ナオキがチンピラ飛行機野郎にジャンを横取りされる話。
<主な登場人物>
■一般人
立花ナオキ(立花直樹):エメラルド星人からセスナに偽装するジャンボーグAを貰った本編主人公。大利根航空に勤めるパイロット兼整備係。キックボクシングの覚えあり。無軌道な直情型。亡き兄の嫁、その息子と同居。
立花茂子(桜田千枝子):ナオキの義姉。PAT基地内で「スナック・PAT」を経営。昼下がりの団地妻風後家。
立花和也(香山高寛):ナオキの甥。茂子の息子。
伴野大作(田崎 潤)大利根航空社長。元PATメンバー。
■PATメンバー
立花信也(天田俊明):PAT隊長。ナオキの兄。頭部に落石を受けいきなり1話にて死亡。
岸 竜蔵(大橋一元):PAT二代目隊長。沈着冷静だが熱血漢。石原良純似。
浜田 守(松川 勉):PATチーフ。面倒見のいい人格者。
熊井五郎(丸岡将一郎):デブキャラ。ナオキからはダルマ呼ばわり。
野村せつこ(加瀬麗子):PATの紅一点。ナオキに世話を焼くお節介。ナオキからはアンパン呼ばわり。B級アイドル的容姿。
冒頭、ジーンズの上下に赤いヘルメットと革グローブ、背中にサックスを背負ってティアドロップ型のグラサンをかけたバイカーがカメラ目線で自己紹介。
大利根航空に向かうバイカーは道すがら、自分よりセスナの操縦が上手いパイロットの噂を聞きつけ確かめに行く途中、と自ら一人語りで説明し、己のことを“飛行機野郎”と抜かす。
いちいちカメラ目線で相槌を打つと、いきなり敷地でサックスの演奏に耽るバイカー。
社長をみつけるなり時代物のヤクザよろしく啖呵を切る。「手前、風間の一平と申すケチな野郎でござんす!」
笑って止めさせる社長だが満更でもない様子。
優秀なパイロットだという風間は、「入社させ、ジャンセスナに乗らせろ」と息巻く。
だが、只の飛行機ではないジャンセスナはナオキが乗ってこそ意味のあるもの。
ナオキは「命より大事なもの」と軽くあしらい追い返す。その足でスナックPATへ。
スナックではせつこが待ちぼうけをくらいブーブー。「せっかくの映画のチケットがまた無駄だわ」とすっかり彼女気取り。
それを見て和也が山本リンダの「狂わせたいの」の冒頭を歌い、他にも恋人居るのかもね的な大人びたからかいを見せる。
せつこが和也を追い回していると花束を持ったナオキが登場。
せつこ機嫌が直りご満悦。が、花はせつこを素通りしてカウンターの義姉へ。
再びむくれるせつこが可愛い。
宇宙船内のアンチゴーネ。
命令を下すと大利根航空付近の地中から尻尾が三つ又のツインテール式メカ怪獣が現われ、滑走路に迫る。
ナオキは一報をPATより早く受け、セスナを守りに飛んで帰る。
辺りの町(大利根航空のロケ地は埼玉県熊谷市)は攻撃により火の海。
社長はひとりで立ち往生して恨み言の嵐。
そこへ風間が駆けつけ、「セスナを移動する代わりに正式にパイロットとして迎え入れろ」と持ちかける。
社長が悩んでいるうち風間は消える。
ナオキが到着すると既に大利根航空の飛行機は黒コゲ。
ナオキは復讐に燃え、付近に停めてあったタンクローリーを動かし、突っ込んで復讐を達成しようと考える。
ファイティングスターからタンクローリーを発見したせつこは、鷹のような視力を発揮し、それを運転しているのがナオキと確認するとブサイクな顔で慌てる。
ナオキはそのまま突っ込み、三つ又ツインテールの短い足の間に激突、大炎上。敵を一旦退却させることに成功する。
見ていたものは、全員騒然となる。
CMが開けると顔が煤けただけのナオキがヨロヨロとカットイン。
なんと死んでいないばかりか、服にほころび一つない運の強さを見せる。
すっかり我に返ってジャンを失ってしまった事態のデカさにうろたえるナオキ。
ジャンセスナの模型を見つけ、砂をかけて弔いの真似事をしていると、何処かから軽飛行機のエンジン音。
見るとジャンセスナが帰還中ではないか。(!)
ナオキは破顔して走り出す。
ナオキがセスナに駆け寄ると急にスタジオ撮影になり、バックは青いホリゾントだけとなる。(下は地面に草)
ナオキと社長が喜び合いセスナを愛でていると、中からガチャリと風間が・・・。
顔を引きつらせるナオキ。
風間は「約束を守って貰おうか!」と凄み、社長は黙る。
「命より大事なら、もっと大切にしろ!!」と風間は有頂天になり、社長は「俺だって、つれぇ~んだよ」「お前がもっと早く帰っていれば・・・」と、うな垂れる。
にわかに掻き曇ると雨になり、とっくに降っているのに「一雨来るぜっ」とチンパンジーのような顔でカッコつけると風間は猿。じゃなくて去る。
同じ会社内とはいえ自由に乗れなくなってしまったジャンセスナ。
暗闇でひとりトランペットを乱れ吹くナオキ。
フリージャズを気取っているバックには、オーバーラップしてナオキの身の処し方(どうやら諦めて辞めるらしい)について語るそれぞれの人物。
義姉はナオキを憂い社長の行動に不審を抱く。
せつこはセスナを諦めるなと叱咤。
和也だけはスーッと目の前に現われ、「自分は父親を失ったけど、ナオキさんは何も失ってないのに逃げるのは卑怯だ」とえらく一丁前の説得をする。
ナオキ、メラメラと心に火がつく。
大利根の廃バスに泊まった風間は早く起こされたことに文句。ヘルメットを取った頭は張り付いたような短髪で尚更猿風味。
更に早く起きていたナオキは早くもセスナに取り付き拭き掃除中。
当て付けに取った風間がナオキに詰め寄ろうとすると、再び三つ又ツインテールが登場。
ジャンに乗る乗らないで大喧嘩が始まる。
埒が明かないと見るや、ナオキは隙を見て腕を引っぱり、勢いで放たれた左フックをダッキングすると右ボディーブローをお見舞い。そのまま腹を抱えて仰臥する風間に手袋を投げつけ離陸するナオキ。
倒れた風間はボーダーのシャツも相まって、なんだかプロゴルファー猿。
ナオキはセスナをジャンボーグに変型させると、目の中で操縦していることを断り戦闘開始。
剣を出して戦い、毒ガスなどに苦しみつつ、赤ランプ点等。(ダメじゃねーか)
それを見てすかさず2体目の怪獣を送り込んでくるアンチゴーネ。
ナオキが困り、アンチゴーネが高笑いをし、テロップで「4月より、091チャンネルでお送りします」が入ってつづく。
おかしなライバル登場で面白いのだが、ちょっと早いかなとも思う。
で、怪獣の名前を調べるためウィキを見ると、なんと2話ほど放送が飛ばされていた。
どういうことなのか事情は判らない。
これで、せつことの急接近にも納得が行くが、やらなかった分は後にやるのか?
