
ジャンボーグAを貰い受けたことに得心がいくと復讐心が込み上げる。
巨大な怪獣を前に一瞬ひるむも、果敢に攻撃を開始するナオキ。
尻尾攻撃などに苦戦しつつ、どことなくドナルド似カラーリングのジャンボーグを、頭部のトサカからブチ当て頸を切断、爆破させてフィニッシュ。
裃グロースが現れナオキに悪態をついてEND。
初回としてはそこそこ安定していたかと。
主役がパイロットでホームドラマ的帰る場所もあり、地に足の着いた感じがよかった。
ただ、スタッフが「ミラーマン」と一緒ということで、若干不安もあるが、先を観てみないとこれは判断できないか。
変身ではなくロボットに乗り込むというところに新鮮味もあり、新味のある表現に期待したいところ。
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- 2011/02/14(月) 06:21:46|
- MX円谷劇場
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