どうやら、『バビル』が完成したようです。
あまりに長くやっていたので、日々のルーティンになってしまい、達成感のようなものがないのが残念。
長い道程をチクチクと書いていこうかとも思いましたが、言い訳大行進なんでやめとこうかと。(読みたい人がいるなら、書きますが)
とにかく、週末にアップして行く予定なんで、どうぞよろしく。
いかんせん、時間が経ちすぎてるんで、キャプションを上手く書けるか心配なんですが、(残ってる資料がメモ1枚なんだよね)時間掛かってアップし切れないときは、数日にまたがっての更新になると思います。
では。
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テーマ:自作イラスト(二次創作) - ジャンル:アニメ・コミック
2013/01/31(木) 08:31:42 |
イラスト&コミック
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寄生虫というものがいる。
寄生虫は宿主とする動物に寄生するわけだが、宿主が死んでしまったら自分も死んでしまうので、中にはなんとか別の宿主に移動を試みるものがいる。
虫の世界では、鳥に食べられるよう宿主の外見を変えたり、ゾンビのように操ったりということが、割と頻繁に起こっている。
しかし、このようなことが、人間に対しても行われているとしたらどうだろう。
タイトルにあるトキソプラズマというありふれた寄生虫は、主にネコに寄生し、移動を繰り返すために一旦餌であるネズミに寄生。そこからまたネコに戻るため、ネズミの脳を操り、反応や恐怖心を鈍くし、ネコに食べられやすく仕向けるのだという。
そして、このトキソプラズマは人間にも感染するという。
ナショナルジオグラフィックの記事で見つけたのだが、なかなか興味深い。
トキソプラズマが人の脳を操る仕組み こんなことが日常的に起きているとは信じがたいが、どうやら本当のことらしい。
“事実は小説より奇なり”とは言ったもんだが、もはやSF。
この記事だけで、小説がいくつも書けそうだ。
2013/01/30(水) 09:42:23 |
ニュース
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ハヤタの男の部分が出てくる話。
<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ (黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。若干滑舌悪し。なんとなく市原隼人似。
ムラマツ (小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。怪獣に対しては常に“やっちまう”男。16話より角刈り。
アラシ (石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。デリカシーに欠ける嫌いあり。
イデ (二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ (桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属) (平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム (津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。16話より科特隊制服着用。ときどき非人間的能力を発揮。(非人間説あり)なお、25話以降行き方知れず。
冒頭、ハヤタの仕切りで王様ゲーム的くじ引き。何の棒だか判らないが、直径8ミリ、長さ30センチ弱程度の白い円柱の棒の先に、当たりには赤い印があるという。フジ、イデ、アラシらが嬉々として棒を引き、次々ハズレ。残りは当然当たりだと、ハヤタは「では、行ってまいります」と棒を預けるとニンマリしサッサと出て行ってしまう。
悔しがる面々。残されたアラシが棒を確認すると、あるはずの当たり棒がない。検尿カップみたいなベコベコの使い捨てプラコップでコーヒーを飲んでいたキャップは大笑い。「一杯食ったようだな」と、いままでに見たことないような抜群の笑顔で上機嫌。若干、性格の卑属さを滲ませる。
ちなみに、このシーン、スタジオが寒かったのか、喋るたびに息が白い。(フジは髪を後ろで束ね、失礼ながら若干貧乏臭い)
鎌倉。大仏の前でハヤタとフジではない美人女性隊員が手を合わす。ハヤタは、このインド支部から休暇に来たパティーのエスコート役を勝ち取るため、みなをペテンにかけたのだった。ハヤタ、なかなかのプレイボーイぶり。
ほぼデートの様相で名所めぐり、腰に手を沿え下心も見え隠れ。
そのころ、郊外の造成地では、山から謎の白煙が立ち昇り、現場監督らが意見を交わしているといきなり発火。ガソリンでも撒いたかのように、一瞬で山全体が火の海となり全員避難。炎の勢いは凄まじく、山の高さほどもある火柱がそこここに噴出。あまりの火の勢いに連絡場所を間違えたか、消防署ではなく科特隊に一報が届き、それでも即座に消火活動を命じるキャップ。何故かハヤタにも連絡が入り、パティーともども現場へ向かうことに。