怪獣の名前は、最後に飛んできた永井豪チックなのが“フライトキング”で、ツインテール型のが“キングジンジャー”。
王様生姜って・・・。雪国もやしじゃねーんだから。
セスナのシーンが急にスタジオになったのは天候を急変させるためだったんですね。
全然、リアリティーなくて舞台劇みたいでしたけど。
それと、もう一つ突っ込むと、戦闘中にジャンボーグが倒れこんで草を掴むシーンがあったんですが、ジャンボーグのサイズからすると草がデカイっす。
あと、どういう都合なのか知らないけどMXはコロコロ放送チャンネルを変えないで欲しいな。
追伸、風間役の“中村俊男”は、現在は“中村ブン”といって俳優やシンガーソングライターをやってます。
ちなみに、実写版「ドカベン」では“わびすけ”役。
なんとなく納得。
追伸の追伸、6、7話が飛ばされたわけですが、それぞれ6話にはコンビナートが、7話には病院が壊される描写があるそうなんですが・・・、その前と後の5話、8話には原発と発電所が破壊されるというダイレクトなシーンがあって、どっちかっていうとコッチの方がヤバ度が上なんじゃないのかと思うんですが、どうなっちゃってんですかね。
スポンサーサイト
- 2011/03/28(月) 05:32:55|
- MX円谷劇場
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ナオキがデートを押し付けられる話、もしくは発電所が火の海になる話。
<主な登場人物>
■一般人
立花ナオキ(立花直樹):エメラルド星人からセスナに偽装するジャンボーグAを貰った本編主人公。大利根航空に勤めるパイロット兼整備係。キックボクシングの覚えあり。無軌道な直情型。亡き兄の嫁、その息子と同居。
立花茂子(桜田千枝子):ナオキの義姉。PAT基地内で「スナック・PAT」を経営。昼下がりの団地妻風後家。
立花和也(香山高寛):ナオキの甥。茂子の息子。
伴野大作(田崎 潤)大利根航空社長。元PATメンバー。
■PATメンバー
立花信也(天田俊明):PAT隊長。ナオキの兄。頭部に落石を受けいきなり1話にて死亡。
岸 竜蔵(大橋一元):PAT二代目隊長。沈着冷静だが熱血漢。石原良純似。
浜田 守(松川 勉):PATチーフ。面倒見のいい人格者。
熊井五郎(丸岡将一郎):デブキャラ。ナオキからはダルマ呼ばわり。
野村せつこ(加瀬麗子):PATの紅一点。ナオキに世話を焼くお節介。ナオキからはアンパン呼ばわり。B級アイドル的容姿。
ナオキが仕事の不満をぶちまけ、滑走路で大人気なく駄々を捏ねるところからスタート。
PATのせつこからの電話が入り、小島よしお的ヘン顔でニヤリとするとデートを期待。
せつこの方もいつもと様子が違いやけに殊勝な応対で、本当にデートと判ると拍子抜け。
「アンパンからデートの誘いとはついてないぜ!!」とうそぶくと社長に「行って来い!!」と目玉。
そのころ山奥では、巨顔のKISSが鳥のバケモノを出現させている真っ最中。
「帰りマン」の石橋正次出演回の鳥を丸裸にしたようなバケモノは、ペンギン程度の短い翼でグングン飛んで都心へ向かう。
新宿公園で待つナオキ。
黄色い柄物のブラウスにグレーのパンツスーツでオシャレしたせつこが現われると、満更でもないナオキはうひょうひょ状態。
上機嫌なナオキが腕を組むべく肘を輪にして突き出すとせつこの「ちょっと待って」。
せつこが奥に声を掛けると、階段から黄緑色のワンピースに乙女カット風のなんちゃって麻丘めぐみが降りてくる。
バイオリンを持った一見しただけで判るお嬢様の登場に事情が飲み込めないナオキ。
すると「PATに戻んなきゃ」と勝手に帰ってしまうせつこ。
困ったナオキは、豊富だが将来ハゲそうな毛質の髪をバリバリ。
お嬢様それ見て「クスッ」。
鳥のバケモンは大胆な合成で奥多摩の第一発電所に現われると大暴れ。
連絡を受けたPATは昼食を中断してスクランブル。
喰い損ねたスパゲッティーを卑しく「スパゲッチ、スパゲッチ」と掻き込みながら急ぐ熊井は、デートを早々に切り上げて帰ってきたナオキと正面衝突。
スッ転げてナポリタンを頭から被った熊井は、中国の面のような顔して食って掛かる。
熊井を呼びに戻ってきたせつこはナオキを見てデートの詳細を尋ねる。興味津々といった体。
が、「お嬢様は苦手」「次回は無い」と冷たいナオキにせつこは思わず言葉より先にビンタ。
「見損なったわ!!」と出て行くせつこに黙って口を尖らし頬を擦るナオキ。
発電所では、鳥のバケモンが頭頂部にある鳩のクチバシの根元にある豆状の出っ張りのような赤い突起からビームを出して辺り一面を火の海に。
翌日、大利根航空に現われたせつこはナオキに昨日の事情を説明するべく「話を聞いて」と懇願。
昨日とはだいぶ態度が違うが、女の子を押し付けられたかたちのナオキは激怒。
どうしても取り合わないナオキにせつこは本当のことを話し始める。
実はお嬢様は重い白血病であり、余命を音楽に打ち込むことで燃え尽きようとしているのだという。
それを憂いたせつこは「遊びたかろう」とナオキとのデートをセッティングし、最後の夢である「セスナに乗りたい」という希望を叶えようとしていたのだった。
が、ナオキは「お芝居でもいいの」と言うせつこに、「芝居だとバレたらどんだけ傷つくか・・・」「くだらんおセンチ趣味に付き合うのも、まっぴらだぜ!!」と願いを断ってしまう。
