鼻毛がゴイスーな話。
<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ(黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。
ムラマツ(小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。
アラシ(石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。
イデ(二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ(桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属)(平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム(津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。
冒頭、遠くにガスタンクなど工場地帯が広がる草ぼうぼうの広大な空き地で子供たちが遊んでいる。
2名の女の子はドラム缶の上でポップコーンをしきりにハムハム。その他10名ほどの男の子は委棄されたパイプラインの支えを利用して馬跳び。間断なく全員が飛び乗ると即崩壊。一見、子供たちは放課後に集まって遊んでいるように見えるが、何故かみな服が新しく、やや余所行きの装い。特に女の子は。
その後、馬の根元で踏ん張っているイサム・ホシノが、昼の空にキラキラ発光する小物体の光跡を発見すると、みな呆然。男の子が口開けて呆けているのに対し、冷静な女の子が物体を“空飛ぶ円”と決め付けると、みな落下地点に我先にと走り出す。
貨物の操車場脇に落ちたと思った円盤はなかなか見つからず、「隕石かもしれない」と意見が変わるとみな石を探し始め、イサム・ホシノがやや透明度のあるカラフルな球状多面体の鉱石を見つけ出す。が、みんなから即答で「違う」と言われ瞬時に却下。さらに目のちっこい生意気そう少年が「ただの石ころだっ、こんなものよりビー玉の方がよっぽどいいや」と肩越しに後ろに投げ捨てると、石は地面に着地と同時にビー玉に分解され辺りに撒き散らされる。子供たちは一瞬ギョッとするが、ビー玉が元の石にすぐ戻ると目の錯覚だとして立ち去ってしまう。
名残惜しそうに残ったイサム・ホシノと小さい女の子は、石を弄りながら「ビー玉なんかじゃなくて、レーシングカーかなんかに変わったら面白いだろうな」と再び肩越しに投げ捨てると、背後から車の排気音。振り返ると、そこには家庭用のスロットカーとループ付きオーバルコースが・・・。
イサムと女の子は、石を「自分の欲しいものになる魔法の石」と考え、さらに欲しいと思うのを止めると元の石に戻ることも発見する。
再び子供たちが集まるとドラム缶の上に石を置いて実験開始。取り囲み、石をジッと見つめ、ひとりのチビが「もの凄く大きなケーキになれ!!」と欲望のままに願いを発すると、石は逆再生のコマ撮りアニメで2段の巨大バースデーケーキになる。さすがに食べはしないが、願いが叶った嬉しさから狂喜すると、子供たちはネイティブ・アメリカンのように「わぁ~わぁ~」言いながらグルグルドラム缶の周りを回り出す。
チビが妄想を止めるとケーキは石に戻り、大きい女の子が「ピ・ア・ノ!!」と思わせぶりに大遠投すると、今度も石はコマ撮りアニメで組み上がっていき、草原にクリーム色のグランドピアノが出現する。
ちなみに、このピアノ出現のシークエンスは、遠景のガスタンクも含めて全景がミニチュア撮影。ピアノにだけ目が行っていると、何処までがミニチュアだか一瞬判らない。
その後、子供たちがピアノに群がって弄り倒していると、一連の出来事を見ていたと思しき松葉杖(クラッチ)の謎の男の影が・・・。
石はイサム・ホシノの手によって直ちに科特隊に届けられ、さらに科学センターへ送られると、詳細な分析に掛けられることになった。
このシーンにもみられる、科特隊本部の車輌発進カットに使われている、暗い色のタイル張りの建物とスロープにはかなり見覚えがあり、今回、再度調べた結果、やはりロケ地は渋谷公会堂の入口であった。
分析の結果マスコミを集めての記者会見が行われることになるが、当日、記者に交じって離れ目で人相の悪い謎の男が会場に紛れ込む。
科学センターの山本博士と助手の女の子、それにアラシも加えて会見開始。博士によると、石は「地球外の未知の元素の化合物」「生物の能力を持った鉱物」で、「生きている石」と言うほかない代物らしい。
その後、何故か出ている記者役の青島幸男が、クソ生意気そうな顔で率先して実験をさせてもらい、一旦は美人の花嫁を出すが、気が付くと上司風の初老頑固親父に変わってしまうと何でか怒鳴られる。ヘロヘロとへたり込むと画面が揺れ、赤黒のアニメーションでガラスが割れたような場面転換カットが入って再び会見へ。
ちなみに、マスコミに初公開された石は、分析のやり過ぎか、透明感を著しく失っている。
博士が「テレパシーを受けることが出来る」「人間の心のままに、自由に姿を変える」と、さらなる注釈を沿え、よって使い方次第では非常に危険であると私見を述べ締め括る。
この間、離れ目の謎の男は机の裏にスピーカー的な小さな部品を貼り付けると、その他の記者に交じって退場。
人の居なくなった会見場では、助手の女の子が乱れた机を整頓中。机はイスと一体型。イスは全体に丸みを帯びており、梅干色と濃いモスグリーンとがありモダン。
しばらくすると、外の駐車場で離れ目の男がトランシーバーに向かって熱心に呟いている。「石よ願いを聞いてくれ・・・」
声は会場の机の裏に張ってある小型スピーカーから漏れ聞こえ、「液体になれ!!」という願いが程なく石に伝わる。
石の納められたプラスチック容器は、蓋が底にあるため液体になった石は、赤い血液のような状態で隙間から滴り出てくる。
助手が何事かと容器の方を向くと、今度は「ロケットになって飛んで来い!!」と声の指示。血溜まりのような石はスルスルと小型ミサイル状に変形すると自らエンジンを点火。窓から飛んで出て行ってしまう。
車内まで飛んできた石を、ニンマリと不気味な平たい顔で確認すると男は駐車場から車を出す。
連絡を受けたアラシは、得意の射撃でゲートを閉めるスイッチを撃ち作動させる。
すんでのところでゲートが閉まり、車から転がり出る離れ目。無人の車はカーブを切ったまま暴走し、Uターンして建物の正面へ。アラシらが避けるとガラス張りのエントランス入口に突入。
この、建物大破のシーンも全てがミニチュア撮影だが、ビル内部の造りを写真で済ませたため車の衝突するショックで揺れてしまう、ということ以外はかなり出来がいい。
本部では、石が奪われたことで対応に追われる。
科学センターの助手も平謝りだが、護衛のアラシも恐縮中。山本博士は何かが起きると予言。
伊豆辺りの(またか)海岸沿いのホテルに逃げ込んだ離れ目の男。石さえあれば人生思いのままと有頂天。そして色々考えた末たどり着いたのが、石を怪物に化けさせ人にイタズラすること。
男が願うと石は発光して、おかしな大耳が横に突き出したトーテムポールのような等身大の怪物が現れる。(何気にカワイイ)
男はホテルの様々な場所に怪物を出現させ、水着モデルを撮影中のカメラマンなども寄り目で卒倒させる。
怪物をギャンゴと名付けた男は眉を吊り上げて絶頂状態。イタズラはエスカレートし、場所も考えず室内で巨大になれと叫んでしまう。
ホテルと同サイズになったギャンゴにビルごと潰される離れ目の男。ビルは跡形もなく破壊され、科特隊出動。
生きてはいるが意識のない男を発見した科特隊は、同時に事態の問題点にも気付く。妄想の産物であるギャンゴを消すためには男に意識を戻してもらい妄想をやめてもらう必要があったのだ。
男はボンネットバスのようなかたちの旧式の救急車に揺られて病院へ。科特隊は防衛隊に援助を求めて戦闘へ。
