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GEN'sログ(雑記)

イラスト&コミックのサイト「GENユニバース」の管理人GENのブログです。

TOKYO MX 円谷劇場 「ウルトラマン (デジタルリマスター版)」 23話

魔球のような原理でロケットが消える話。もしくは、代々木公園が泥沼になる話。

<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ(黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。若干滑舌悪し。
ムラマツ(小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。怪獣に対しては常に“やっちまう”男。16話より角刈り。
アラシ(石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。デリカシーに欠ける嫌いあり。
イデ(二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ(桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属)(平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム(津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。16話より科特隊制服着用。ときどき非人間的能力を発揮。(非人間説あり)


冒頭、東京、代々木体育館で開かれる国際平和会議を妨害せんとする事故に見せかけた殺人事件が続発。
各国の代表が乗った航空機、船舶などが次々に事故に遭う事態に、パリ本部からアラン隊員が東京に送り込まれる。

ライトの絞られた作戦室では、透明アクリル板に示された事故現場を睨みながら犯人像を推理。イデは卑怯な第三国の妨害と捉えるが、アランは宇宙からの妨害もありうると可能性を広げる。アップになる映像。闇に浮かぶ顔々。何処かから響くサイレンの音。サイレンは次第に大きくなり、そのまま場面は国道一号線の深夜のカーチェイスへスライド。回転灯を点け猛スピードで追跡するパトカー。老人と子供を轢き殺したらしい車は狂ったように疾走。脇道に入り、人気のない山道に逃げ込む轢き逃げ車。なおもパトカーが追跡を続けると、突如轢き逃げ車は爆発炎上。犯人は出てきたところを確保される。
このシーン、犯人確保までのカメラの構図が素晴らしい。炎ナメの車のローアングルからの正面ショットでパトカー到着。切り替えして、パトカーのローアングルカット、車の下の空間から僅かに覗く逮捕劇。共に構図はシンメトリー。ちなみに、狂ったような逃走劇を繰り広げた犯人は女性に見える。

翌日、キャップ、ハヤタ、アラシ、アランは科特隊専用車で事故現場へ。警官の話によると、爆発した車は、見えない壁のようなものにぶつかったかに見えたらしいのだが、ハヤタたちは訝しげ。が、アランによると、今回の一連の妨害事件は、みなどれも見えない壁に激突しているとしか思えないものばかりなのだという。
ちなみに、科特隊専用車、右のフロントバンパー(映像では左)が下に曲がっている。

その後、採石場のような山を切り開いた広場に到着すると、何もないのに足を取られたようにタイヤが空転してしまう科特隊専用車。アラシが慌てていると電子オルガンのトリルによるSF音。ビックリしたハヤタは脱出を指示。直後、科特隊専用車は大爆発する。
ハヤタ、アラシは、異音のするなか、何も見えない空間を睨み「見えないロケットだ!!」と発言。それを受け、キャップにより即座に科特隊本部からビートルが発進。東京の空を警戒する。

急な出動な上、敵が見えないときてガラが悪くなるイデ。フジにたしなめられ、電波探知機で航跡を突き止めると、空には出し主の居ない飛行機雲。そのまま交戦に入りビームの打ち合いになるビートルと見えないロケット。ビートルは、調子の出ないイデの空元気もあり善戦するが逃げられる。

本部、何ゆえか自転車を持ち込んでいるキャップ。いきなりしゃがんでペダルを手で回し始めると、高速回転によるスポーク消失現象を実演。さらに、カラフルに色分けされた円グラフのようなものが付いた、小型手回し扇風機のようなものを激しく回し始めるキャップ。色が混ざって灰色になることを実証。これらの結果、ロケットの消えて見える原理がわかった気になる一同。イデはこれらのことからロケット見破りのための知恵を絞ることとなり、眠れぬ日々を過ごす。
ちなみに、自転車のスポークは見えなくなったが、円グラフは終始丸見えで消えてはいない。

研究に従事するイデ。普段手厳しいフジもコーヒーのサービスなどでご機嫌を伺う。イデ、テレまくり。

ロケット発見装置が完成し、作戦が決行される。
前日まで徹夜であったイデは、立ったまま寝てキャップに呆れられる。
結局、スペクトルα、β、γ線による光学的な見地から装置を開発したイデ。キャップによる回転説はあまり加味しなかった様子。

その後、ビートル各機に分乗し、それぞれ光線を照射。ロケットは無事発見される。
見つかったロケットは、ロケットというよりUFOといった方がしっくりくるフォルムで二枚貝か、サンプルと違ってペッタンコでガッカリなハンバーガーのよう。スターウォーズ的ゴチャメカの詰まった側面は動かず、上下の皿が回転。飛び立ち始めると、ガメラの如く下側から炎を噴出す(もちろん炎ごと回転)。動いていない部分もあり、炎による発光までしているところを見ると、やはり、回転とは別の方式で消えていた可能性が濃厚。
ちなみに、デザインは単純だが洗練されている。

空中戦が展開されると、撃たれて炎上したロケットは杉林に墜落。科特隊も徒歩に切り替え、粗大ゴミのようなものを担いで現場へ向かう。
途中、くぐもった獣の咆哮が聞こえると、細身のぬりかべのような巨人がヌッと出現。と、アラン唐突に「やっぱり、ジャミラ・・・」と謎の発言。「ハァ?」といった風にアランを仰ぎ見るキャップ。

猛烈な前進を見せる科特隊。頭のてっぺんまで肩がそびえ立った細身のぬりかべは口が真っ赤。追い詰められると早足で森の中を逃げ回る。

粗大ゴミに見えたのは兵器だったらしく、足を止め攻撃に転じる科特隊。

フジが近付くとぬりかべを見つめながら半泣きのアラン。イデは調子が出てきたのか何時になく好戦的「やれっやれぇ~!!」
科特隊の猛攻に山陰に逃げ込むぬりかべ。

見失い、夜になり、小休止の一行。しゃがんでタバコをくゆらすキャップが渋い。
ふと、キャップがアランの「やっぱり、ジャミラ」発言を思い出し、問いただすと、意外なことを語りだすアラン。

それは、あのぬりかべが人間だ、という話であり、宇宙に取り残された飛行士の成れの果てなのだという。
ロケットは、見知らぬ星に不時着し、水の少ない環境から身体は変化し、今また復讐のため、自らロケットを改造し地球に現れたのだという。(ここまで、キャップとアランの推測)

そこまで聞くと、イデは突然「俺、止めた!!」「ジャミラと戦うの止めた!!」と、銃を地面に捨てる。
人類への脅威は何者であれ排除しなければならない、という科特隊の理念無視の行為に激昂するアラシ。
イデは、自分がロケット発見装置を造ってしまったことを悔やみ、そのことに他の隊員も何も言えず佇むばかり。
アランは、この飛行士置き去り事件の顛末を、極秘事項のタブー扱いということから、速やかな抹殺を命じる。それも、一匹の、宇宙から飛来した怪獣として・・・。