と、タンカを切って強がって見せても内心悩みでいっぱいの未熟者ナオキは、原っぱでトランペット吹き散らして逡巡。
バイオリンの練習に励むお嬢様。頭の中では鳥のバケモノが渦を巻き、自分を連れ去っていくのではと妄想中。
密かに気を変えたナオキはそれとなくお嬢様宅へ「出てこないか?」と電話。
一言目で「頼まれたの?」と見破られ慌てて取り繕うナオキ。とにかく「よみうりランドの前で待ってる」と伝えると一方的に切る。
翌日、発電所では鳥のバケモンが見つからずPATが困るなか、よみうりランドではナオキとお嬢様が仲良く絶叫系アトラクションでお楽しみ。
夕暮れまで遊び倒すと、ベンチで夕日を見ながら「雲の上でバイオリンを弾きたい」「あなたのセスナに乗せて」とお嬢様。ナオキは二つ返事で承諾する。
と、カラスの鳴声に突如反応したお嬢様は立ち上がって絶叫。
「鳥に連れて行かれる」という幻想に、ナオキは妄想か、はたまた未来予知かといぶかる。
とにかく病状と鳥のバケモノには相関関係があるものと思い込んでいると知る。
倒れたお嬢様はそのまま危篤。
「死なせてたまるものか」とナオキ。外から夜を徹してトランペットで応援する。
お嬢様は「嘘でも楽しかった」とナオキとの一日を朦朧と振り返る。
翌日、外の車で夜を明かしたナオキは腕時計の光でグロース星人の出現を知る。
お嬢様に「メソメソしてるとメソ子ってあだ名付けるぞ」とおどけてみせ、「治るような気がする」と気持ちをアップさせると「仕事を片付けたら、セスナに乗ろう」と提案し、指切りまでして立ち去る。
お嬢様は本気に回復傾向をみせ、母親に化粧道具とバイオリンを要求。
上空のナオキは笑顔で「ジャンファイト!!」
やる気でみなぎるナオキは鳥のバケモノとガチンコ勝負。
ビーム攻撃にてこずりながら、必殺かざぐるまから頭頂部からの激突で鳥の頸を飛ばしてフィニッシュ。
急いでお嬢様宅へ取って返すと、そこには白い布を顔に掛けたお嬢様が・・・。泣き崩れる母親。
ナオキはバイオリンを預かり、セスナを飛ばして約束を果たす。
今はいないお嬢様と架空の会話を交わし、演奏会を始め、回想後、夕日に向かっていくセスナをバックにEND。
ケータイ小説みたいな、少女漫画みたいな、定型文で構成されたような話で、いわゆる人を死なせてお涙を頂戴する話なのだが、それなりに面白かった。
怪獣とお嬢様の関係がもっとハッキリしていたらなお良かったか。
意地っ張りどうしのナオキとせつこは見てると古いラブコメチックで面白くもあるが、この先発展するのだろうか。
敵側の話に重点が置かれないのなら、日常に恋愛要素なりなんなりがあった方が面白いのかもしれない。
今回も、3/20現在発電所が火の海になる話はちょっと不謹慎極まる感じが・・・。
MXの度量の深さには恐れ入るな。
- 2011/03/28(月) 05:31:34|
- MX円谷劇場
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ジャンボーグが原子力エネルギーセンター横で大爆発を起こす話。
<主な登場人物>
■一般人
立花ナオキ(立花直樹):エメラルド星人からセスナに偽装するジャンボーグAを貰った本編主人公。大利根航空に勤めるパイロット兼整備係。キックボクシングの覚えあり。無軌道な直情型。亡き兄の嫁、その息子と同居。
立花茂子(桜田千枝子):ナオキの義姉。PAT基地内で「スナック・PAT」を経営。昼下がりの団地妻風後家。
立花和也(香山高寛):ナオキの甥。茂子の息子。
伴野大作(田崎 潤)大利根航空社長。元PATメンバー。
■PATメンバー
立花信也(天田俊明):PAT隊長。ナオキの兄。頭部に落石を受けいきなり1話にて死亡。
岸 竜蔵(大橋一元):PAT二代目隊長。沈着冷静だが熱血漢。石原良純似。
浜田 守(松川 勉):PATチーフ。面倒見のいい人格者。
熊井五郎(丸岡将一郎):デブキャラ。ナオキからはダルマ呼ばわり。
野村せつこ(加瀬麗子):PATの紅一点。ナオキに世話を焼くお節介。ナオキからはアンパン呼ばわり。B級アイドル的容姿。
ナオキが空から戻り、愛機を「ジャン!」と愛でていると、「和也が失踪している」と社長から報告を受けスナックPATへ急行。
艶っぽい姉さんに「おねがい、さがして・・・」とシナを作られると、二つ返事で「まかしときって!!」
学校も休んで家にも戻らない和也は、パンダのぬいぐるみを抱えた7、8歳の頃の戸川京子と土手で石など投げて時間潰し。
両親とも海外に行っていて不在な戸川京子に「帰らないの?」「怒られるから?」と問われても強がるばかり。
しかし、心の中では今はいない父親の面影を追って動揺が渦巻く。
父親を思う気持ちはいつしか怒りに変わり「どうして、いなくなったんだよう!!」と怒鳴りながらブロック置き場を縫うように走る和也。訳も判らず置いていかれる戸川京子。
パンダを持った少女が一緒だったと知ったナオキは戸川京子を見つけ出し、なだめすかし、おどけてパンダで腹話術などして和也の行方をあぶりだす。大人びた戸川京子は「仕方なかったのよ」「怒らないであげて」とパンダを持っておどけているナオキがアホに見える冷静さを見せるが、最終的には不気味な笑顔で応対。
和也はひとり彷徨い、家族連れを眺めては昔を思い出し腐る。
橋の上でナオキに見つかり強引に引っ立てられる和也。第一反抗期勃発中なのか激しく罵り逃げ回る。意外に言葉が汚く少々驚き。