イデ、アラシはビートルから消火剤を噴射し消火活動。ビートルに届こうかというほどの炎に、丹念に消火剤を撒いて行くと、意外と簡単に消えてしまう。
ハヤタとパティーは科特隊専用車で現場へ。かなりの山奥にまで車を進めると、火山帯でもないのに川が温泉になっている。その後、上流へ調べに行くことを決めた直後に地震。科特隊専用車は小規模な地すべりにより脱輪する。
ハヤタはパティーを車に乗せ、自分は棒を使ってテコの要領で車を持ち上げる。ハヤタの奮闘もあり車は戻るが、ナンバープレートは曲がる。即刻、車の通信機で事の次第を報告し、さらに現地調査を続行。
地域には化学工場、住宅用造成地などがあり、火山があるとは思えない、とキャップ。謎が深まる。
と、先刻の化学工場の裏手にヨチヨチと四つ足怪獣登場。ミニチュアかと思うほど怪獣が小さいのでセットのデカさが際立つ。
怪獣はタテガミのような角やトゲの集合体を光らせると、工場を発火、大炎上させる。次々に火を噴くタンクにプラント。一瞬で周辺は火に包まれる。
ハヤタらの通報により怪獣出現を知る科特隊。即、出撃となる。
自身にも火が付きながら暴れまわる怪獣。全てを踏み尽くすとハヤタらと対峙。パティーも加わりスーパーガンで応戦。が、怪獣がときどき発するフラッシュに2人ともやられ、岩場で重なるように昏倒。意外に重厚なスタイルの怪獣は、尻尾に紐みたいなものを引っ掛けながら退場。
さっきにも増して大火災だというのに、1機に全員乗って登場する科特隊。もちろん、すぐに消火剤噴霧。またしてもアッという間に火を消すと、怪獣を見失い、封鎖された道路を開通させるというハヤタを残し、そそくさと基地へ撤収。その後、怪獣の名がザンボラーであることがナレーターからリークされる。
基地では、キャップが燃えていく緑を惜しみ、フジが「追い詰められた怪獣の復讐みたい」と感傷に浸り、イデがパティーの休暇の心配をすると、ハヤタはインチキくじの罰、と意見が一致。笑っていると、キャップが怪獣を倒していないことを思い出したしなめ、イデは“熱冷まし”で撃退すると息巻き、フジは、怪獣が東京へ及ばないよう防衛隊への連絡へ走る。
出動となった防衛隊戦車は、細い糸のようなもので牽引され、連なって現場へ。
ハヤタは、民家のまばらな造成地に車を止めると、パティーに「このまま東京へ帰れ」と指示。自分は残ると走り去ってしまう。
ハヤタが高台に登り、周囲を警戒していると山の谷あいから、またしてもヨチヨチと小さな怪獣の影。ハヤタは本部に連絡をすると、変身のためベータカプセルを取り出すが、そこへ割って入って来るヘロヘロのパティー。「あたしも科特隊員よ」と強がるが、じゃまそうなハヤタ。
ビートル、防衛隊戦車による戦闘が開始。トンでもない一方的な集中砲火が続き鳴き叫ぶザンボラー。それでも、着々と戦車を潰していき戦況は膠着。双方、戦い疲れが見え始めたころ、イデの熱冷まし爆弾炸裂。効果があったのかなかったのか、その後もミサイルは雨アラレ。まだまだ一方的にやられっぱなしのザンボラー。
無理してついて来たはいいが、倒れてしまったパティーの対処に困るハヤタ。キャップからは「冷凍弾が効き出したので地上戦に移る」という謎の指令。困惑するハヤタ。
一箇所に集まって、手持ちの武器で攻撃しようとする科特隊。が、近付きすぎたため、撃つ間もなくフラッシュにやられるアラシ。
目が覚めたパティーは「ハヤタ、行ってちょうだい」と今更なセリフ。言われなくても1人で行ってたろう、とは言えず、思わずニッコリ。ハヤタ、直後に変身。
ここからは、広いセットを使ってのプロレスが延々。
最後はスペシウムで、バチバチと火花を散らしてフィニッシュ。
ハヤタたちも車を乗り捨て、ビートルで全員帰路へ。
キャップが、東京が自然破壊の代償で都会になったと嘆き、アラシが取って付けたように、伝家の宝刀「あの怪獣も可哀想なことしたよ」を発動。イデがこれまた口癖の「我々人間の犠牲者だもんな」を炸裂。パティーが「私も犠牲者の1人よ」とうそぶくと、フジが「これからの休暇をタップリお楽しみください」とチャチャを入れ、「もう、日本の名物を3つ(地震、怪獣、ウルトラマン)も見た」とパティーが言うとコクピット内大爆笑でEND。
戦闘シーン、移動シーンの水増しが多く、内容がない。
パティーが上手く話しに絡んでいないのもよくない。
激しすぎる戦闘シーンを中和させるために、取って付けたように入れられた、自然破壊や怪獣に対する反省や擁護のセリフはあれでいいのか、と思ってしまう。タイトルの意味もう~ん。
真理アンヌは、目だけ見ると安室ちゃん似。
2013/01/28(月) 06:48:44 |
MX円谷劇場
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ほんとの嵐の日じゃねーだろうな。
マッチョ(笑)
合成は上手くなったよな。
テレビ番組でも。
やっぱり、ほんとの雨の日だろ。
違うか?