人類の敵となってしまったジャミラは排除するしかないのだ、と説得をするキャップ。イデ、置き所のない感情を闇夜に向かい「バカヤロー」という言葉で爆発させる。

翌日、防衛隊の協力を得、完全に怪獣扱いで掃討作戦が開始される。

山村を襲うジャミラ。逃げ惑う村人たち。非常事態にわざわざ半纏着た消防団員も避難誘導に一役買うが、自分も逃げた方が賢明か。

ジャミラは火を吐き始め、藁葺き屋根の農家は簡単に燃え上がる。

攻撃のさなか、ハヤタは逆方向に走る子供と、それを追い掛ける母親を発見。ぞんざいにキャップに現場を離れることを言付けると猛火の中に走り去る。

自分の家に辿り着いた子供は、一目散にハト小屋に駆け上り一羽のハトを抱え出す。生きていたハトにニンマリ満足げな子供。ジャミラの影はそこまで迫っているのだが、ハトを無事救い出せた歓喜からか、はたまた避難中に頭部でも強く打ったか、庭の隅に座り込みハトを愛で始める子供。即刻ハヤタが抱えて事なきを得るが、突っ込んでいったハヤタが心配なイデは、ハヤタを探しながら、迫るジャミラに思わず「ジャミラ、てめぇ、人間らしい心はもう無くなっちまったのかよぉ~~!!」と絶叫。一瞬沈黙が流れる。
悲しげな顔にも見えるジャミラは、何か表現したいのか話せない口を盛んに動かし続ける。

山からいきなり代々木体育館まで歩いてきたジャミラは、防衛隊による人工降雨弾による水攻めを受ける。(火には耐性があり、水のない星に育ったと考えた結果水攻め)

連続する水攻めに苦しみ、のた打ち回るジャミラ。すかさずウルトラマン出現。代々木公園で大格闘開始。位置的にNHKは壊滅状態か。

ウルトラマン、有無も言わさず腰溜めで手から放水。泥まみれになって這いずり回り、赤ん坊のような呻き声を漏らし続けるジャミラ。代々木公園を泥沼にし、哀れというより悲壮な印象を残して絶命。

その後、夕景のなかキャップの簡単な謝辞があり、例の如く、その辺に勝手に十字架立てた墓を作りねんごろに葬る。

国際平和会議は無事開幕し、ジャミラ鎮魂の碑がひっそりと代々木体育館に設置され、「犠牲者はいつもこうだ・・・」「文句だけは美しいけれど・・・」と、犠牲者を省みない科学発展という名の横暴にイデが義憤を吐露。何時までも来ないイデに皆が呼びかけ、なんとなくATGっぽくEND。



科学発展の名の下に犠牲になった末端の者への哀悼。失敗を隠蔽する組織への義憤。味方と対峙することへの葛藤。盲目的な科学信仰への警鐘。と、様々な問題提起がされている社会派な1本。やはり傑作か。
最後のイデの吐露が、顔が見えない分心に響く。

テーマもはっきりしていて、表現も十分だったと思うので、それ以外の部分で。
まぁ、例によって矛盾やいい加減なところはオンパレードなのだが、UFO(円盤)を終始ロケットと言っていたのは、邪推するとジャミラの乗って行ったものが元々ロケットだったからなのか。

ジャミラ発生のメカニズムは、もはや神話の世界。
ジャミラが飛行士のジャミラだと判るくだりは、何かバッジとかあった方が説得力が増したような。
巨大化することもちょっとぐらい説明して欲しい気も。

ところで、この、宇宙に放り出された乗組員が、地球に自力で戻ってきて復讐を果たす。っていう、ストーリーラインは、ベスターの『虎よ、虎よ!』と同じ。
もっとも、類似してるだけで真似たとも思いませんが。(『虎よ』のフォイルはメチャクチャ強いし)

あと、関係ないですが、地震速報はいらん。
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  1. 2012/10/29(月) 07:49:58|
  2. MX円谷劇場
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仮面ライダーウィザード 第9話

そういえば、「フォーゼ」のベルトはバカ売れだったとか、
テレビで言ってたな。
スイッチはめるのがツボだったのか?


東映は、特撮関係の俳優で、
そのまま、一般映画製作にまで乗り出したか。
ホントに屋台骨なんだな。


ん~~~~、
まるっきり、先週の話を覚えていないのだが・・・。
大丈夫か、俺。


珍しく、本当のカースタントだったな。


おいおい、
日曜の朝から悲惨過ぎや・・・、
夢かよ。


季節が急に冬みたいになったせいか、
半袖の登場人物が寒そうに見えるな。


ドラゴンは暗黒面の象徴なのか?


あっ、赤くなった。
進化とか・・・。
でも、新フォームにしては、カッコいい方だな。


二刀流。
伝法寺隼人だな。


こいつら、
みんな骨董屋に住んでんだろ。
いつでも居やがって。


敵は死なないの?


あぁ・・・、
もはや、「フォーゼ」が懐かしいな。

テーマ:仮面ライダーウィザード - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2012/10/28(日) 08:28:40|
  2. 仮面ライダー
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission36

エスケープは最近の戦隊に於いては、
久々にストレートなエロ担当だな。
アユムがガン見しちゃうのもしょうがない。(←本人談)


クリスマスはいいとして、
もう来年の正月のCMかよ・・・。


組合て・・・。


ストライキすんのか?
戦わないつもりか。


青ライオンのマークが新日本プロレス。


怪人のデザインが面白いな。
ボリュームの持ってきかたがいい。


変身に拒否権とかあんのか?
ロボットに感情があると面倒だな。


ライオンのコンパネいちいちうるさいな。
ライダーの変身ベルトか!!


ウサダは走行中のバランス抜群だな。


あっ、パワーアップフォームはみんなデザイン違うんだな。


エスケープ、大サービス回。
青好きになる展開あったりして。


何だか判らんうちに合体したな。
何処がどうなったんだか。


水木一郎の歌は・・・、
ゴーバスターズにはあってないかも、
だな。


ライオン、ビルの上乗んな。


おっ、
来週、ヨーコ回か。
よしっ。

テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2012/10/28(日) 07:58:35|
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ナポレオンラーメン

今日、学生時代の友達数人と出かけていて、地下街を通ったとき、昼前だったので、目端の利く友達2人が通路の角にあったラーメン屋に“ナポレオンラーメン”というのを発見。
そのときは、自分はよく見なかったのでどんなラーメンなのか判らなかったが、なにやらその店の名物らしい。

その後、時間が経って、昼食をとることになり、サービスエリア内をブラブラしていると、また例のナポレオンラーメンの店に出くわし、店の外にある生垣の上に並ぶ低い位置の見本を見ながら、何にするか相談。

しかし、その店は実はナポレオンラーメンの店ではなく、その隣にある奥の店がその有名店。
目端の利く2人がそちらに入っていくのにつられて、なかば角の店に並んでしまったかたちになっていたが自分も奥の店に変更。(他の2人はそのまま並ぶ)ロットを組んでいたのか角の店からは「お客さ~ん!!」とかなんとか叫んでいたような気がしたが、自分は見ていただけなので無視。

奥の店に入ると、体育館並に店内が広く、その内周をグルリと順番待ちの列が取り巻いていた。その列は入口を塞ぐように続いていて実に入りづらいのだが、タイミングよく友達が来たのでなんとなく横入り。