そんな折、グロースが現われPATはスクランブル。
ジャットコンドルの熊井と浜田は怪光線に目をやられ墜落寸前。
スナックでは母子が対峙。
睨み合いが続き、しょうがなく和也が口を開くと今日は父親参観日であった。
父が急死した和也は辛さに耐えかね学校を休んでいたのであった。
「男は泣くもんじゃない!」と母。
走り去る和也に、居合わせた社長が「行ってやれ」と優しさを見せるが、ナオキも「いいんですよ、ほっときゃ」「悲しいときは、とことん悲しめばいいんだ!!」
立花一族“鉄の掟”発令。
が、その後、母子ナオキの三人で夜道を家路に急ぐなか、ナオキは和也にグロース星人への恨みを炊きつけ、悲しみを怒りのパワーへと転化させる。
今まで我慢していた和也が感情を吐露し「ぼく、強くなりたい!!」と涙するいいシーンなのだが、スパルタ過ぎて少年テロリスト誕生のシーンに見えないこともない・・・。
数日後、和也と戸川京子を連れナオキはピクニックに行く。
道中、「いつも抱えているパンダは両親の代わり」などの雑談をし、野原を駆け回る。
すると、高台の草むらでグロースの反応があり、慌てて身を隠す。
転送されたKISSが置き忘れたパンダに光線を浴びせ、「東京のエネルギー源をことごとく叩き潰してやれ!!」と命令し帰還。
残されたパンダを手に取ったナオキはパンダの発した怪光線で目をやられ、子供たちは洗脳される。
子供たちは命令されるままバスに乗り都内へ。
ナオキはよく見えない目でスナックへ。
ヨタヨタ状態で「子供たちがさらわれた」と告げると、何故かいる隊長が「よし、俺が!!」と上が司令室なのか螺旋階段を登る。
子供たちは都内某所の“原子力エネルギーセンター”へ突入。門が閉まっているのでガチャガチャやっていると守衛が注意。パンダを渡され守衛が何のことやらな顔をしているとフラッシュ一閃。タッコングの下から脚が生えたようなパンダ顔のバケモノが現われ暴れ始める。子供たちは正気に戻り逃惑う。(ちなみに建物の看板は“東京放送センター”と読める)
センザンコウのような上半身に、胸から突き出た狂人のピエロのようなパンダ顔。
腰周りには爆弾になる球体がビッシリ茂り、転がると球体になり、胸のウロコ板は盾になり攻撃を防御。
てこずるPATにナオキはセスナで強引に出発。事情を知らない社長は命がけで止めるが「放さんかジジイ」と言わんばかりに強引に振り切ると離陸する。
ナオキはジャンボーグになり、「目の奥で操縦」のお知らせが終わると戦闘に移行。
散々痛めつけられるが、ナイフ投げやビームエメラルドなどで大爆発させフィニッシュ。原子力エネルギーセンターの横で大爆発させてフィニッシュ。
ジャンボーグAが戸川京子のパンダを空から投げ返し、KISSが悪態を吐いて、ナオキが社長と言い争ってEND。
父親を失った少年の悲しみを描いた佳作だと思う。
多少、通り一遍でありがちなのだが、和也の演技もよく、助けられていたように思う。
ちなみに、戸川京子は子役独特の臭くさ演技です。(そういえば最近見た「新必殺仕事人」にも10代と思しき戸川京子が出てました)
特撮もよく、独特な造型の怪獣も造り込まれていてよかった。
が・・・、3/14現在、あまりに不謹慎すぎて困る。
別に「ジャンボーグA」が悪いわけではないのだが、MXは何故放送しちゃったかな。
外枠に流れるニュースと映像がリンクしすぎで、もう、ね。
- 2011/03/28(月) 05:31:06|
- MX円谷劇場
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
忘れてた、今回はおふざけ回だったか。(笑)
ショッカー戦闘員、お前、「コントロール」出てたろ、三万円の男で。
あっ、違った・・・。「純情きらり」で長谷川初範の助手やってた人だ。(健康だっけ?、大人計画だっけ?)
寸劇、ノリノリだな。(笑)
甲斐まり恵は、自分が真矢みきと似てんの意識してんのか?
面白すぎだろ。
話はちゃんと進むんだな。
話数を無駄にはしないってわけか。
意外とカッコいいのが生まれたな。
色といい、形といい、イソギンジャガーだけど。(こいつの場合はイカゲソジャガーか)
なんなんだ、このゲスト連中は。
妹ちゃんだけなんで短パン履いてんだ。
ヘンな配慮すんな。
振り切ったな、甲斐。
(やっぱり、意識してんな、真矢のこと)
イカジャガーだったのか。
当たらずとも遠からず。
後藤は華奢過ぎだな。
肩幅狭過ぎるよ。
CMが後ろ過ぎるよ。
もう終わりか。
来週が楽しみだ。
テーマ:仮面ライダーオーズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2011/03/27(日) 08:43:12|
- 仮面ライダー
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
この成金ハゲ親父、どこかで見た気がする。
が、どこだったか、誰だったかは忘れた。
なんか、中国人だったような気もするが、忘れた。
この悪趣味怪人、動きが江頭に似てるな。
人のこと散々言ってるが、イエローもだいぶ性格悪いじゃないか。
わがまま娘のコはちょっといいな。
おいおい、CMの種類が変わってるじゃないか。
なんだ、後楽園ホテルって。
ドーム自体自粛の方向なのか?