防衛隊のメーサー砲的レーザー兵器が功を奏し、ギャンゴは片耳を失い劣勢。ハヤタのビートルにも集中砲火を浴び屈み込むが、これはギャンゴの作戦で、急に立ったギャンゴによりハヤタビートルは海に叩き落されてしまう。
ギャンゴ頭を指して大笑い。
海中に投げ出されたハヤタは、上から様子を窺うギャンゴの位置を確認しておもむろに変身。突然飛び出したウルトラマンに、今度はギャンゴがアッパーを食らう。
その後、ギャンゴが拗ねたり騙まし討ちをしたりと戯れることしばし。ちなみにウルトラマンの口は今回も(シーンによっては)ポッカリ開いている。
男の意識が戻れば倒す必要もない相手なので、なるべく時間を引き延ばすウルトラマン。
男はベッドで包帯グルグル。豪快に鼻毛も飛び出し昏倒しているが、カラータイマーギリギリで回復。
博士の強引な説得によりギャンゴは消え、ウルトラマンはビルの屋上出入り口をぶつけられずに済む。
その後、ハヤタが危険な石をウルトラマンに宇宙に捨ててもらおうと、自ら言い出し、自分で捨てに行ってEND。
“何でも願いが叶うとしたらどうなるか”、というSFの古典的内容の回で、どちらかというと『Q』的な話か。
男の素性や、何故イタズラをするのかなど、もうちょっと、動機の部分が描かれていたら傑作の部類だったかもしれない。が、それなりに纏まっていて面白くはある。
相変わらず、ミニチュア撮影に冴えが見え、見ごたえがある。実景の再現という、当たり前のことが当たり前に出来ているのが逆に凄い。
青島幸男のシーンは、いつのまにかあらぬ方向に妄想が変わってしまった結果だと思うが、『レッドドワーフ』の想像が現実化する似たような話で、リマーがネガティブな連想しかしないせいで全員酷い目に遭うという傑作回を思い出した。
関係ないが、またしても三分の一ぐらい書いたところでデータが消えるという怪現象で、かなりの時間をロス。
徒労感も最初だけだったけど、マウスの操作で(誤操作したとは思えないんだが)文章が全て無くなり、自動保存してるはずのサーバーのデータも無くなるという仕打ち。神様、私が一体何をしたというのですか。
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- 2012/07/30(月) 09:15:31|
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なんだ、虫の人は亜空間から出るのに限界があるのか。
ヨーコは何時見てもかわいいな。
って、いつも黄色とか言ってるから、たまには役名でと思ったら
カタカナなんだな“ヨーコ”って。
誰だよヨーコの母親。
レッドはライダーよりバイクに乗ってるよな。
怪人、ニンジャに磁石か。
凄く幼児受けしそうなストレートなデザインだな。
虫の人はヒゲ濃いな。
わざと青剃りにしてんのか?
CMのレッドは何か印象が違うな・・・。
NG版?
ライティングの関係かな?
アバターのダメージが亜空間の本体にフィードバックって、
なんだ、その設定。
怪人の髪の毛は砂鉄だったか。(笑)
虫の人はヨーコの母親に惚れてたのか・・・。
なんか、気持ち悪く感じるのは自分だけか?
ヨーコに近付かんでもらいたいが。
何、このエンディング曲。
まさか、ヨーコ歌ってるのか?
普通に上手いじゃん。
いーよ、いーよ。
おぉ、今日はライダーなしの日か。
テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2012/07/29(日) 07:59:17|
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ウルトラマンが口開けて笑う話。
<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ(黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。
ムラマツ(小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。
アラシ(石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。
イデ(二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ(桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属)(平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム(津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。
巨大な上弦の月が出た湖畔の洋館。
壁は薄黒い赤(実際の建物はログハウス風だが、ミニチュアは真っ赤)、屋根は暗い深緑のスレート。ノッカーには鬼かゴブリンかという胸像風レリーフ。室内には、カラス、鷲、ザリガニ、ワニ、アオダイショウ、ムササビ、イグアナ、イモリ、海ガメ、鹿など、生きているもの、剥製のもの入り乱れて飼われ(置かれて)ている。
そこに白髪、白衣のいかにもなマッドサイエンティストがおり餌などを与え、どうやらそこは何かの研究室らしいのだが、洋館の一室ではなく、岩を穿った洞窟の中らしい。壁面にはラスコーというよりは、子供の読み物の挿絵のようなカラーの動物壁画があり、よく見ると、それは恐竜を模している。
博士(風の男)は一通り動物に餌を与えると、「さてと、お次はジラースの奴だな」と、餌が入っていると思しき大き目の籠を抱えると、何故か内側が石壁にカムフラージュさせてある鉄扉を開け外へ出て行く。
湖にボートで漕ぎ出す謎の博士。「ジラース!!」「ジラース!!」と湖面に呼びかけると、波立つ湖。続いて獣の咆哮。
博士は、ジラースと名付けた姿の見えない獣をいたく気に入っており、また頭の良さも褒め称える。
ジラースの食べ残しで湖に魚が増え、それを釣りに来る客が増える。民宿でも経営してるのか、この循環がえらく嬉しいらしいのだが、間違っても昼には顔を出すな、と忠告すると暗転。
某日、洋館のある湖、北山湖では爆釣。浮かれた釣り人も釣れすぎておかしくなったか、「こうなったら、毒でもブン撒いて、いっぺんに全部獲っちまうか!!」と、何しに来たんだか判らないことを言う始末。
ちなみに、浮かれた釣り人の片割れは『ウルトラQ』の戸川一平役、西條康彦。
魚の異常繁殖の情報を得た科特隊は、さっそくビートルを飛ばして北山湖の調査へ。
このシーン、様々な角度からジェットを吹くビートルが映し出されるが、どの角度からも格好が良くあらためて感心。地味な感じの設計がまたいい。『妖星ゴラス』のプロップを塗り直して流用したらしいが、『ウルトラマン』のために造られたとしか思えないぐらい嵌っている。
ビートルが湖に近付くと、博士は岩窟の小窓から心配げに注視。
湖の上に達すると、ハヤタはビートルから特殊潜航艇を切り離す。ソナー、カメラによる目視によって湖中を調べるが異常はなし。が、潜航艇のライトが届かなかった岩陰には不気味な黒々とした尻尾が蠢いていた。
その後、何事もなかったため直帰しようとするハヤタたちにキャップから特別休暇のサプライズが。
急なご褒美に小躍りするハヤタとイデ。アラシだけは潜航艇なのでまだ湖の中。3人はさっそくそのまま下田温泉ホテルに直行する。
シャワーを浴びるイデ、報告書を作るハヤタ、庭のテーブルで爆食するアラシ、それぞれ休暇を楽しむ。
場面変わって、トンでもない装飾を施したサファリパークのレンタカーかと思うような、キバと耳の生えたクルマが林道を走行中。乗っている男女は“少年グラフ”の記者&カメラマン。モンスター博士と呼ばれる中村博士の屋敷に向かっている最中なのだという。