みな、手にプラスティックのお盆を持っており、既にプラスティックの背の低いコップ、箸も乗っていた。何も持っていない自分は慌てて歩きながらお盆を探すと、しばらくして積みあがったお盆発見。が、手に取るとコップと箸ではなく、箸が2膳。しかも断面が四角い塗り箸。困ったが、コップは後で取ることにして列を進む。

厨房を取り囲む背の高いカウンターの前まで来ると、若い高校生ぐらいの店員が壁に等間隔でズラリとはるか彼方まで並んでいるのが見え、その中の一人が、頼んでもいないのに、「ラー油使いますか?」と言いながら愛想良く近付いてきて、お盆の角にある楕円の小さな仕切りに直接ラー油をダラリ。一瞬「何すんだ」と思ったが、こういうモンなのかと思い直し、ナポレオンラーメンを注文。

高いカウンターから、中が高くなっているのか、だいぶこちらを見下ろすかたちでラーメンを作り出す職人。
手前のステンレスの入れ物の中に、既に極太面が茹ったかたちで入っており、それを掴むと何か赤いタレのようなものにちょこっと浸して何処かへ。
次に、何やらラー油がどうとか言ってきて、使うような生返事をこちらが返すと、ひしゃくに入れた熱々のお湯をお盆の仕切りのラー油の上に掛け始める。ひしゃくの湯は仕切りからすれば大量なので、あっという間に溢れ、震える手で注意深く掛ければ掛けるほどお盆はラー油汁でいっぱいに・・・。「どうすんだコレ」と思ったが、ラーメンが来たので、とりあえずそこは離れる。
ラーメンは、小さめのプラスティックのどんぶりに白濁したスープと共に入っている。その他に、2品ほどおかずも付いた。(カラアゲ的なもの?)

だだっ広いフードコートなので、友達を探すのが大変で、ウロウロあっち行ったりこっち行ったり。友達も居るのか居ないのか・・・。
仕方ないんで母親と小さい女の子の2人連れのテーブルに空きがあったので、そこにするかというところで目が覚めた。
  1. 2012/10/25(木) 19:09:39|
  2. 夢、作り話
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作曲に「no.28 80's idol pop」を追加

作曲に「no.28 80's idol pop」を追加です。

詳しくは、HPで。

今回、篭った音が多かったせいか、
なかなか音量がアップしなくて、苦戦。

最終的に割れるほどデカくしてやりましたけどね。




GENユニバース

テーマ:DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 - ジャンル:音楽

  1. 2012/10/24(水) 13:02:39|
  2. 作曲、音楽
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TOKYO MX 円谷劇場 「ウルトラマン (デジタルリマスター版)」 22話

科特隊が都内にナパーム弾の雨を降らせる話。

<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ(黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。若干滑舌悪し。
ムラマツ(小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。怪獣に対しては常に“やっちまう”男。16話より角刈り。
アラシ(石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。デリカシーに欠ける嫌いあり。
イデ(二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ(桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属)(平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム(津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。16話より科特隊制服着用。ときどき非人間的能力を発揮。(非人間説あり)


羽田にJALの国際便が到着し、パリ本部から特別任務を帯びた隊員、アンヌがやってくる。出迎えたイデ、アラシはモノレールに同乗し任務内容を聞き出そうとするが、大きめのミラーサングラスで無表情のアンヌはかたくなに口を閉ざす。

本部に着いたアンヌはなおも無表情。笑顔だが慎重に迎えるキャップは静かに近付いていき、いきなりスーパーガンを抜くと、そのままアンヌの胸を撃ってしまう。冒頭からサスペンスフルな始まり方に期待が高まる。アンヌのグラサンに映るキャップの顔には眉間にシワ。

が、撃たれたアンヌに別状はなく、ビームが当たった左胸の服の下から、ファミレスの紙ナプキン程度の大きさの銀色の板を取り出すと、そこには“PAR-24 ANNE MORHIM”の文字。
それは科特隊の身分証明書であり、それを所定の位置に携帯していることを前提に、キャップはスーパーガンを撃ち身分証が本物であることを確認したのだった。
「アンヌ・モーハイムです」と軽い自己紹介が済むと、今度は本当の笑顔で交わす握手。ちなみにアンヌの服には、穴はおろか焦げ後もない。

緊急招集が掛けられる科特隊本部。アラシらが慌てて躍り込んで来ると、ハヤタに国際宇宙開発軍のロケット操縦の技術指導任務のため、パリ行きが命ぜられる。
日本を離れることをためらうハヤタだったが、アラシたちの後押しもあり渋々行くことに。イデは、戦闘中行方不明になっては帰ってくるだけのハヤタを“役立たず”と見ているフシがあるのか、居なくても大丈夫的なニュアンスの嫌味を一発。
シーンの終わり、意味ありげなローアングルからアンヌは遠くを見るようにゆっくり首を振る。

即日ハヤタはアンヌと出発。皆で見送った帰り、アラシは空に異変を見つける。
ビートルが飛び立った航跡か、空には謎の黒い帯が弧を描き、地平線の彼方に伸びていた。

その直後、東京中の電波に異常が起こり、無線どころか有線のケーブルにまで混線が起こり、テレビ、電話、通信関係が一切不通となる。

ただちに原因究明のため行動に移る科特隊。イデ、アラシは調査のためテレビセンターへ向かう。
センターでは、電離層の異常、もしくは衛星の故障と見るも、いずれも原因にはあたらず。
その後、テレビセンターに何故か居た、宇宙考古学の権威、弱った顔が渥美二郎似、でおなじみの福山博士がしたり顔で登場。「灯台下暗しだよ・・・」と、曰く有りげな物言いで周りの気を引く。
博士の調査によると、電波妨害をしている強力な磁力は、科特隊基地からが一番強いのだという。あまりのことに大声を出すアラシ。

その後、前回とは人が違ったような、どんよりとして何かに操られている雰囲気を発散している福山博士を車に乗せ、一路本部へ。その途中、ちょうど代々木体育館の横で、イデはスタスタと歩いている、来たときと同じ格好のアンヌを見つける。仰天して身を乗り出すイデに、「ばぁかぁ、何を言っているんだ!!」「人違いだよ!!そんなわけはない!!」と頭から否定するアラシ。持ち前のデリカシーのなさを見せ付ける。

本部に戻り、磁力線を検知器で計りながら発信元を探るイデ、アラシ。
ズンズン進んで行き、針が振り切れ、あらぬ方向に回り出す部屋に駆け込むと、そこにはデュポンライター風のゴールドライタン的、金属削り出し物体が上3分の1を左にずらして鎮座。アラシによると磁力は強力なのだが、なにゆえか金属に影響はないらしい。

作戦室に持ち込まれたライターは、いきなり福山に分解されたらしく、昆虫標本の如く几帳面に小さい部品から順番にナンバーを振って、黒い箱の中のガラス板の上にビッシリと置かれている。高まる性癖への欲求が開放されたかのように満足げにタバコをくゆらす福山は、「恐ろしい発明です」「電波を狂わせる、ケリチウム磁力光波を出す機械です」とぎこちない笑顔でキャップへ説明。さらに、「しかし不思議だ」と、小さな部品をピンセットで摘むと「このゲルマタント鉱石は、地下4万メートルにあるものと推定されるものなんです」とポツリ。
話によると、地上では使われていない筈のもので、ここにあること事態謎。

イデは、最近外部から本部に入ったものといえばアンヌ以外に居ないことから疑いを掛ける。アラシは車の中の件が気に入らなかったのか、引き続きアンヌ説を否定。鉱石は宇宙にもあるのでは?と宇宙人説を唱える。

ライターを分解したため通信は回復したはずだったが、パリへ飛んだビートルとの交信は途絶えたまま。パリへ到着した形跡もなく、墜落、遭難も懸念されたが、とりあえず宇宙パトロールを行う科特隊。(えぇ!!)