アトラクション事故といい、停電といい、大変だな東京ドーム。
歌だけじゃなくて本編でも各戦隊の解説入れた方がいいな。
オシシ仮面。(笑)
おぉ、来週、ニキニキ来るか!!
見てたぞ、「ゲゲゲの女房」。
なかなか、いい演技してたよな。
テーマ:海賊戦隊ゴーカイジャー - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2011/03/27(日) 07:59:37|
- TV、映画、DVD、CD感想
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

「W」の公式読本読みました。
終わってから結構経ってたんですが、やっぱり好きだったんですね。
手に取ったら欲しくなってました。
もっとも、寺田克也のドーパントデザイン画が載ってるから、というのも理由の一つですが。
で、この本ですが、後発だったせいか、差別化のためか、ストーリーを紹介したり、各話解説、というようなものではなく、主にスタッフ、キャストへのインタビューで構成されています。
しかし、その量と熱量の多さにビックリ。
厚さ自体も結構なもので、読むのにも時間掛かりました。
視聴率、おもちゃの売れ行き共に成功し、ライトからヘビーまでくまなく愛された成功作だけあって、インタビューされる側の愛情がみな尋常じゃないです。
それだけ拘り抜いて作ったので苦労も並大抵じゃなかったみたいですが、みなさん熱い。
やはり、スタッフが戦隊とアメリカ(パワーレンジャースタッフ)から加わったのは大きかったようで、いろいろといい方に改革が進んだようですね。
架空の街を創るという、いわば暴挙にも似た設定もそうですが、まず、怪人ありきでストーリーを作る、という一見当たり前のようなことも、平成ライダーにとっては初めてに近い作り方だったようです。(驚きですが)
キャストではやはり、寺田農が参加したことが大きかったようで、しかも寺田氏自身特撮好きなんで積極的に参加したことが全てのキャストの意識に、さらに一段階上のプロ意識を植え付けたようです。(全員、ド緊張だったみたいですが、つねに的確なアドバイスでフォローしていたんだとか)
それを除くとキャストの中では亜樹子役の山本ひかるが文字通り光っていたようで、スタッフ、キャストも感心どころか圧倒されてたみたいですね。
自分も当初、ブログの感想でボロクソに、やれ「可愛くない」だとか「こういう役はもっと可愛い人がやるべき」とか「顔がムカつく」とか言ってましたが、最終的には参ったというか、ある意味裏主人公であったと認めざるを得ませんでしたね。あのテンションの作り方はやっぱり凄いですよ。なんだかんだいって。
他、監督、プロデューサーはもちろん、スーツアクター、バンダイ、石ノ森プロ、外注のデザイナー、などなど様々な苦労話と裏話がざっくばらんに載っています。
いままで、平成ものの特撮には深く触れてこなかったんで、だいぶ勉強になりました。
バンダイの人は、あくまでオモチャとして子供に向けてのみデザインしていること。
石ノ森プロは、あくまで石ノ森章太郎のオリジンを大切にデザインしていること。
寺田克也は己と戦いながらデザインしていること。
で、みんな過去との差別化に苦しんでいること。(これは、ほんと悩ましい問題のようです)
肝心の寺田克也氏のデザイン画は全てのものが載っており(映画も含め)、とりあえず満足いくものです。
絵自体が小さいのが恨めしいですが、本人解説が素晴らしいんで良しとします。
(毎度言うようですが、こういうムック本というものは、図版に関しては資料として見られるのだ、ということを肝に銘じて編集していただきたいですね。カッコつけたコジャレたレイアウトで足の先切ったりすんのは言語道断ですから。この本がそうだとは言いませんが)
ただ、着ぐるみの写真が、ライダーはまだいいとしてもドーパントが全然載ってないんで、イラストとの比較が全く出来ない。そういう写真は別の先行ムックでどうぞ、ということなんでしょうが、これはちょっと残念。(もう一冊何か買おうと思ってますが)
最後は、ちょっと、へぇ~、と思ったことを少し。
ドーパントっていうのはドーピングする人ってことらしいですね。
それと、財団Xの扱う商品の中に「オーズ」のセルメダルがあって、47話で映ってるんだとか。
世界観を共有してもいいように仕込んでおいたらしいですが、ほんとに“へぇ~”でした。
あっ、ちなみに、放映中観てなかったからストーリー知りたいなんて人は、読んでも一行も解説されている部分は無いんで、この本で知ろうったって無理ですから。
フィリップってなんであんな形で復活出来たの?
とか、映画の話ぐらい解説されてると思ったら全然ありませんでしたから。
- 2011/03/25(金) 07:43:43|
- 本、コミック感想
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
我が、エドリヴァー隣接のマッド・シティーにも水道水に放射能混入の警告あり。
いよいよ、事態は2019年のLAの様相になってきたわけですが・・・、
別に慌てたり焦ったりは全然。
乳幼児じゃないですし。
でも、スーパー、コンビ二には水はおろかジュース類もいっさいがっさいなし。
人々の動揺の仕方が尋常じゃないな。
特に、テレビや新聞を信じてない人の多さにビックリする。
別に鵜呑みにしろとは言わないけれど、人の噂の方がまだいい加減だと思うぞ。
しかしなぁ・・・、このままドンドン事態が悪化していったら、呑気なことも言ってらんなくなるか・・・。
実際、乳幼児には飲むなとお触れが出てるわけだし。
まっ、どっちにしろガブガブ飲んじゃってるからもう遅いけどな。
とにかく、この辺で食い止めて欲しいですね。
ゼヒに。
- 2011/03/25(金) 06:08:14|
- 近況報告
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
トップを「NT-43」に変えました。
色、顔、共にいい感じに出来たかな、と。
前回の物とはうって変わってますが、どうぞ。
GENユニバース
テーマ:自作イラスト - ジャンル:アニメ・コミック
- 2011/03/22(火) 07:44:05|
- イラスト&コミック
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
「ジャンボーグA」6話ですが、今回も感想は書いたんですが・・・、
今アップするには内容があまりにもダイレクトに不謹慎なんで、来週まとめてアップしたいと思います。
しかし、この先ず~っとこの調子では、いつまで経っても感想がアップ出来ないんで、もう来週には5、6話も7話と同時にアップしたいと思います。
自衛隊そのほかの皆様の英雄的活躍で事態も沈静化の方向に向かっているので、たぶん大丈夫でしょう。
これ以上何事も起こらないことを望みます。
- 2011/03/21(月) 04:15:51|
- MX円谷劇場
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
やっぱり、妹ちゃんはいい顔してるな。
博士、当分忙しいって「SP」の舞台挨拶?