屋敷に着くと、そこは例のジラース博士の洋館。パフュームのあーちゃんがオバさん化したような猿人顔の女記者は、ネッシーの特集をするため、恐竜の話を聞きに来たと告げるが、ジラース博士の異様な目力に気おされ、声も途切れとぎれ。拒否してるような渋面で「どうぞ・・・」と許可すると入れることになるのだが、カメラマンの一眼ぽくないカメラだけは拒否。
博士は例の岩窟研究室に2人を通すと、壁画を示しながら恐竜解説。
「これがディプロドクス、頸の長さが20メートルもあります」「恐竜の王様といわれるケラトザウルス」「ステゴザウルス、こいつも凶暴です」「トリケラトプス、三本の角が武器です」「イクチオザウルス、陸に上がることが出来ないので、腹の中で卵を孵します」などと若干興奮気味だが、肝心の絵はどれもドイヒー。ケラトザウルスなどは谷岡ヤスジのマンガばりに歯をむき出しでカメラ目線。
ちなみに、調べたが、ケラトザウルスは角や背中の装甲板が怪獣っぽくて当時の映画界では引っ張りダコ。実際には大きくないのだが、ティラノサウルスなみにデカく凶暴に描かれることが多かったらしい。
その後、博士はネッシーを「ディプロドクス(竜脚類)でしょう」と、一般には首長竜(プレシオサウルス)などの大型水棲爬虫類とする説が有力ななか、独自の新解釈を披露。(竜脚類だとする説も少数派だがある)
さらに、あーちゃん記者が15年前にネス湖に行って行方不明になったという二階堂教授の話を振ると、「知っています・・・」と昔話を始める。
映像の上に白い網点(新聞の写真やマンガのスクリーントーンなどに見られる点々の集合体)を被せた珍しい回想シーンで、二階堂教授が探検調査の打ち切りを振り切り、1人でネス湖の奥深くに分け入って消息を絶った旨が語られる。博士は、恐竜に入れ込んでいた教授がネス湖でネッシーに食われて死んだのなら本望だろう、と不気味な付けたしも追加。
直後、カメラマンからライターを借りると、貧乏暮らしをこじらせたか、目の前で借りたライターを白衣の内ポケットへ。慌てたカメラマンが制止すると、実はそのライターがカメラになっていることに気付いていた博士は、黙ってケースを引っこ抜くとフィルムを引き出し投げて返す。「帰ってもらおう!!」なかなか侮れないジイさまらしい。
CM開け、下田温泉ホテルのタイアップカット。ロビーをウロウロするカメラマン。ゲームコーナーでピエロのピンボールにスロットカー(葉巻型のフォーミュラーカーがカッコいい)、そのほか古いエレメカがズラリ。ちなみに、カメラマンがバーにいるハヤタたちの場所を聞いたホテル従業員が古谷敏。(一瞬、アマギ隊員かと思ってギクリ)
カメラマンが探していたあーちゃん記者は、イデとつるんで湖に夜釣りに出ていた。
湖面を眺めているイデとあーちゃん。
しばらくすると遠くの湖面が波立ち獣の咆哮。凝然としていると今度は水上を横切るゴムボート。あーちゃんの記者魂が燃え上がり、追い掛けることにすると、別の場所でも追い掛ける影が(ジラース博士)。
イデはヘンゼルとグレーテルよろしく、木にブーツから外した流星ワッペンをペタリ。さらに追跡。
どんどん進んでいくと、イデとあーちゃんはおかしな扉の付いた洞窟に迷い込む。研究室風のその洞窟には地球儀やフラスコ。暗闇のなか壁画の恐竜をライトで辿って行くと、博士の研究室だと気付くあーちゃん。直後、闇の中から博士の顔がドーン。あーちゃん「きゃぁ~~!!!!」
拳銃を構えて「秘密を知ったからには帰すわけにはいかん」と、さっき客を通していた気がする部屋を見られて凄む博士。
ジリジリと対峙していると、「そろそろ帰って来い」とハヤタからの通信がいきなりイデの流星バッジに入る。
博士はバッジを毟ると踏みつけ、壁の恐竜画の目の部分を引っぺがすと、隠れていたスイッチをON。
すると、ケラトザウルスの谷岡出っ歯が開き、ジェットビートルが来たときに覗いていた小窓が開く。「ジラース!!」「ジラース!!」叫ぶ博士。
とうとう顔を出すジラース。ゴツゴツとした溶岩のような肌質のカエル似の頭が水面から現れる。肩があり人間的な腕もあるが、首にはしおれたエリザベスカラーのようなものが付いている。
博士曰く、15年掛けて育てたらしい。
上半身を晒すと、すぐに沈んでいくジラース。
翌日、イデとあーちゃんが行方不明決定となり、キャップとフジも捜索に参加。ハヤタとアラシも地上から捜索開始。
湖では、先日の浮かれた釣り人コンビが、(これが前に言っていた毒なのか)ドライアイス状の物体を素手で湖に大量投入。ボコボコと湖面が沸き立つと、待ちきれないとばかりに舌なめずり。人としてのランクが低い感じが滲み出てしまっていて見ていて嫌な感じ。程なくフナやコイが浮き上がり歓喜の握手。もちろん浮かれている人には見返りもすぐ来るもので、後ろを振り返ると絶叫するジラース。(毒が効いた?)泳いで逃げる浮かれ釣り人。
浅瀬に上がってきたジラース。思っていたより全然エリ巻きがどデカい。その緑掛かった体色は、洋物のゴジラのポスターを思い出す。
毒のためか半狂乱になっているジラース。昼間に出てきてしまって慌ててなだめに走る博士。血走った目が怖い。
スパイダーで先制攻撃のアラシ。「やめろ!!」と組み付いてくる博士。思わず自分で作り上げたと口走ってしまい、勢い自慢話になってしまう。
その目の色を見てハヤタ、「狂ってる!!」
キャップは異常な博士の考えに「二階堂教授のように学問として・・・」とたしなめようとするが、博士はおもむろに自分の皮膚と頭髪を剥ぐと自分が二階堂であることを露呈させる。フジ隊員悲鳴。
カツラの下は黒髪の短髪だった博士は、狂乱状態でジラースに駆け寄ると、そのまま踏み潰されてしまう。
一方、バッジの修理に成功したイデは、場所を伝えて救出してもらう。目印のワッペンが役に立つ。
研究室に迫るジラースを1人で食い止めているアラシのスパイダーがエネルギー切れ。見かねたハヤタはみなから外れて変身をする。カプセルを押すと、白く発光した光線がカプセルの先端から螺旋状にハヤタの身体を包み込み巨大化。
反抗的なジラースに身振りで何やら示すウルトラマン。口が大胆に開いていてちょっとアホっぽい。
やる気満々なジラースは、岩を拾うと空中に投げ、口から光線を吐き破壊し、どうだと言わんばかり。それを見たウルトラマンは大人気なく対抗して、自分の強いところ見せ付けるが、顔はコロッケの真似した岩崎宏美。
横綱相撲ばりに胸を貸し、掛かってきなさいと余裕なウルトラマン。散々翻弄するといきなりジラースのエリ巻きを毟り取る。
首がスッキリして慌てるジラース。血まみれのエリ巻きをマタドール気取りで振り回す、狂気のウルトラマン。
あんまり笑えない闘牛コントが続き、散々揉み合い、閃光を発するパンチをすれ違い様に食らわすとジラースが口から血を垂らして絶命でフィニッシュ。さみしげなBGMが掛かると、自分で捥いだエリ巻きを戻してやって飛び去る。
恐竜を育てるなんて相当おかしい奴だ、と全員からの全否定の捨てゼリフがあり、まだ生きてた博士が呻きながらジラースの名を叫び、映像が悲壮感タップリに炎に包まれEND。
いろいろ話が判らないところが多くて困るが、異常な博士が変装していたり洞窟に秘密の研究所を持っていたりと乱歩チックな感じが面白い。
ただ、世界観として、怪獣はそく退治しなければならない危険なものとして描かれているのでしょうがないんだけれど、博士そんなに悪いかな、と。
まぁ、あれだけ大きくなれば、いずれ何かしら事件になるとは思うけど、「恐竜を育てるとは恐ろしい」って、そうかなぁ、という気も。
それにも増して、口パッカリ開けたウルトラマンの笑えない行動がさすが宇宙人だなと。
エリ巻き死んでから戻してもフォローにはならんよ。
あとは、カメオ出演とか脇の演者が面白かったことと、ウルトラマンに対してゴジラのキグルミが以外にデカいんだなといったところか。
読み直して気付いたが、イデたちが追跡していたボートに乗っていたのが博士ということでいいのかな?