その帰り、ビートルのイデは猛烈な眼力を活かして上空から地上のアンヌらしき女性を認識。アラシと揉める。

地上に降りたイデとアラシは、崖下に居るアンヌに近付くため忍び足で崖を降りる。アンヌはしゃがんで計測器のようなもので地面を計っている。と、獣の咆哮のようなものが聞こえ地震が起こると、よろけて声を出したイデたちに気付いたアンヌは慌てて車に乗って逃げてしまう。イデ、アラシ、スッ転がって転落。
逃げられてしまったイデたちが悔しがっていると、車のあった場所にハヤタのバッジ。

本部に戻り、ハヤタのバッジや事の顛末を報告する2人。キャップは、パリ本部から電送写真を取り寄せ、本人に間違いはないことを確認するが、まだ2人ともパリには着いていないとも。電送写真風に加工(不透明な絵の具で走査線を描き込んである)されたアンヌの顔写真を、フジがキャップに渡すときの顔の近さが異常。

アラシはいまだに、ハヤタがバッジを落としたんでは?と焦点のボケた推理をしているが、イデのアンヌ犯力説によりキャップはその線で張り込むことを決意。イデはテレビセンター。アラシはインターナショナル・テレホンサービス。残りは本部と振り分ける。

そのころ、拘束されていると思しきハヤタは、スタジオ並にライトの並ぶ天井を朦朧として見つめていた。

その夜、銃片手に警戒するテレビセンターのイデ。何故かバックにはサックスがむせび泣くムードミュージック。怪しいというより妖しい。

イデがスタジオに入っていくと積まれたセットの陰にアンヌ。揉み合っているうちにアンヌのグラサンが外れると、その下から出てきた顔には目が無い・・・。瞑っているのではなく、完全に開口部らしきものが無い顔を見てイデ目が点。固まってしまい若干泣きそうに。

我に返って追いだすも、アンヌが胸に手をあて辺りをフラッシュさせると轟音と震動。テレビセンター付近の地下からアスファルトの地面を割って建物ごと豪快に押しのけ、尖り顔の薄べったい頭のフシくれた怪獣が出現。イデの報告によりアンヌは別人と発覚。怪獣出現も知らされる。

高笑いするアンヌ。その後、鋭い目の怪獣に駆け寄るときの構図が素晴らしい。建物と建物の間をアンヌが奥に向かって走り、スリット状に見える夜空を横切る怪獣が目を光らせる。

都内を暴れまわる尖り顔の怪獣。無闇に建物に突っ込んでは破壊を繰り返す。意外に飛び出している唇がなんとなく気持ち悪い。

火を吐き出した怪獣は、駆けつけたビートルを炙る。すかさずキャップは都内でナパーム弾の投下を指示。
バラバラと撒かれるナパーム。次々に上がる火柱。これでもかと親の仇のように繰り返し投下されるナパームに都内は火の海。

撃ち尽くしても倒れない怪獣。呆然とするキャップも思わず「凄い奴だ・・・」

その後、火を吐かれたビートルはフラフラ飛行になりそのまま着陸。地上戦に移る。

「行け、テレスドン」と言い残し、ニセアンヌは車で逃走。
モノクロの世界でここが地底だと知ったハヤタは、覗き込むグラサンたちの中にアンヌが居ることに気付く。
ニセアンヌによると、ここは地下4万メートルの地下世界で、これから地底人の地上征服が始まるのだという。

何故か外国人風の風貌の者しか居ない地底人は、かわるがわるグラサンを外すと本性を晒す。リーダー風の男の話によると、氷河期以前に地殻変動で地下に潜っていたらしいのだが、このたび地上に上がり人間を奴隷にすることになったらしい。さらに、地底人はハヤタの正体にも気付いており、怪獣のように操り、ウルトラマンをも征服の片棒を担がせるつもりらしい。

ゴーゴーを踊るかのように腕を上下にフリフリ、ステップを踏むテレスドン。
地下ではハヤタが催眠によりベータカプセルを使うよう迫られ、フラッシュビームを焚く。

モノクロのまま出現するウルトラマンの背にはまばゆい光。光の子(宇宙人で別人格)であるウルトラマンはハヤタの意識が失われていても関係がなかった。さらに、変身のフラッシュは地底人たちに致命傷を与えたらしく、みな叫び呻きながら昏倒。

地上に出たウルトラマンはテレスドンと対峙。猛烈になぶるとテレスドンはそれだけで死に、ウルトラマンは闇夜に飛び去る。

本部、キャップがデスクに短い足を乗せてうたた寝をしていると、突然ハヤタ。皆が駆け寄り無事を祝うとさらに本物のアンヌが登場。一瞬緊迫するが、グラサンを取ると、下からは意外にヘタクソなエジプトメイクの笑顔。

ハヤタとアンヌが再びパリに発ち、凄い煽りのアングルで残りの隊員たちが見送りEND。



ミステリータッチで実相寺監督のカメラアングルが目を引く佳作。

地底人がバカすぎるなど、雑な部分も多いのだけど、キャラの入れ替わりなど、ミステリアスでサスペンスなイメージで統一されているのがいい。
また、地底人に目が無いなどのショッキングシーンも特徴。ミイラと並んでトラウマ植え付け回か。

特撮の出来も含め、カメラアングルの巧みさが顕著で、ローアングルのダイナミックな街破壊シーンや、隙間、俯瞰、ナメ等の意識的なカメラアングルも画面に多彩さを与えていて飽きさせない。
効果音(SE)による演出も効果的だったように思う。

ただ、冒頭のアラシの見た空の異常が果たしてどれを指していたのか、書いた自分でも確信が持てない。
また、あの黒い線が手摺りじゃないとしても、何だったのかは説明がないので判らないのが痛い。

ウルトラマン(宇宙人)とハヤタ(融合している人間)の、意識どっちなんだ問題に若干切り込んでいるのも珍しいか。
  1. 2012/10/22(月) 08:06:48|
  2. MX円谷劇場
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仮面ライダーウィザード 第8話

また、指輪40個とかあんのかね。


あの動物メカ、
使い魔だったのか。
じゃあ、どっかにああいうのがウジャウジャ居るとか?


おいおい、
ニセ藤井隆と襲われたガキのコーディネートが一緒じゃねーか。
ワザと?


ワザとっぽいな。


八木さおり(!)


子供、シートベルトしてたか?


八木さおりは看護士だったのか。
ずいぶん親しいんだな。


ジェンガって、色付いてるのもあるんだな。


そもそもニセ藤井は何モンなんだよ。
もはや骨董屋に住んでんの?