なんだかアンクのコアを握ってる謎のグリードがいるっぽいな。
でも、ベースが鳥のグリードが2人いるのはおかしいのかな?
身体が裂けてるの?
バース、全部乗せかよ。
おっ、バシャーン。
結構好きだな。
色とかも。
もう言ったか。
うわっ、来週、再来週は面白そうだな。
保存すべきか?
ちゃんと特別編のお遊び回だって言ってくれれば、全然脱線しても不満なんかないからね。
テーマ:仮面ライダーオーズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2011/03/20(日) 08:33:01|
- 仮面ライダー
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
カウンターの奥の婦警さんが可愛かったな。
やっぱり、賊だけに警察だと捕まるわけね。
海賊レッドは誰かに似てると思ったら・・・・・、
押尾学だった。
今の犬の飛び降りは、結構魅せたな。
着地までワンカットとは。(ワイヤーはアリかな?)
酔拳はいかにも攻撃力なさそうだな。
ミドリの掛け声はビックリするぐらい覇気がないな。
夜のロボ戦は珍しい。
というか、夜の方が雰囲気いいじゃないか。
繋がんなくてもいいから半分ぐらい夜で戦闘したらどうだ。
テーマ:海賊戦隊ゴーカイジャー - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2011/03/20(日) 07:58:43|
- TV、映画、DVD、CD感想
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
http://www.airpen.jp/products/tokuchou-airpendraw.htmlテレビで「エアペン・ポケット」なるものを紹介していて、便利そうなんで調べたらイラスト用の「Drow」なるものまで出ている様子。
すでにペンタブは「バンブー」を買ってしまったんで、買う予定はないんですが、これ知ってたらコッチにしてたかも、という手軽さ。
何といっても、紙に描いたものがそのままダイレクトに取り込まれる、っていうのが魅力的。
スケッチで固まった最初の決定稿が何といってもベストな自分にとっては二度手間の解消にもってこいです。
結構、精度も高くていい感じなんですけど、線の修整は必須かな、やっぱり。
(消しゴムがどうなってるのかも疑問なんだけど)
「ポケット」だと紙にクリップ状の本体挟むだけで、専用ボールペンで描いた線がそのまま取り込まれるから、これでイラスト用のものがあったら、今から買っても損ないかも。
オフラインでも使えるっていうのも便利だよな。
スキャナーだとどうしても若干は汚れも取り込んじゃうからね。
- 2011/03/19(土) 11:12:34|
- イラスト&コミック
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
収束傾向とはいえ、まだ依然強い余震があるなか、それにもまして心配なのが原発事故。
憂いても自分では何も出来ないので、現場の作業に当たっている方々に頑張ってもらうしかないんですが・・・、ほんとに心配ですね。
しかし、ネットの情報に踊らされて首都圏脱出した人とか、うがい薬飲んじゃった人にはご愁傷様としか言いようがないです。
もちろん、いつ放射能の数値が上がるのかなんて予想がつかないんで、備えのために西に行ってる、ていうのは判らないではないですけどね。
こちらはテレビの専門家の言うことを一応信じているんで、そのままの生活してますが・・・、政府や東電には正確な情報開示を是非ともお願いしたいところです。
知らない間に、ゆっくりとみんなで死んでくの嫌ですから。
- 2011/03/17(木) 09:03:24|
- 近況報告
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
「ジャンボーグA」5話ですが、放送もあって感想も書いたんですが・・・、
今アップするには内容があまりにも不謹慎なんで、来週まとめてアップしたいと思います。
来週も落ち着いていない場合は、そのまた次の週にしたいと思います。
なにとぞご容赦。
- 2011/03/14(月) 03:50:06|
- MX円谷劇場
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
3/11。エライことになりました。
まさに文字通り大地震発生です。
被災地でお亡くなりになった方々にはお悔やみ申し上げます。
少なからず、こちらも影響ありました。
東京に隣接するエドリヴァー付近ですが、幸いにも家具などは奇跡的に倒れることもなかったんですが、上にある物がことごとく落下。積みあがったCDなどはバラバラと崩れました。
食器棚の中身もせり出して来たんですが戸が開かずセーフ。と思ったら開けたときに上手く処理できずいくつか割りました。
昼夜逆転の生活をしておるので発生時は寝ていたんですが(しかも寝るのが遅く、寝始めて3時間経ってない)、揺れ始めで目が覚め、どんどん激しくなる揺れに寝ているどころではありませんでした。
揺れがおさまるまでかなりありましたが、その間そばの本棚と電気スタンドを押さえることしか出来ませんでしたね。
ドサドサ周りの物が落ちていく恐怖たるや・・・。
落ち着いてきて恐る恐るテレビをつけると、その惨状と規模の大きさにビックリ。
震源地、あんなに遠いのか・・・、と。
さらに落ち着いて、部屋の中をチェックし、こわごわ寝に入ると(余震の度に起きてしまうんで、全然寝られませんでしたが)、ふと、「まさかと思うがテレ東、通常放送じゃねーだろーな」と気になって見てみると、さすがに緊急報道特番でした。
が・・・、その代わりテレ玉(テレビ埼玉)が「破れ傘刀舟」をやっているという事態。
見たことなかったんで、思わず見てしまいましたが、萬屋錦之介が出てくる前に特番にチェンジ。