もちろん、最初はそう思って見ていたが、あまりに早くイデたちの目前に現れたんで違うのかと思った。
博士のイデたちとの距離と方向がヘンなんだよな、たぶん。
- 2012/07/23(月) 09:24:58|
- MX円谷劇場
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はやぶさくんにニセモノが出たんだっけな。
流星、ズタボロじゃん。
あっ、そうか、
もう入れ替わってたんだな。
仮面の方が本物っていうか、いい方。
こっちの方がいいんじゃね。
それともギャップでよく見えるのか?
宇宙からの声・・・。
話がデカいな。
押してんじゃねーよ!!
スイッチ!!
倒されちゃうぞ。
逃げなきゃいいのに。
ケンゴいなかったら如月は何も出来ないんじゃ・・・。
頭使ってるとこ見たことない。
如月は小さい頃縮毛?
それともパーマあててるのか?
あらら、ずいぶん雰囲気違うわね。
はやぶさくん。
鶴見は、よくこの寸劇に付き合うな。
話してるうちにやっつけりゃいいと思うが。
なんだかんだで、感動的な「キタ~~~~!!」
だったな。
でも、陰の方倒しちゃっていいのか?
今度はケンゴか?
いらねーよ、そんなコマ!!(笑)
校長寝返るかね。
コズミックのおもちゃの剣って、
ホントにあんなデカいのか?
ああ、校長にフラグ立っちゃったな・・・・。
しょうがねーか、ずいぶんもったしな。
テーマ:仮面ライダーフォーゼ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2012/07/22(日) 08:29:09|
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女幹部登場の回だったか。
むむ・・・・、
誰だったかな。
黄色(!)
二つ結びにリボン(!!)
いろいろ可愛いな。
女幹部、調べたら知らなかった。
言うこと効かないガキは、ホント困りモンだな。
なんか、今日の黄色は一段とデコ広いな。
女幹部の銃プロップがなんだかな出来だな・・・。
あり合わせで造ったか?
ああ、でも、アクション兼用であんなモンなのか。
おお、
あの、擬似亜空間、毎回出来るのか。
毎回、敵ロボもいい感じにできてるよな。
ゴテゴテロボ、
あれだけいろんなトコが光ると、
シルエットになったときさすがにカッコいいな。
映画、今あえての東京タワーなのか?
ツリーは許可下りなかったか。
テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2012/07/22(日) 07:59:12|
- TV、映画、DVD、CD感想
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チロリアン大増殖の話。
<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ(黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。
ムラマツ(小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。
アラシ(石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。
イデ(二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ(桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属)(平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム(津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。
中心気圧913ミリバール、最大風速45メートル、暴風圏半径50キロと、風は非常に強いが強風域が妙に狭い台風13号が、午後3時14分伊豆半島に上陸し北上中。
同じ頃、“高原少年団キャンプ場”では、チロリアンなミニアルピニストたちが暴風雨のなかキャンプ中。予備の食料も小屋ごと湖(河口湖)に飛ばされ万事休すだが、引率の黒メガネで歯ッ欠けのアンガ田中似のおっさんは、あくまで「大丈夫」と、歌を歌うことを奨励。“おお牧場はみどり”を子供と大合唱で、「町も洪水で流されたらしい」という状況のなか、自らの恐怖も吹き飛ばさんと必死。
ちなみに、アルピニストは“アルプスの登山家”および、“高山に登る登山家”の意味。
60年代の後半、高度経済成長のこの時期、江戸時代でもそうだが経済的に余裕が出来ると次にすることはレジャー。なかでも登山は大流行で、老いも若きもみな着く前から大合唱で山登ってキャンプにいそしんでいた。
科特隊では被害状況はまとめても台風ごときでは出動の機会もなく、みなやや持て余し気味。アラシなどはイス寝で寝ぼけ恥をかく。
アラシが「イサム・ホシノがいないのに事件のわけないか」と冗談めかしてかいた恥を拡散しようとしていると本物の短パン登場。イデに命令されていた被害状況をすでに資料にまとめて貰い受けて来ていた。(いったい何者か)それによると台風の中心は通過したが河口湖付近の町は洪水でメチャクチャらしい。
翌日、台風一過で晴天になったキャンプ場では片付けにいそがしい少年団たち。小さい子供たちはいそいそと朝食の用意に余念がないが、肝心の食料は缶詰一つない状況。年長の2人の少年は救助も来ないどころか、ここに来るための橋も落ち、陸の孤島と化したキャンプ場でどうすることも出来ず、ただ湖を見つめ震えるばかり。子供たちに「お米は?」とせがまれても、それとなくかわして「町に行って取ってくるから待てる人!!」と、上手いんだか上手くないんだか判らない誤魔化しで切り抜ける。
ハッキリ言って続けるべきではないキャンプを、どうしても日程通りに行いたい引率の黒メガネは、食料調達を年長の少年2人に任せ、自転車に大き目のミルク缶を括り付けて送り出す。
子供たちの「早くねぇ~!!」の声援を受けて出てみたものの、周りは全て災害地域なので道など崩れていてなし。しかたなしに「間道を行こう」などと江戸時代みたいなこと言い出してみる。
そのころ、隣町では道路の復旧工事を急いでいたが、再三の地下振動で一向に進まず。現場監督は納得せずに檄を飛ばすが、直後山裾が盛り上がり地下からナガスクジラに手足が生えたような怪獣が現れる。かなり有名な品種らしく、作業員は一瞥して「ガボラだっ!!」と判別。
陸クジラのような怪獣は完全に姿を現すと身震いをして土を落とす。現場監督は命からがら科特隊に電話。
町に迫る合成カットがワンダー。
連絡を受けた科特隊ではガボラに対する情報収集。資料によるとガボラは放射能光線を吐き、ウラン235が主食らしく、なんと河口湖付近にあったウラン鉱山およびウラン貯蔵庫を狙っているとのこと。貯蔵庫を襲われたら付近一帯の放射能汚染は免れず、科特隊は速やかに出動となる。
緊急を要する事態に、イサム・ホシノに誘導されるまま車両で出て行く科特隊。ドライブか。
一方、間道を抜ける少年2人は、ここでも行く手を阻まれ、崩れる危険な道をギリギリで進むが、ガボラもまた進行を妨げるように近付いてくる。