嫌なガキだな。
買って来てくれるだけありがたいだろ。


おう、まさか、八木さおり殺したんじゃ・・・。
日曜の朝からショッキングだな。


ウィザード弱っちいな。


トンでもねえとこまでワープしたな。
何川だよ。


えっ、もうパワーアップすんのか?
じゃ、この先もドンドン変わんだろーな。

テーマ:仮面ライダーウィザード - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2012/10/21(日) 08:28:40|
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission35

天才っていうか、変人(狂人か?)って感じだが。
水木一郎。


レッドのメカは変型したら小さくなったな。


あの銀色のジャケットは白衣だったのか・・・。


青ライオン、デッカイな・・・。


なんか、ライオンもレッドロボも
毎回サイズが違うぞ。


変人で済まねーな、あの感じは。


短い腕で、よくクロスカウンター打てたな。


バイクんとき、頭はまさか・・・、
タイヤ?


ライオンのコンピュータは毎回水木一郎?


コンパネが取れた・・・、
と思ったら、水木!!


あぁ、顔の後ろがタイヤなだけで、
顔はバイクのカウルの一部になるのね。


うわぁ、やっぱりライオンは他のロボとも合体すんのか。

テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2012/10/21(日) 07:58:41|
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文藝別冊 諸星大二郎 異界と俗世の狭間から

news_large_H1-01.jpg以前買っておいて、読む順番間違えて今読了。

諸星大二郎は、友達に強力に薦められた『マッドメン』と、ドラマ版の『栞と紙魚子』ぐらいしか知らなかったんですが、最近になって興味が出てきて読んでみたしだい。

本としては、ロングインタビューに多彩なゲスト執筆人、製作過程を追ったネーム、シナリオの掲載、作品解説、作品リストと申し分ないぐらいの内容で、これだけ読めば全く知らなかった人もすぐマニアの仲間入り、といった具合の濃い内容で、なかなか有意義でした。
惜しむらくは、今買える単行本にどんなものがあるのかが載ってないくらいか。(バージョン違い、描き直しが多い諸星作品の場合、「何々版のコレを読め」と言ってもらえるとありがたかったのだが)

と、いうわけで、モリモリ興味が湧いてきて『妖怪ハンター』シリーズ、『栞と紙魚子』のシリーズ、短編や中国物なんかも読みたくなりましたね。
とにかく、この人にしか描けないだろうという奇想が凄い。読み込んでいる資料も並みのものではないので、そういった書物から拾ってくるエピソードを作品に昇華してもらえるのは、勉強になるし何よりありがたい話ですよ。
ほんと、末永く作品を発表してもらいたいですね。

ところで、なんで今まで読んでこなかったのに、最近になって興味が湧いたきたのかといいますと・・・、
実は『もののけ姫』あたり以降の宮崎作品が諸星大二郎の影響下にある、という話を聞いたからで、『もののけ』は中世日本のまあ、妖怪譚ともいえるので、多少おどろおどろしくても気になりませんでしたが、その後の『千と千尋』や『ハウル』にも呪いや怪異なものの象徴として、黒いドロドロした、もしくは不定形な存在が出てくるのが、何でなのかなと疑問に感じていたんですが(らしくないかなぁ、と勝手に感じていたもんで)、それが、諸星作品の影響だと聞いて、なるほどなと。非常に合点がいきました。
どうも、宮崎駿は諸星作品のようなものを製作したいとずっと望んでたみたいですね。そう思って見ると、作品の選び方がそっち系ですね。『ぽにょ』も隠れクトゥルーだし。

というわけで、『妖怪ハンター』あたりから探してみようかなと思っていますが、例によってブックオフとかに行ってあるんでしょうかね。中古では新し目のものしかないかな、文庫とか。(新品買えって?)

あぁ、『マッドメン』は持ってるんだから(友達が「やるから読め」ってくれたんだけど)それから探すか。(部屋の中を)
  1. 2012/10/20(土) 01:10:18|
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TOKYO MX 円谷劇場 「ウルトラマン (デジタルリマスター版)」 21話

子供が大量の鳥の屍骸を拾い集める話。

<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ(黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。若干滑舌悪し。
ムラマツ(小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。怪獣に対しては常に“やっちまう”男。16話より角刈り。
アラシ(石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。デリカシーに欠ける嫌いあり。
イデ(二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ(桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属)(平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム(津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。16話より科特隊制服着用。ときどき非人間的能力を発揮。


ススキの群生する大武山のわりと急な斜面を、頂上の方角から棒切れ片手に、英語の勉強をしながら当たり前に降りてくる中学生。「バーズ フライ」と繰り返しながら、ふと足元に目をやると、深い草むらの中にグッタリしたハトの屍骸。「あぁ」と手に取ると、ハトを見たことがないのか、「でけぇ鳥だなぁ~」と、なにやら笑顔。
さらに辺りを見回すと、そこここに落ちている複数の鳥の屍骸。「あっ、ここにも」、「よいしょ」と声に出しながら拾い集め、胸いっぱいに屍骸を抱える中学生。ただ不思議がるばかりで他に感情が湧いている様子もない中学生の前に、さらにハトが一羽キリモミしながら落ちてくる。

屍骸の山を学校に持ち込んだ中学生は、面倒臭がられたのか何故か先生たちに睨まれる。
立っている格下の教諭は、「“殺生石”という毒ガスを吐く石がある」と可能性も述べるが、即、格上の教諭に「それは活火山の場合だ」とたしなめられ、「焼き鳥にでもしようと思って、網を張ったんじゃないだろうね」と生徒を責めに転じる。
善意の報告が仇となりかけ怯える中学生。

ふたたび大武山。4人の女性ハイカー。セーターにジーパン程度の軽装で頂上のカルデラ湖を目指す。
2人は疲れ、2人は噴火口を見るといい別れる。
意外と切り立っている火口から中を覗くと水溜り程度の池。つまらないと食い掛けのリンゴを捨てると水はゴボゴボと沸き立つ。

4人が座りづらそうな傾斜地で昼食を広げていると、沸き立つカルデラから発生した煙が一面に漂い、臭がりつつも「何処かで焚き火でもしてるんじゃなぁい」と、見当違いなのん気な反応。そうこうしているうちにモヤの中から「があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ」とタンが絡んだライオンみたいな轟音が響くと、恨みがましいガマガエルのような、卑屈な六平直政のような大顔が目を光らせ出現。仰天した女性ハイカーは脱兎の如く逃げ出したいが足場が悪くゆっくり退場。赤カーディガンの女性本気で滑る。

一報を受けた科特隊は、鳥の屍骸や霧の中の目玉、という報告に気乗りがせず、「女子供の仕事だ」とジェンダー差別。それを逆手にフジは「じゃあ私が行く」と手を上げ周りを一蹴。1人で三角ビートルで出向くこととなる。

久々にみんなを出し抜いて小躍り状態のフジは、「現在まで異常なし!!」と意気揚々。すると、複座の左の席のラーメン模様の毛布が動いて「ちぇっ、おねーちゃん随分張り切ってるんだな」と聞き覚えのある声。フジが目を丸くしていると、毛布がさらに盛り上がり、中から元チロリアン、謎の子供準隊員イサム・ホシノがボサボサ頭でヒョッコリ。