ドラマの内容はサッパリ判りませんでしたが、テレ玉の選択は当然だし、それが正しい。(ちょっと遅かったが)
- 2011/03/12(土) 02:17:15|
- 近況報告
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ナオキが頭のおかしい男に監禁される話。
<主な登場人物>
■一般人
立花ナオキ(立花直樹):エメラルド星人からセスナに偽装するジャンボーグAを貰った本編主人公。大利根航空に勤めるパイロット兼整備係。キックボクシングの覚えあり。無軌道な直情型。兄の嫁、その息子と同居。
立花茂子(桜田千枝子):ナオキの義姉。PAT基地内で「スナック・PAT」を経営。昼下がりの団地妻風後家。
立花和也(香山高寛):ナオキの甥。茂子の息子。
伴野大作(田崎 潤)大利根航空社長。元PATメンバー。
■PATメンバー
立花 信也(天田俊明):PAT隊長。ナオキの兄。頭部に落石を受けいきなり1話にて死亡。
岸 竜蔵(大橋一元):PAT二代目隊長。沈着冷静だが熱血漢。石原良純似。
浜田 守(松川 勉):PATチーフ。面倒見のいい人格者。
熊井五郎(丸岡将一郎):デブキャラ。ナオキからはダルマ呼ばわり。
野村せつこ(加瀬麗子):PATの紅一点。ナオキに世話を焼くお節介。ナオキからはアンパン呼ばわり。B級アイドル的容姿。
PATが秘密裏に開発をしていた“スーパーロケット”が完成し、アンドロメダ第四星に試射されることになった。
PATは、今は分離されているロケットのコントロール装置の輸送を護衛するためスクランブル体制を維持することとなる。コントロール装置がどう輸送されるのかはPATにも秘密であった。
先週と違い今回はみな本部司令室でたむろ。間食していて慌ててパンを喉に詰まらせた熊井は、整列すると異常に顔がデカイ。
ちなみに「怪獣もイチコロ」と噂のスーパーロケットがロケットなのかミサイルなのかは不明。さらにアンドロメダ第四星がアンドロメダの何処なのかも不明。(名前の付け方が“ロサンゼルス二中”みたいな大雑把さなのはご愛嬌)
キグルミのKISSのようなアンチゴーネは、地球を狙う宇宙人を勝手に代表して「打ち上げをぶっ潰す!!」と宣言。口は悪いがいちいち解説が懇切丁寧。
大利根航空ではナオキがフライトの準備で社長と大声でやり取り。
エンジン音が響くなか絶叫しあっているのだが、殆ど聞き取れず。
なんと、コントロール装置の輸送を任されたのはナオキであった。
ナオキ、軽口を叩きながら出発。
宇宙航空研究所ではロケットの発射準備を前に主任からの訓示。
ロケットは一見してサターンロケット並みの巨大さで、中ごろに小さな翼も付いた多段式。
主任は、白衣の男、オレンジの作業着の整備員、赤いジャージの男、上下金色のOL風スーツ姿の謎の女、などに「12時にコントロール装置が届き、2時に打ち上げが行われる」「それまでは、秘密保持のため絶対に外に出ることは許さない」と、厳格に指示。
そんななか、住み込んでいるのか、タイガーマスクのお面に腰に刀を挿した息子がはしゃいで走り回り、主任は嬉しそうに抱き上げる。
直後、基地内に黒雲が垂れ込め、ガイキングのような巨大な角の生えた土偶的なデザインのキグルミロボットが現われ、ガキガキと動き始める。
騒然とし右往左往する所員たち。タイガー息子も追いすがるが、「あぁぁ、うるさい!!」と邪険に手で払われる。主任は初めから顔付きが怪しかったのだが、ここにきて異常さを顕にし始める。
息子はお面に刀のまま、むしろロボットにカッコよさを感じ興味本位から近付いていってしまう。
やけに余裕顔の主任は司令室からしたり顔でロボを見つめ、電磁場によるバリアに引っ掛かると嬉々として眉を吊り上げる。「電磁場に掛かったぞ!!」
そこを破られると今度は地雷ゾーン。
タイミングよく発火させるため、こちらから起爆する。赤ジャージを経由し命令が伝達され爆発するも、これも通過。
タイガー息子はなおも近付き、ナオキはすれ違ったPAT機からロボの一件を聞き出し復讐に燃える。
研究所では格納庫を襲うロボ。野外での特撮シーンがワンダー。実景の空に適う者なし。
息子は生え揃わぬ歯で笑い、お面を被って「さぁ、来いロボット!!」。母親は狂わんばかりに探し回る。
それを見たキグルミKISSは「やっぱり、人間の子供は頭が悪い」「だが、大きくなると強力な敵となる」とぶつくさ独り言ちて攻撃開始。
息子は腰の物を抜いて「やぁ」「やぁ」と、ひとりで空回るが瓦礫の下敷きになり、母親が見つけたときには大号泣。
ランチャーに向かうロボを食い止めるPATだったが、ロボのオクラ状の腕が開き、出てきたマジックハンドにジェットコンドルは掴まれてしまう。
危機を察知したナオキはジャンボーグに変型、狂気走った顔で応戦するも地中に潜られ逃がす。
ジャンボーグの活躍で事無きを得た研究所では主任がさっそく実験の続行発表。
ナオキのコントロール装置がまだ着いてないと知ると10分の遅れに激怒が始まる。
ナオキが着くと、「ジャンボーグが居るんだから、基地内に突っ込んでくりゃいいんだ!!」と訳の判らないことを言い出し、奥さんが怪我した息子を抱えてくると、入院を急ぐナオキやせつこに対し「例え誰であろうと、実験が終わるまではこの基地から一歩も出ることは許さん!!」と、泡を吹く。
完全に実験に取り付かれて狂ってしまっている主任にナオキは、「実験と子供とどっちが大切なんだ!!」とグウの音も出ないはずの質問で迫るが、即答の「もちろん実験だ!!」で切り返され唖然。
母親は泣き叫び、ナオキは悪態を吐き、強引にセスナに連れ込もうとすると主任は隊長に命令し引き摺り下ろさせる。
地球の将来が掛かった重要な実験なのだが、子供の命を助けようとするのがナオキと母親だけというのがなんとも悲しい。PATとはそういう組織か。
「人の命は地球より重いんだぞ!!」と正面から絶叫で説得するナオキに、「こんなことで、私のロケットの秘密を洩らされてたまるか!!」と渾身の左正拳突きの一撃でナオキを落とす主任。
せつこの「何?この人・・・」みたいな微妙な表情の顔でCMへ。