意外と早く現地に着いた科特隊は、手ぶらで来てしまったせいか現地のお歴々に大目玉。「ウランがあるのに、何故手をこまねいているのか」
と、思いきや、放射能怪獣なんで攻撃は出来ないが、食い止め作戦は立てており、程なく作戦決行となる。
ガボラが接近すると、防衛隊の配備した火炎放射車両による一斉放射が始まり、火力が増大すると共にガボラは方向転換。とりあえずウラン庫直撃は避けられることに。しかし、方向を変えた先には例のキャンプ場があり、一難去ってまた一難の状況。
それを見てアラシ、「もうガマンできない!!」「オレが急所を一発で仕留める」と騒ぎ出すと、放射能を吐かれたくない一同は総出でアラシを止めに入り、イサム・ホシノにまで「冷静さを欠いたら負けだぜ」と憎々しい言い草でたしなめられる。
それを背後で眺めていたハヤタはおもむろに割って入ると、「一つだけ方法がある」としたり顔。
「ヘリでウランを吊り、30キロ先に誘い出す」と宣言。すかさずキャップは、「それはかえって危険だ!!」「ウランを見たらキチガイみたいに暴れだす!!」と独特な言い回しで制止するが、ハヤタの肝の据わった顔に押し負けたか、言いくるめられるとヘリ作戦を決行することとなる。
アラシはあらためてヘリへの搭乗を買って出るが、ハヤタに「発案者に優先権がある」と有無を言わさず却下される。
ハヤタ、押しが強すぎて少し怖い。
そのころ間道の少年の1人が滑落。ズタボロで脚は骨折の疑いもあったが「何の此れしきのこと・・・」「あの子たちが、待ってるんだもんな」と、またしても江戸時代ライクな物言いで無理をする。
ヘリを用意した科特隊は、ウランを詰めたカプセルを繋ぐとさっそく離陸。上空に上がったハヤタは、地上にチロリアンとフジが見えないことに気付くが、背後の席に2人とも隠れていることが発覚するとうんざり顔。しぶしぶ同行させる。
うねる背中が逆に生物チックなイメージを増幅させるガボラを見つけると、カプセルをギリギリまで近付けるハヤタ。概ね上手く行っているが、後ろのチロリアンがでしゃばって指示をしてくるのに耐えられず、思わず激昂。「うるさいぞ、外野席!!」チロリアン小声で「はい・・・」
よく見るとガボラのエリマキが外れないように、脇を糸状のもので留めてあるのが判る。
順調に25キロまで誘導が進み、あと3キロの地点に達すると例の少年たち発見。にわかに色めき立つ現場。
ガボラはガボラで目の前のウランに絶えられず頭部を展開。クジラの頭に見えたものは首の周りに生えた6つの花弁状のエリマキを閉じたもので、内側の鮮烈な赤を放射状に晒すと、中にはお獅子のような顔が。
下の少年に連絡が取れないヘリでは、一旦着地して避難誘導することを決意。ジャマな後部座席の密航者2人が居なければ、乗せて救出することも可能だったが、それも叶わず。
ガボラは丸出しになった口から放射能を噴出し大暴れ、ヘリは右往左往と逃げ回る。
ウランカプセルに2度ほどヘリの脚をぶつけつつ着陸。フジとチロリを降ろすと少年たちと合流させ岩陰に非難。
ハヤタは放射能光線を避けつつカプセル切り離しを実行するも失敗。吊っていたワイヤーが2本中1本しか切れず、逃げるヘリにガボラはついに直立して直接手ではたく。
直撃を受けたヘリは、ヘロヘロと遠くに飛んで行き山にぶつかり大爆発。アラシは小さいオペラグラスを覗きながら、「だから、オレに行かせろって行ったんだ!!」歯軋り。
墜落現場では、ほぼ無傷で放り出されたハヤタが目を覚ましベータカプセル探し。
ガボラの前に飛び出してカプセルを引っ掴むと変身。ガボラの目前にウルトラマン登場。
格闘が始まると、一方的に攻め立てるウルトラマン。背後から馬乗りになり、飛ばされればエリマキを捥ぎ、ステップを踏みながらの左右のフックにアッパーカットのボクシングスタイルを見せると、掌底から得意の首投げを決め、ガボラは悶絶して絶命。なぶり殺しの感でフィニッシュ。
キャップたちがフジたちと合流。みんなの前でウルトラマンが飛んで帰ると、死んだと思ったハヤタ登場。不思議な目で見つめる救助された少年たち。
少年たちをキャンプ場に送り届け、「ヘリと落ちたのにピンピンしてる」ことの真相を聞かれ、ハヤタが適当にあしらい(実際、ヘリ事故から無傷で生還したときも変身前なので、単に幸運だったと思われる)、大勢に増殖したチロリアンに見送られるとEND。
12年7月15日が大雨被害の直後とあって、タイムリーすぎて不謹慎なぐらいな話ですが、台風被害にキャンプ場に取り残された子供たち、ウラン貯蔵庫を狙う放射能怪獣と、それに対処する科特隊の作戦と、内容も豊富でなかなかの良作か。
迫力の特撮も含めて見所も多いですが、無理を押してキャンプを続ける少年団がなんとも・・・。
こうやって遭難したり、死傷者出したりするんでしょうね。台風が近付いて被害が出たことに、なにか隠しておく要素ありますかね。
ほかでは、やっぱりガボラの造型ですね。
造型というかデザインですが、ガボラは東宝のバラゴンが元で、貸し出されて円谷のパゴス→ネロンガ→マグラー→ガボラ→アトラクション用ネロンガと改造され、再び返却されて東宝のバラゴンへと、延々改造し続けられていったキグルミで、ネロンガからガボラまでは顔も一緒。なのに印象がちゃんと違っているのは、成田亨のシッカリとした方向性によるデザインと改造のアイデアが生きているから。キグルミの流用は経費の削減の意味もあるんで大胆な改造をしては意味がない。そのなかでこれだけの怪獣を造ってしまうんだから、やはり凄いと言うしかない。
あとは、放射能の扱いがいつもと違ってリアルだったことですかね。
普段は科特隊が街中で核ミサイル撃ったりしてましたが、今回はちゃんと避難させてました。
- 2012/07/16(月) 08:33:33|
- MX円谷劇場
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はやぶさくんは、・・・本格的にアレなのか?
とうとう頭湧いてしまったか・・・。
おいっ、
いつのまにスイッチを!!
如月はタイヤ好きの店長か、
「友達甲斐がない」って言われたぐらいでオロオロするとか。
どうでもいいけど、分身だからってはやぶさくんパンツ見せすぎ。
カードにエネルギーって、
ガンビットまんまじゃねーか。
趣味悪いな、はやぶさくんの家。
あれ?
お父さん、終末博士?
ってか、一家でアレなのかい?
仮面じゃなくて、本人に二役やらせればよかったのに。
ああ、仮面は影が薄い表現だったのね。
なにげにマスク似てるか?
ん~~、
終盤だし、はやぶさくんがこのままラスト近くまで寝返ったままってのもありかな。
来週からは、本格的に悪の顔も見れそうだし、これはこれで。
テーマ:仮面ライダーフォーゼ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2012/07/15(日) 08:33:40|
- 仮面ライダー
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「暑い!!」って、
そりゃ、7月に長袖着てたら暑いわな。
っていうか・・・・・、
戦隊シリーズだと、
Tシャツになっただけで凄いサービスカットに見える・・・。(笑)
敵の白メガネは、なにジムに入るだけで髪型変えてんの?