毎度の事とはいえフジが腹を立てていると、フジなら隠れて乗っても怒られないと思って、と、舐めてます発言。
フジ、先輩風吹かせて遣り込める。

その後、現地に着いた三角ビートルは着陸態勢に入るが、その姿勢は驚いたことに尾翼を下に向けての垂直姿勢。
ケツにしか噴射ノズルがないので仕方がないのだが、ゆっくりと地面付近まで縦に降りると、そこからどうやってか機体を水平に戻し着陸と行きたいのだが、車輪的なものもないのでそのまま画面が切り替わる。
(実は三角ビートル、着陸脚だけでなく昇降口もない)

降りると、レストハウスの支配人だという、巡視船見張員(4話)から転職した大塚周夫がおり、騒ぎが大きくなるから科特隊には自重してもらいたいと正面から意見。山の上なのでパラソルもへし折れそうな猛烈な風が吹くなか、案内がてら話を聞いていると地震。ちなみに大塚周夫、頭が今では考えられないほどボリュームのあるソフトリーゼント。

地震研究所があると聞き、訪問するフジとイサム・ホシノ。若い研究員の話では、小さいが特徴的な振動が目立ち、生命力に似たエネルギーが感じられると、科学者としては信用の置けない意見を聞かされる。

ビートルに戻ったフジらは、本部に報告を済ますと帰還することに。が、飛び立つより早く山に異変が起こり、雷鳴に続きモヤ発生。あっという間にビートルは包み込まれ、開いていたドア(何処かは不明)から煙が侵入。2人とも巻かれてしまう。慌ててドアを閉めるがしこたま吸ってしまった2人はそのまま昏倒。
なにげに煙の特撮表現が上手い。

異変を察知した科特隊はさっそくビートルで救出へ。イデは機内でも、「女と子供だから心配だ」と、言わなくてもいい発言を繰り返す。
飛びながらモヤに突っ込むビートル。分析の結果ガスは有毒と判明、宇宙にもそのまま出られるヘルメットでも防御不可とみたキャップはガスマスクの着用を命じる。

有毒ガスの中を分け入って山を登る科特隊。口には花粉症用の立体マスクのようなものが。

火口にたどり着くと、矢庭に口の裂けた六平の顔したオオサンショウウオのような怪物が躍り出てちょっとビックリ。「ちきしょー、コイツだったのか」とのアラシの毒づきを合図にスーパーガンで戦闘開始。「ごろららら」と六平ガマが痛がると毒霧攻撃。キャップ堪らず「ダメだ、防毒マスクだけでは防ぎきれん」と退却指示。

そのころ、人間ならざる能力を発揮して目を覚ましたイサム・ホシノは、迫る六平ガマに対処するためフジを起こそうとするが、既に死んでいるのか、ぐでっとして全く起きる気配なし。仕方ないので自らビートルを動かすべく機械を弄り回しエンジンをスタートさせる。

毒ガスに辟易した科特隊が救助も忘れて帰ろうとしていると、何処からか微かなエンジン音。それを三角ビートルと確信した一行はフジらの生存確認のため必死に呼びかける。が、出たのは勝手に忍び込んだ子供の方。仕方がないので、キャップが操作手順を手取り足取り懇切丁寧にパソコンメーカーのサポートセンター並に教え、それを脂汗でイサム・ホシノが応え、無事発進。そこから自動操縦に切り替え事なきを得る。

毒ガスを吐きながら大武市に迫る六平ガマ。防衛隊の戦車が取り囲むが止められるとは思えず、渋い顔のキャップ(本部からモニターで見ている)。イデは毒の中和剤を急ピッチで開発中だが、まだ糸口も見えず。それを見たイサム・ホシノは「間に合わないから攻撃をしろ」「泣き所を一撃でやっつけろ」「背中を狙え」と、やはり人間ならざる能力を発揮しイデに指示。イデ、なんとなく丸め込まれる。

防衛隊の前線に迫った六平ガマは、背中の甲羅を昆虫とは前後逆向きのV字に開き、Y字に分かれた尻尾の先からビームを出して攻撃。甲羅の内側には毒々しい色分けのボーダー柄。背中にはイサム・ホシノがいうとおりに何やら弱点風の発光するひヒクつく腫瘍。
激しい戦闘に発展するがガマは一歩も引かず、街中に歩みを進め、メチャメチャに破壊を始める。

空からの攻撃を担ったハヤタはビートルで出陣。なかなか効果のある攻撃を与えられないでいるうち、背中の甲羅の不意の開閉に遭い撃墜。投げ出されながらハヤタベータカプセルを掲げ変身。

ウルトラマンが登場するも攻撃効かず。スペシウムも意に介さないガマに科特隊も騒然。と、そこへジープでイデがマッドバズーカなる新兵器を携え登場。ウルトラマンが邪魔になりつつも狙いを定める。
ここで、イサム・ホシノがウルトラマンに「撃つから退いて」と叫ぶのだが、うっかり人間じゃない部分がヒョッコリ出てしまったか、なんとガマのことを「ケムラー」と正しい名称で呼んでしまう。
家族の描写もなく、怪しいと思っていたが、やはりそういうことだったか・・・。

宇宙人同士意思が通じ合ったのか、ケムラーの背中を科特隊に向けるウルトラマン。そこをマッドバズーカで撃ち抜き決定打を与えることに成功する科特隊。ウルトラマンは満足げに手を腰にやるが、ケムラーは瀕死の状態でもと居た火口に落ちて行く。哀れにも見えるケムラーはそのまま噴火口で爆発。

フジの見舞いにくるハヤタ以外の科特隊の面々。入る前にハヤタが死んでいることを伏せるため口裏を合わせる確認。が、キャップがドアを開けると中には元気そうなハヤタ。皆全力でハヤタの無事を祝い、蔑ろになったフジが嫌味を言い、花やケーキをベッドにぞんざいに置かれ、イサム・ホシノが「判る判る、女子供は結局相手にされないもんね」と、やはりジェンダー差別があることを慰めEND。



異変が起こり、怪獣が現れ、手ごわさに新兵器を開発し、ウルトラマンと共闘して倒す。という、実にベーシックな話。
面白いかといえば、それ程ではないが、かといって、見るべきところがないかといえば、そうでもない気も。
ただ、ケムラーについてなにも説明がないのはちょっといただけないなと。

まぁ、薄味でドラマが希薄なのはいままで通りなんでいいとして、今回はホシノくんの活躍が光る(褒めたくないが)というか、いろいろ目立ってましたね。やっぱり、そこが見所なんでしょう。(あと、ジェンダー差別か)
邪魔してたんじゃないんで、とりあえずはいいんですが、気転が利きすぎというか何でも知ってる風なのは何なのかと。観察に基づかない弱点の指摘は、もはや超能力だぞ。先週の科特隊基地の警備網も素通り出来る事実といい、やっぱり人間じゃない説ありだな。(毒ガス吸ってもなんともなかったし)

ほかでは、やっぱり、ケムラーの造型、デザインですね。
いや、この顔といい、背中の開くギミックといい、尻尾といい、ありそうでない感じが凄い。
それでいて生物感もあるし、絶妙。顔のいかにも毒吐きそうなところも絶妙。
  1. 2012/10/15(月) 08:38:01|
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仮面ライダーウィザード 第7話

ハメると臭い指輪って・・・。


おいおい、どうでもいいけど、
ゴールデン・ボンバーのボーカル、
随分すきっ歯だな。


やっぱり、不審がられてたか女刑事。
そりゃそうだよな。
午前中からヘンな店にたむろしてちゃな。


土管置き場。
面白いとこ借りられたな、ロケ場所。


おお、面白い展開だな。
「家族を失った人は、他にも大勢いるよ」
って、なかなか出ない説得の仕方だな。
特に、日曜の朝の前向き子供番組じゃあ。
一応、時代の反映は出来ているってことか。


うわぁ・・・
ヤメテ・・・、もうクリスマスのCMなんて・・・。
また、一年が終わっちゃう・・・。


あの、ヒトデの怪人みたいなのは、
身体から何飛ばしてんだよ、
気持ち悪いなぁ。


敵に指輪嵌められる指がなかったら
出来ない作戦だったな。


おいおい、
まさか、あの金持ち男が金出すんじゃねーだろうな。
違うぞ、その展開は!!