CMが開けると、なんと縛られ監禁されているナオキ。
今回、失態らしいことは10分遅れたのみで、なんだったら良い事しかしていないはずなのに監禁。しかも味方から。
度が過ぎてコントに見えるところがひっくり返ってなんか恐ろしい。(恐ろしくていいのだが)
監視役のせつこに「出すわけにいかない」と言われ、「PATは最低だ!」と、視聴者も思い始めていることを口にするナオキ。
かたくななせつこにナオキは、「子供が死んだらどうする」「超兵器を造っても、いたちごっこだ」「試射先の惑星が地球に味方してくれるいい宇宙人の星だったらどうする」と得々と説得。
動揺するせつこ。
再びロボが現われ基地に迫る。
慌てる所員に「PATもジャンボーグも居る」「モタモタしてないで作業を続けるんだっ!!」と顔をテカらせ迫る主任。所員、狂気に震える。
ロボの轟音が近付くなか、作業が手につかない所員を蹴散らし自ら操作し始める主任。
「ランチャーが攻撃されている」と報告を受けても
、「えい、やかましい!!」「ランチャーが燃えても構わん!!」「ロケットを先に打ち上げるんだぁぁぁぁ!!」と大絶叫。
もはや誰の目にも狂っていることは確か。
苛烈な攻撃のなか、ほだされたせつこに縄を解いてもらい親子を救出するナオキ。
子供の救出に成功したナオキたちはセスナに向かう。
この状況にも拘らず「奥さんたちが逃げた」と報告する所員。もう、放っておくのかと思いきや
「なぁにぃ~!!」と目を剥く主任。
もう、ロケットを打ち上げたいのか、基地内から誰も出したくないのか、なにがしたいのかも判らない混沌状態。
猛火をバックに「あいつを捕まえろぉ~~!!」と叫ぶ主任は、コントも恐怖も通り越して、もはやシュール。
離陸してしまうセスナに狂気の表情で追いすがる主任。ナオキはひと言「けっ、キチガイめ」
完全に狂気が剥きだしになってしまった主任は泡を吹き「ジャンボーグはどうした!!」
ロボがロケットに迫るとヘラヘラと笑い出し自ら倒しに走り出す。声を限りに叫ぶ奥さん。「あなたぁ~~!!」
空から様子を見ていたナオキは「あんな奴死んだほうがいいんだ」、すると「パパぁ~」とうなされる傍らの息子。
「こんな奴にも可愛い息子が居るんだ・・・」「この子のために・・・」とキチガイ主任を助けることを決意するナオキ。
ジャンボーグになるナオキ。
角を折り、両腕を爆破させてフィニッシュ。
ロケットは飛ぶことなく倒壊。
頭を抱えて泣き叫ぶ主任。「これで終わりだぁ・・・」
蔑んだような目で見つめるせつこ。
が、支えるように取り付く奥さんを見て今度は泣き始める。
フライトスーツのナオキと制服にメットのせつこが息子のお見舞いに行き、息子が強がってジャンボーグの真似を松葉杖を外してやって転び、せつこがナオキに「人の命は地球より重い、ということを教えられた」、と茶化して言って、額をナオキに突付かれ、笑顔でEND。
凄い。
ムチャクチャだが凄いエネルギーを感じる。
とにかく途中から狂ってしまった主任が徹底して狂っていて清々しいぐらい。
ふつう、こういう話だと、宇宙人との攻防のなかに狂った博士がチラっと出てくるぐらいで、中心はあくまで別にあるのだが、この話の場合、仕事に固執するあまり狂ってしまった博士自体が話の核なのが珍しい。
もはや、敵が宇宙人なのか主任なのか判らない感じさえする。
また、ナオキも今回はヒーローとして真っ当なことを言っており、感情移入できるレベルであった。
ロボットのデザインも悪くなく、特撮も大胆でマル。
それにしても、“当身で落として監禁”の流れは悪の組織としか思えん。それにPATも加担してるんだからなぁ。
*話を誇張してるとお思いでしょうが、ほんとにこのままですから。
なんだったら書くことありすぎて減らしてるぐらいですんで。
- 2011/03/07(月) 06:54:34|
- MX円谷劇場
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
あれっ?
アンクの左手じゃねーか!!
どうなってんだ、おい。
後藤、牛かよ。(笑)
アンクって、実際に身体バラバラなのか?
頭もそっちに付いてたら、今のアンクは何処で考えてるのか。
そもそも人格は分裂してたりすんのか?
これまたリアルなインコだな・・・。
おい、またアンクの手が素手だったぞ。
本体じゃないのかよ?
おお、上手いこと川に鳥がいたな。
しかもタイミングよく飛び立たせて演出に使うとか。
んん~~、謎が深まるな。
アンクがいい奴でないのは確かだが、この先どうなるのやら。
オーズはキャストの演技力が安定してるから面白いよな。
アンク、バースあたりがいい感じだよ。
後藤さんにはもうちょっと頑張って欲しいけど・・・ね。
テーマ:仮面ライダーオーズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2011/03/06(日) 08:31:36|
- 仮面ライダー
-
| トラックバック:1
-
| コメント:0
ボーグ星人FF風みたいな敵だな。
額の紋様の発光はカッコいいな。
あれもREDかな、結構光が強いけど。
何処飛んでんだか知らないが・・・、まさか宇宙じゃないだろうな。
あっ、違った。
そりゃそうだよな。そこまでいい加減じゃないよな。
ささきいさおはカッコいい主題歌も多いけど、自分的には牧歌的なのとヘンな歌詞のが記憶に残るな。
「ジャン、ドン、サァ~~♪」とか。
出た、珍しいベルトなしデザインのスーツ。
ロボ、またトンでもないことになってるな。
ドラゴンが胸から半身飛び出してるとか。
来週、デカレンか、菊地美香は出んのか?
それが気になる。
テーマ:海賊戦隊ゴーカイジャー - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2011/03/06(日) 08:00:00|
- TV、映画、DVD、CD感想
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0