怪人、シンプルだけどなかなかいいデザインだな。
敵の怪人は、毎回頭悪いのがいいな。
おっ、
髪下ろした黄色いいジャン。
って、いつまで同じメンバーで闘うつもりなんだよ。(笑)
そんな近場からメンバー補充しちゃって・・・。(笑)
今回、オペレーター大活躍だな。
バスターマシンって、
パイロット居なくてもいいのか?
ゴリラの例えがバナナって、
判りづらいな。
強いな、ゴリラ。
いつもこうなら合体いらないな。
なんと、敵側に女幹部が・・・。
これもテコ入れの一種か?
テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2012/07/15(日) 07:59:55|
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フジ隊員が疲れてブーたれる話。
<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ(黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。
ムラマツ(小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。
アラシ(石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。
イデ(二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ(桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属)(平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム(津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。
冒頭、火山活動のため無人化していた多々良島に4名の定点観測員が戻る。
多々良島は長崎県五島地方にある小島。観測員は船で盛大にテープ付きの見送りをされ出発。
が、その後いきなり連絡は途絶え、科特隊に捜索以来が舞い込む事態に。
なかよく全員でビートルに分乗した科特隊は一路多々良島へ。
そのころ島では、腕に翼が生えた猫耳怪獣と、身体に段々が付いた金色小頭怪獣が大格闘。血で血を洗う戦いを繰り広げるが、小頭怪獣の怪力が勝り、猫耳怪獣は劣勢。無闇に岩などを投げる小頭に、猫耳は噛み付きで応戦するが、右腕を捥がれてしまうと遁走。その場にうっかり顔を出してしまったイガイガ地底怪獣は、事態の異常さに気付きソ~っと地中に帰る。
直後に到着したビートルは、暴れる小頭怪獣に連絡の途絶えた原因を見る。アラシ、興奮してミサイルを撃ちたがるが、「この島には4人の人間がいるんだ」とキャップに即答で止められる。
測候所付近に降りた科特隊はあたりを調査。
測候所自体はただ事ではないぐらいの廃墟になっており、かろうじて建物のかたちを残す程度の室内には当然所員は見当たらない。
キャップは、所員が測候所を捨て、ジャングルや洞穴に隠れている可能性を考え、自分とハヤタ、それ以外の3人の2班に隊を分けて地上からの捜索を開始する。
アラシ、イデ、フジのチームは、点々と残る所員の所持品を辿り、巨大な昆布のようなものが無数に垂れ下がるジャングルに入り込む。
その後、血の付いた上着を見つけるに至り、キャップに連絡を取ろうとするも、火山活動により地磁気が乱れ、無線およびコンパスが使用不能であることが発覚。さらにフジがのん気に花などを愛でていると、垂れていた昆布が身体に巻き付きパニックに。
助けようと近付いたイデも自ら巻き付き悲鳴。
不味そうに見えたのか、1人だけ巻かれないアラシがスパイダーで植物を焼き切り救出に成功。
このとき、スパイダーから出る炎は実際に出ているように見える。
一方、キャップチームは、極彩色の地層が水平に浮き出た岩肌を散策中。見通しが良く、一見して誰も居ない場所に疑問を感じたのか、ハヤタは「こんな所に観測隊員は居ないんじゃないですか?」と、ストレートに質問。キャップも、「居たとしても食べ物もないし無事に発見できるかどうか・・・」、と暗に無意味さを吐露。「だろ」、と言わんばかりにハヤタは「イデ隊員の方で手掛かりが掴めそうな気がするんですけど」と追い討ちをかけると、「いったい何でこんな所に」と疑惑を持たれぬ速さで「連絡を取ってみろ!!」と返すキャップ。
その後、やはり地磁気の異常を確認。
直後、ハヤタたちの眼前に先程のトゲトゲ地底怪獣がワッサワッサと地面から現れ、これまた即決で「やっちまおう」とキャップ。引き付けてからナパーム手榴弾だと命令するキャップの顔は職業軍人のそれ。
自らも近付き、岩に脚を取られながらも手榴弾投擲に成功するハヤタ。が、近付きすぎたか怪獣の尻尾の一振りにやられ、まるで人形のようにクタンクタンになりながら崖下へ転落。映像から見るに全身骨折で軟体動物なみに手足はバラバラでほぼ瀕死。おまけにベータカプセルまで転がり出てしまう。
キャップの一撃で怪獣は倒したが(また、キャップがフィニッシュ)、ハヤタは崖の下で微動だにせず。
アラシチームは、意外にお荷物と化してるフジ隊員が「疲れた」「休ませて」「水飲みたい」と泣き言連発。湧水池を見つけると仕方なしに休憩に入るが、対岸に赤い醜面小怪獣が現れると追跡。追う先に所員のやたらと署名の入ったハンカチを見つけると、アラシは「これは、あのチビッコ怪獣が、我々を所員のところへ誘導してるに違いない」と希望的観測。「小さくても怪獣は怪獣」と信用しない2人を置いてアラシがズンズン行ってしまうと2人もついていかざるを得なくなる。
崖の下に下りてハヤタ救出を試みるキャップ。自ら起こした落石でハヤタに危険が及ぶと思わず目をつぶる。
ヒョコヒョコと逃げ足の速い醜面小怪獣。埒が明かないとイデは、特殊風船爆弾をスーパーガンから発射、ジャングルでも判り易いピンクの風船という目印を付ける。小怪獣、背中に風船を撃ち込まれる。
険しい崖に分け入る小怪獣。アラシたちが必死について行くと、その先にはズタボロになって倒れている松井所員が。
話によると、島は火山活動の異常により自然が狂い、有史以前の怪獣が跋扈する弱肉強食の世界になってしまっており、他の所員はみな怪獣に襲われ全滅。本人は小怪獣のはからいで辛くも助かったのだという。
優しい怪獣だった醜面小怪獣に、イデが「疑ってゴメンよ」と近付こうとすると、岩を砕いて冒頭の小頭怪獣が出現。荒ぶる小頭に銃器で応戦するアラシ、イデ。小怪獣も怒ったのか無闇に手足をバタつかせていると、イラついた小頭が岩を投げ付けるとクリーンヒット。そのままコテンと絶命してしまう。(ちなみにイデは、このとき小怪獣に「ピグモン」と呼びかける)
死んだピグモンから風船が外れると、それを小頭の顔の前で爆発させようとするアラシたち。昇ってくる風船を寄り目になって睨む小頭怪獣。このときの目のギミックがすばらしい。
目の前で爆発が起こると発狂する小頭。すかさずSOSの信号弾を撃つアラシチーム。
生きてはいたが満身創痍に違いないハヤタを助けたキャップは、ハヤタに促されアラシチームの応援に急ぐ。その間に変身してしまおうとするハヤタはカプセルがないことに気付き、焦る。
岩の隙間に落ちているカプセルをやっとのことで掴むと変身。そのまますっ飛んで行きダイレクトキック。
岩石投げ攻撃にスペシウムの無駄使いで対応しつつ、力対力のプロレス戦開始。思いっきり首を絞め、ブンブン振り回して首投げを決めると、小頭が震えて絶命でフィニッシュ。
ウルトラマンが帰ると、夕刻の切り立った海沿いの丘に無許可で墓。死んだ3人の所員の供養をし、邪魔者は全て始末した報告を済ませると、キャップが「自然はいつも美しいとは限らないことを忘れてはならない」と、腕吊ってるハヤタをたしなめEND。
救助に行くだけの実にシンプルな話。
通信機器が使えない、いい怪獣が手引き、というところがキモか。
そのかわり大盤振る舞いで5体も怪獣が出演。これだけ出れば、逆に話はシンプルな方がいいのかもしれない。
見所はやはり大挙して登場する怪獣になると思うが、その中でもレッドキングのデザイン、造型が出色の出来。
身体のボリューム、ディフォルメの付け方、生物としての姿勢、バランス、凝った造りのギミック、身体のラインの配置の妙。どれをとっても完璧な印象。単純なデザインなだけに細かいところにこだわる姿勢が大事なのだということが判っていてこそのデザイン、造型だと思う。
ほか、気になったところは、島の、多分本物の自然の木や岩にペイントしていたこと。あれは果たして撮影後消したのか?