と、思ったら、出所後買い取れ、か。
まっ、それならいいか。


シャバドゥビ押すねぇ。
子供に受けるのかね、ああいうの。

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  1. 2012/10/14(日) 08:29:47|
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission34

虫の人は凄い浮かれ具合だけど、
普段からフザけてるから違いが判りづらいな。


どうも、ゴーバスターズの敵怪人は、
ウルトラとかの過去の有名怪獣、怪人、宇宙人
あたりをフォルムのモチーフにしてるように見えるな。
気のせいかもしれんが。


酔拳。(笑)


ロックダンス(笑)


相撲にバレエ(笑)


あれ?
ヒョットコのときって、
操られてたわけじゃなかったの?


なんかヘンな青いライオンみたいの出たな。
なんだアレ?


なに、青ライオン敵?


CMでネタバレしてんじゃん。
味方か、
っていうかロボでバイクって新しいな。


うわぁ、
水木一郎・・・。

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  1. 2012/10/14(日) 07:59:29|
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TOKYO MX 円谷劇場 「ウルトラマン (デジタルリマスター版)」 20話

科特隊本部に“無断で入ってはいけない”という規則があったことが判明する話。

<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ(黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。若干滑舌悪し。
ムラマツ(小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。怪獣に対しては常に“やっちまう”男。16話より角刈り。
アラシ(石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。デリカシーに欠ける嫌いあり。
イデ(二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ(桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属)(平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム(津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。16話より科特隊制服着用。ときどき非人間的能力を発揮。


夜の伊豆シャボテン公園。巡回をする警備員は公園のシンボルである半獣半鳥の幻獣、“荒原竜”の像に自らライトを当ててビクつく。
と、いうのも近ごろ園の動物たちの様子がおかしく、この日も鳥や獣たちは大興奮。夜を徹して騒ぎ立て、無闇に怯えている。
焦る警備員が動物たちを諌めていると、稲光に続く雷鳴。光る方向を見ると、遠方の山の頂が抹茶がけのカキ氷の如く緑色が垂れたように発光。もっとも、夜で山は真っ黒なシルエットなので、さしずめアンコと抹茶が逆さの宇治金時。

山の異変は科特隊の知るところとなり、直ちに出動。恐ろしいほどの加速をつけてカタパルトからビートルが射出されアッという間に着くかと思われたが、加速がつきすぎて皆失神でもしていたのか、公園に着いたのは、すっかり明るくなって園が開いた後。
ちなみに、今回からナレーターが石坂浩二から浦野光に。なんとなく明るいというか、軽い感じのバラエティー乗りになったような感じも。

その後、山を目指してみんなで仲良くスキーリフト(暖かい時期なので雪はなし)で山頂へ。L字のバーにちょこんと座っているキャップたちの姿は可愛いだけでなくシュール。

帯同した警備員は山が激しく光ったことを懸命に伝えるが、デリカシー無し男、アラシがはやくも本領を発揮。「夜露が月に照らされたんじゃ」とガッカリな自説を展開。警備員憤る。

そのころ、本部では何やら図面作成に夢中なフジ。そこへ扉が開くと唐突に知らない子供が立っており、勝手にズンズン入ってくる。さすがにフジも若干の驚きは隠せないが、そこはいつものチロリアンのこともあり異常な事態の割には平静に対応。「ホシノくんのお友達?」と、友達だからといって入っていい筈はないのだが一応確認をすると、ヨシダソースのおっさん(創業者)のような困り顔の謎の少年はなおも押し黙る。
フジが堪りかねて「ここは無断で入って来てはいけないのよ!!」と、実はあった当たり前の規則を突きつけ厳しく尋問。するとヨシダソースは「大室公園の高原竜ヒドラが暴れるよ」とぽつり。いきなりだったのでフジが聞き返し、戸惑っていると、「早くしないと大変なことになるよ」とだけ言い残し、後退って不気味に退場。
直後にイデが入ってくるのだが、子供は見ていないという。事情を聞いたイデは、守衛に、侵入者があったようだが、と半ギレで詰問するが、「無断で侵入したら非常ベルが鳴るはず」とキレ返される。

山では、キャップが警備員から聞き取り。話では、山は半年前からハゲ始めたらしい。

不審な子供からの訴えは、そのまま公園の科特隊に知らされ、園内の荒原竜は調べられることに。

獣の身体に鷲のような頭部と羽根。長い爬虫類的な尻尾も付いた荒原竜(怪獣の方は“高原”で、本物の像は“荒原”)ヒドラ。コンクリートで出来た像が動き出すなんて、と警備員には一笑に付されるが、直感が働いたか、ハヤタには、全国公募でデザインが決まったというヒドラのデザイン当選者の小学生が気に掛かり、名前と住所を聞き出す。
デザインをした子は、今は小学5年生のムトウ・アキラ。杉並区のあけぼの少年ホームに居るという。

その後ラクダ興奮。その他、動物たちも気が狂ったように狂乱。飼育員も気が狂いそうに閉口。

イデとフジはさっそくあけぼの少年ホームへ向かうため、文化住宅ばかりで背の高い建物のない杉並の町を疾走。ホームへ着くと少年は半年前に死んでいることが判明。なんでも、山鳥を見に山へ行った帰り、国道87号線でトラックの轢き逃げに遭い亡くなったらしい。ちなみに犯人はまだ捕まらず。

子供たちの応募作が貼り出された部屋へ通されると、そこには少年のヒドラの絵が。
ゴジラスタイルのニワトリのようなヒドラは、顔がハゲワシのように赤剥けで、採用後にプロのアレンジが相当入ったのか、あまり出来上がった像には似ていない。
少年は、鳥や動物を愛でることだけが生きがいで、ヒドラも「見た」と、実在するのを信じて疑わなかったらしい。
絵の隣には簡単な祭壇があり少年の遺影も飾ってあったが、それを見たフジは絶句。写真の顔は紛れもなくヨシダソース。本部に闖入した少年はムトウ少年その人であった。