あと、キャップの邪魔なものは即刻消すという、処置。(まあ、優柔不断に行動したり、変に人間以外に人権擁護的な考えを適用して、市民を危険に晒すよりは的確な処置だとは思うが)
戦闘時のグロ描写あたりも気になった。
それにしても、ほんと、勝手に埋葬して墓立てるよな。しかも十字架。長崎だからみんなキリシタンだと思ったら大間違いだと思うが。
- 2012/07/09(月) 07:53:16|
- MX円谷劇場
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おお、そういえば流星がどっかに飲み込まれたんだっけ。
コマが回ってるってことは・・・、
判らんな。まだ何がなんだか。
如月は・・・、
何してんだ?
それとなくみんなにプレッシャー与えてんのか?
おい、
ホントに回ってると生きてんのか。
訓練なんて毎日やってたらバレるだろ、ゴキシイタケに・・・。
おっ?
なんで変身した?
確かにな、
ライダー部じゃなくても友情がなくなった訳じゃないもんな。
メテオにゴス!!
どういう状態で生きてたんだよ。
ロボジーやっぱいい奴か。
ぜ、全身タイツって(笑)
衣装自分で用意したのか?この教授。
死ぬな。
この教授。
もうそろそろ死ぬね。
ほら、来た。
うわっ、FFチックなボス来た!!!!
おい、月行ったんじゃないのかケンゴたちは。
風間トオル殺したのもこの教授かよ。
忙しいな、おい。
あれ?
せっかく戻ってきたのに流星打ち抜かれた?
弓引かなくても矢が出るとか、チートだな。
ケンゴはよく許せるな。
親父殺しの犯人じゃないか。
絶対、ライダー部から12使徒出ると思ったよ。
困った展開だな。
あれ、山根っぽいのが・・・。
テーマ:仮面ライダーフォーゼ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2012/07/08(日) 08:35:32|
- 仮面ライダー
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パジャマ。
可愛らしい。(笑)
なんか、あの怪人見覚えが・・・。
『ヴァーチャロン』にあんな女型のロボットが居たような。
話が『ガンバルガー』とかみたいだな。
気のせいか、青の髪型が変わったような・・・。
ここまで格納庫での作業を見せるのも珍しいな。
やっぱ、いいわ『ゴーバスター』
赤はホントに純真なんだな。
仲間が怒るのも無理ないわ。
脅威のトンでもロボ、
顔どうなってるんだ?
うううう、
パソコンの調子が悪くて(遅くて)
思うこと書けんうちに終わってもーた。
テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2012/07/08(日) 07:57:22|
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予告で見たオカッパの娘が気になって急遽見てみた。
話は、テレ東かBS-TBSでありそうな感じの若干サブカル臭のするコメディーだったけど、マンガが原作だしテンポもあるし、いい意味でこんなもんかな、とは思った。
けど、全てにおいて「美人だから」で押し通すのは何か、無理があるな・・・。
だったら、わざわざ絵のモデルなんてやんなくてもいいんじゃないのかと。(そういう設定なんだろうけど)
好きになられないように、いかに回避するかが、毎回の笑いどころで見どころなんだろうけど、そんなに好意を持たれたくないならメイクもしなけりゃいいのに、って、主役の造り込まれたデカいモデルの娘が、はたしてノーメークで役のイメージが保てるのかって問題もあるけどね。
と、いうか、ドラマ完全にオカッパの娘(草刈麻有)でもってんじゃん。
あの娘が1人でストーリー回してたね。
あのキャラクターは面白かったよ。
ルックスもミステリアスで嵌ってるみたいだったし。(原作知らんけど)
あと、脇の配役も微妙な線突いてて、ちょい気になった。
ちなみに、草刈麻有は知ってると思うけど草刈正雄の娘さん。
役は中学生だけど、本当は19歳なんだね。
画像いろいろ見たけど、写りまちまちだな・・・。
とりあえず、今回の役のオカッパが自分としては印象良いかな。
- 2012/07/08(日) 06:14:18|
- TV、映画、DVD、CD感想
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キャップがフィニッシュする話。
<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ(黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。
ムラマツ(小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。
アラシ(石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。
イデ(二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ(桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属)(平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム(津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。
中近東の砂漠への巨大隕石落下からスタート。
以来、付近では謎の事件が頻発。科特隊トルコ、インド支部等が調査に向かうも、いずれも行方知れず。日本支部にも応援要請が入ると、パリ本部から連絡員ジムがやってくる。
アラシが車で出迎えるのだが、車のまま科特隊基地に入るスロープの構造が面白い。
基地内では気持ちが逸るイデ。隊員としての腕を振るいたいのか、海外旅行がしたいのか、浮かれてキャップに睨まれる。「これは生易しい事件じゃないぞ」
それを補足するようにジムが、『さま~ずさま~ず』内の人形劇に出てくる、大竹演じる巨大カエル“やすゆき君”と同じ声で「完全な装備で出動したんだが、消えてしまった・・・」
科特隊は、フジ隊員を連絡係に残す代わりにジムを加え、人跡未踏、謎の街“バラージ”があるという魔の地点、トルコ東部、イラン・アルメニア国境付近へと飛ぶ。
ジェットビートルは隊員を乗せ、銭湯の壁絵的なマット画を横切って中近東へ。
途中、イデがまたしても浮かれて通信機で実況ごっこをしていると、前方に雲を突き破って上空に伸びる虹色の光の帯が。
近付くにつれ、すべての計器は狂い、操縦不能となり離脱も不可能となるが、キャップの気転であえて突っ込み、上へ乗り越えることで脱出する。このときのキャップの決断は恐ろしく早く、さらに光の帯が磁力光線であることまで瞬時に見破る。
が、ビートルが故障していたことには変わりなく、ハヤタの健闘虚しく機体は砂漠にかなりのスピードでヘッド・スライディング。
全員失神の上イデは額を割る。
通信機の修理にイデを残し、ジムの発案でバラージを探しに歩くことにする科特隊。
このときも、一部砂漠がマット画だが、さっきよりは上手く結構馴染んでいる。
ガイガーカウンターを向けながら砂丘を下る一行。反応が強い場所に急ぐと、そこには例の隕石と見られる直径2、3メートルはあろうかという赤褐色の巨石が・・・。大きさの割りにクレーターが小さいが、ガイガーカウンターを当てると磁力はなく、先程の磁力光線を出したのはコレではないと結論するキャップ。もちろんガイガーカウンターで調べたんで出ているのは放射能なのだが、スーツが特殊なのか、鍛えてるのか、まるで意に介さず、磁力意外には興味のないキャップであった。
その後、アラシが不用意にスパイダーで隕石を小突くと甲高い金属音が鳴り響き、同時に獣の咆哮も響き渡る。焦る科特隊。
ビートルの通信機を修理中のイデのもとにも咆哮は近付き、砂の中から大アゴを持った昆虫のような化け物がこんにちわ。イデはもんどりうちながら逃げ、キャップたちと合流する。
戻ると怪物の姿は消えていたが、代わりにビートルのあった場所はすり鉢状に窪み、ビートルはアリ地獄に捕まったアリの如く底で大破していた。
よせばいいのに、アラシが率先して調査を買って出ると、底へ行くまでもなく途中で穴に嵌る。
ハヤタの投げたロープでテンポよく脱出するが、背後からはアリ地獄よろしく怪物が大アゴを覗かせる。
すかさずキャップがスパイダーで応戦すると、怪物は天を仰ぎ口元から虹色の光線を発射。
磁力光線の元はこの怪物であった。キャップ、スパイダー奪われる。
砂漠を逃げ惑う科特隊。程なくすると砂塵に煙る怪しげな街が・・・。
日干し煉瓦で造った簡素な砂漠の街並みは、かつてシルクロードで栄えたが今は廃墟寸前の幻の街、バラージのものだった。
背後には、ノアの箱舟の漂着地であるアララト山がそびえ、崖の上にはなんとなく松っぽい針葉樹も生えるバラージに入ると、その中には東洋人風の顔をした謎の民衆が、バラバラの民族衣装で、聞いたことのない言語を話しながらたむろ。困っていると、クレオパトラ風の東洋人美女が現れ、頭の中を読んで日本語で話しかけてくる。
美女は、かつては繁栄したがアントラーの出現により人が寄り付かなくなり衰退した、という街の歴史を語って聞かせ、アントラー(先程の磁力アリ地獄怪物の名)が近隣の街のようにバラージを破壊しないのはノアの守り神に守られているからなのだという。
神殿に入りノアの守り神を見せてもらう科特隊。
RPGのセーブ場所のような石造りの神殿内の赤い幕を引くと、中からは地蔵さんのような石の肌むき出しの石像ウルトラマンが(!)