夜。公園でパトロールを続ける科特隊。なんにもないから帰ろうかと思った矢先、山発光。今度の異変は凄まじく、地響きと共に立っていられないほどの揺れが起こり、山の頂は卵の殻のように割れ、中からは少年の絵クリソツなヒドラがヒョッコリ。
リフトのあった山肌は崩れ、轟音と共にヒドラは地上へ。逃げつつも応戦する科特隊。ヒドラはペンギンのような、鳥(じゃないけど)としては太すぎる身体に貧弱な羽根を目一杯振るわせ強引に空へ。
オール逆光で展開する、闇夜のヒドラ登場シークエンスはなかなかの迫力。
火を吐くヒドラに逃げることしか出来ず、ビートルで追うも結局は逃げられてしまう。

本部に戻って作戦会議。ヒドラは何処へ行ったとイラつくキャップに、無神経にも「スパイダーに恐れをなして逃げたかな?」と恐るべき楽観主義のアラシ。ハヤタはそれを無視するように顔色一つ変えず「日本に有史以前から住み着いていた始祖鳥だとすると、帰巣本能で必ず戻ってくる」と自説を展開。

その頃、山間の国道ではヒドラが出現。次々にトラックを襲っては破壊していた。
警察からも報告が入り、総員ビートル2機に分かれて急行。ハヤタとアラシは、ヒドラ出現現場の国道87号線と死んだ少年を結びつけ、「ヒドラには少年の魂が乗り移っている」とスピリチュアルな説を唱え双方納得。即キャップにたしなめられる。「そんなことを言っているヒマはない。ヒドラは始末しなければならんのだ!!」と、キャップ、“やっちまう”宣言。

ヒドラはその後もトラックを襲い、科特隊が到着すると空中戦に発展。意外に高速で飛ぶヒドラにてこずり、ハヤタたちの三角ビートルは墜落。ハヤタは左腕に怪我を負う。

ハヤタは現場付近にポツンと置かれた、運動会の来賓席に使うようなテント一つで出来た小さい野戦病院のような避難所へ連れて来られ手当てを受ける。アラシ、ハヤタに促されヒドラ撃退へ戻る。

アラシはそのまま、シェル石油風のミニタンクローリー車に乗り囮となる。
みごと罠に掛かったヒドラは、タンクローリーを抱え上げたところを脱出したアラシに狙い撃ちされ、胸に爆発による大怪我を負う。
それが元で追い掛けられるアラシ。逃げども逃げども、巨大なヒドラには敵わず追い詰められる。スパイダーもエネルギーが切れ、絶体絶命のところ、怪我を押して変身したハヤタウルトラマン登場。
が、変身しても体調が優れず、弱々しいウルトラマン。科特隊も喜び一転不安に逆戻り。
今回のウルトラマン、赤色部分が薄く(色自体はドス黒い)、全体に銀色に薄ボケているのだが、それがかえって何やら生々しい。

スペシウム光線を外し、空へ逃げられたところを再度スペシウムで追撃しようとすると、フジの目にヒドラにまたがる巨大ムトウ少年。「ヒドラを殺してはいけないわ!!」と、女性特有の感情論に訴えるフジ。なんとなく躊躇し腕を下げるウルトラマン。

ヒドラが逃げ去り。科特隊が公園の像を囲んで「このヒドラも事故で死んだ少年たちの化身なのかもしれない」とキャップまでスピリチュアルに転び。ムトウ少年轢き逃げ犯も逮捕されたことが、腕に血を滲ませたハヤタから知らされヒドラの呪いも解けたことが明らかになり、唯一少年が見えたのを、純真な心の持ち主だったからとフジが自慢しEND。



その後のウルトラシリーズにもよくある、幼い子供の怨念その他が怪獣に乗り移るタイプの話。
その割には、少年の話に時間が割かれておらず、魂が乗り移りうんぬんの部分は実にアッサリで、かもね~、程度。その分ドロドロした重さがないんで、そういうのが苦手な人には見やすいかも。

まぁ、怨念より、不思議さの方を取ってるのかもしれませんが、どっちにしても全体にボンヤリした感じは否めないですね。
しかも、話、解決してるんですかね、あれで。

今回はヒドラの元になる荒原竜が、ホントにシャボテン公園にあるというのが凄いですよね。
劇中で見るかぎり、グリフォンのような像はそうとうデカそう。ウィキ見ると『仮面ライダー』でショッカー基地にも利用されてるのが笑っちゃいますね。(選ばれた理由は、ショッカーのマークに像が似てるかららしい)

それ以外では、ヒドラのキグルミの頭部が意外にメカニカルで目パチの感じとか出来いいような気も。硬そうな感じはちょっといただけないですが。

それと、ハヤタの怪我が変身後にも受け継がれるのは、やっぱり気になりますね。
精神はどっちなのか、身体はどっちなのか。主役が融合タイプのウルトラの命題ですね。特に、後々兄弟とか出てきて話とかしだすとお前はどっちなんだ、と。
  1. 2012/10/08(月) 08:18:24|
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仮面ライダーウィザード 第6話

ニセ藤井隆は何してる人なの・・・。
学生だっけ?


ホントは死んでる黒コンちゃんは、
あの格好してない方がいいな。
インタビュー記事見たらわりと自然に見えた。


OPってゴールデンボンバーなのか?


トンガリ頭の怪人、デザイン面白い。
色もなかなk計算されてる。
が、激しく何かを想起させるな。
そこも面白い点ではあるけど。


ウィザードは基本フォーム意外の顔が著しくカッコ悪いな。


何だ?
『主に泣いています』のパロディーなのか?


このモテ女はフジの女子アナに似てるのが居た気が・・・。
名前はど忘れしたが。


ウィザードって、
三枚目設定なの?


思いっきり詐欺ですやん。
ってことは、ニセ藤井も同じ奴に・・・。


どうでもいいけどさ、
平成ライダーのサブキャラ男は
何でいつもトンでもないファッションセンスなわけ?
個性的なキャラ付けと理解すればいいのか?


穴掘んなくても来れそうだけどな。
弁償費用がかさむだろウィザード。


ウィザードの銃に付いてる手形はデカ過ぎると思う。


さすがに玩具の銃の手は小さかったか。(笑)

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  1. 2012/10/07(日) 08:32:00|
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特命戦隊ゴーバスターズ Mission33

『漂流教室』?


砂時計の怪人はエヴァ弐号機っぽいな。
横から見ると全然違うけど。


砂地獄が砂時計の中に繋がってんのか。
それで、人間のデータ収集と。
よく出来てるな。


敵の女幹部生きてたのか。
(また、露出が増えてる気が・・・)


新フォーム、カッコいいけど、
バディーロイドを着てるってことなの?


ヨーコは変身してるときの声の演技がいいな。
「はぁぁぁっ!!」とか、技出してるときが。


あっ、なにげにロボ戦なしだ。


EDのダンスはついつい見ちゃうな。

テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ

  1. 2012/10/07(日) 07:58:11|
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9/30のMX『ウルトラマン』は休み

9/30分の放送は野球中継でお休みみたいですね。

来週の番組表には先週の続きの20話が載っていたので、別に20話の放送が飛んだり時間が変更になったわけではないみたいです。

まぁ、今日放送があったら、台風情報入りまくりで見辛かっただろうから、ない方がよかったといえばよかったですが。(でも、野球の放送に台風情報は入ってなかった気も・・・)


と、いうわけで、『ウルトラマン』の感想は一回休み。
  1. 2012/10/01(月) 00:55:12|
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