右手を掲げ、左手にはアントラーから街を守るという“青い石”を掴んだスタイルのウルトラマンことノアの神。アラシたちは、5千年前にウルトラマンの先祖が一度地球に来ており、そのときも地球人を助ける行動を取ったのだと推測。キャップはウルトラマンを人類にとっての“平和の神”なのだという気持ちを強くする。
直後アントラー出現。
青い石があるのにもかかわらず、街を壊し始めるアントラー。“運命の日”が来たと諦念の美女。
科特隊はスーパーガンで戦うが、磁力によりガンは奪われる。
その後、杖突いたバアさんが怒りに血迷い突進するが、そく転倒。ハヤタは陰に連れて行くついでに変身。
現れたウルトラマンの姿に神を見たバラージの民はひれ伏し、科特隊は一安心。
が、なにやらいきなり強い感じのアントラーに砂などを浴びせられ、出鼻を挫かれてしまうウルトラマン。
金属を多く含んでいるのか、磁力光線に背後から引き寄せられるウルトラマン。すんでで挟まれるのだけは回避するも振り向いて角を掴んだときにはタイマーは赤。虚弱体質か。
うっかりスペシウム光線を放ってしまうと、なにげなくはじき返されてしまうウルトラマン。組み付いて揉み合っていると、さすがにバラージの美女にもピンチに見えたのか、神殿の青い石を掴んで取って返す。
ウルトラマン、立ち上がると疲れのせいかアゴが出てしまい、猪木のようなご面相になっている。
その後、美女のお告げに従い、キャップが青い石をアントラーめがけて大遠投。みごと頭頂部にヒットすると大爆発でフィニッシュ。アントラーが倒れるのを確認すると民衆に向き直り偉そうに仁王立ちするウルトラマン。民が喝采を送ると満足そうに飛んで帰る。
アラシたちは、青い石もウルトラマンがかつて持って来たものだろう、と好意的に解釈し、さりげなくハヤタがバアさんを抱いて戻って来ると、美女がバラージが再興することはもうないと諦め気味に言い放ち、キャップが滅び行く街を眺めて感慨に耽り、フジが持ってきた別のビートルで帰路に着きつつEND。
ストーリーにたいした起伏はないが、ウルトラマンの素性が垣間見えるなかなかの良作。
隕石とアントラーの関係など、不明の部分もあるのは、ちょっと残念か。
が、なんといっても今回の注目は豪華なオープンセット。
これは、たまたま『奇巌城の冒険』という東宝と三船プロの合作映画が、生田スタジオに中近東風のオープンセットを造っていたのを借りたものだそうで、テレビ特撮としては異例な豪華さが実現。よく見なくても凄く造り込まれてるのが判ります。
それに合わせて、マット画を多用したり、スクリーンプロセスをしたりとなかなかの雰囲気作りでした。
話としては、やっぱり、以前にもウルトラマンが地球に来ていたというのが、ノアの伝説と結びついている所が面白いですね。
この宇宙的な悠久の時間の扱い方はコズミックホラーとしての『クトゥルー』を想起させていい感じです。
それと、またアラシが酷い目に遭ってるのと、なにげにスペシウム光線が効かず、尚且つキャップが仕留めるという異例さも面白いですね。(実は負けてた?)
アントラーのデザイン、造型も出色の出来でした。
- 2012/07/02(月) 07:26:01|
- MX円谷劇場
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おっ、ガチャガチャのフォーゼ出来いいな。
それにしても、もう本当に終盤だな。
そんな気がしないけどな。
ライダー部が無事でいられたのは鶴見の温情。
まさにそうだな。
なんせ、敵味方が同じ建物の中に常にいるんだからな。
全員顔もバレてるし。
アンガ田中はいいこと言ってるけど、
キモイなぁ~。
あんなスタイルいいのにな。
スタイル関係ないか。
ロボジー登場!!
特訓って、懐かしい響きだな。立花さん!!
ここは新宿ぅ~、ステーキほ~りたん♪
ゴリラ獅子強いな。
そして単細胞だな。
ロケットって、両腕にも付くのか。
えええええええええっ!!!!意外なんですけど!!
あのヨレヨレ教授がロボジーって・・・・。
話が訳判らん・・・。
ホントは悪い奴居なかったりして。
テーマ:仮面ライダーフォーゼ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2012/07/01(日) 08:30:38|
- 仮面ライダー
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バイクの人(笑)
まさに、バイクの人。
バディーロイドって・・・、
根本的にバカなのかね。
それとも、自分がロボットっていう自覚が薄いのか?
生まれたときから人間に育ててもらってる動物みたいに。
バイクの人は顔怖いよ・・・。
あっ、まさかと思ったら遊具がバラバラに・・・。
どいつもこいつも、
ロボットに口があるようには見えないんだがグビグビと・・・。
手分けして捜索とはいえ、
全員徒歩とは悠長だな。
そういえば、司令官。
数話のあいだ姿がなかったけど、居なかった理由が判ったぞ。
裁判出てたんだ。
女性物下着愛好者の男として、そのことで社会的に冷遇されるのは差別だ、
って声高に訴えてた。(『リーガルハイ』で)
あんな趣味持ってたとはね・・・。
見た目じゃ判らんな、人は・・・。
あらっ、くだらないこと書いてたら終わってた。
テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2012/07/01(日) 07:59:12|
- TV、映画、DVD、CD感想
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