東映はナナメ上に進化してったな。
特撮から派生させて普通の映画までもってくとか。
したたかというか、
しぶといというか。
女うるせぇー。
イザム的な何か・・・は、
指揮者ってあったけど、
まさか、このネコみたいなのが・・・。
クソうぜぇな、この女。
ででででで、出た!!
イザム!!
ネコというよりはウルヴァリンだったか。
嫌な感じするけど・・・、
女刑事がヒゲのファントムを好きになる展開じゃないだろうな。
なんなの!?
この、視聴者にたいする挑戦みたいなウザ演出は・・・。
話題の炎上なんとかか?
花屋の声・・・、
聞き覚えが・・・。
いや、この女を孤独にさせてるのは、
こいつのウザさだ。
ファントムなんかじゃねぇ。
ハルク化面白いな。
チョコのプレゼント、チャンチャンコかよ。
えっ?
この『Aチーム』って、いつ撮ったやつ?
ハンニバルって亡くなってたよな。
イザム、怪人の声もやってるとすると、
なかなかヤリおるな。
今回の『ウィザード』は、
ヘンなトコでCMいくな。
まるっきり途中だよな。しかもフェードアウト。
テーマ:仮面ライダーウィザード - ジャンル:テレビ・ラジオ
2013/01/27(日) 08:29:54 |
仮面ライダー
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今更だけど、新OPって、
メロディーライン子供には難しいよな。
たぶん。
新OPだから出来る冒険かなと。
転送データが違ってたら、
同じ人間を再現出来ないと思うが・・・。
ゴーバスターズは埼玉スーパーアリーナ住まいなのか?
おいおい、こんな奴野放しにするなよ。
赤いのジェンガじゃないのか。
って、やっぱりジェンガか。
出来るだけのことって、
倒しても元に戻るんだろ?
データが混ざってんじゃん。
って、まさか左肩の毛皮、柴犬か・・・。
なんで、人間が足元に(笑)
エンター、最終的にヒロムになっちゃって、
正義の味方になって終わりだったりして。
なんか、ヨーコがEDで時代劇の町娘風くのいちに、
なってたような。
テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
2013/01/27(日) 07:59:16 |
TV、映画、DVD、CD感想
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自室の天井に10年前から消えないシミがある。
不精なもので、天井まではなかなか掃除が行き届かないのだが、あるとき壁のホコリを掃除機で吸ったついでにそのシミも吸ってみたが取れなかった。
シミとは言っているが、実は液体が染み付いたようなものではなく、黒く乾いていてやや厚みがある。だから掃除機で吸ってみたのだが、掃除機の吸引力程度ではびくともしない。
気が付いたときには、小さな点だったのが、年々大きくなって、今は1センチ程度の小判型に成長している。
たまに、見上げては目を凝らすのだが、なにやら楕円が折り重なっているようで、濃い部分と薄い部分があるのが判る。
その、黒褐色の薄ら乾いたへばり付き方に、どうも見覚えがあり、よくよく思い出してみると、それは岩茸そっくりだった。
岩茸とは深い山奥の岩場に生える地衣類で、食用。生えている場所が難所なので、取るのも命がけのあれだ。
そう思って見てみると、そう見えてくるし、なにより、10年掛かって僅かだが成長してるのが証拠のような気もしてくる。
しかし、何で、部屋の天井に。
気になって、ネットで調べてみてもそれに該当する答えはなし。が、いろいろ調べると、古い昭和初期の百科事典のコケのページに僅かだが注釈があり、“環境が似ていると、岩場以外の建物の壁などでも稀に見られる”とあった。
岩場に似てるとはどういうことだ。
と、ここで、さらに昔読んだ渋沢龍彦の本のことを思い出した。
もう手元にないので、タイトルも判然としないが、たしか、中国の古い奇談を集めた本で、その中に部屋に生えるコケを珍重する話があった気がする。
そのコケが岩茸だったような。
たしか、稀に室内に生える岩茸を、部屋茸と呼んで、当時の王妃がとても貴重な食材として食べていたんだとか。
そんなものが旨いのかどうか判らないが、大きければ大きいほど高価で、部屋茸造りに一生を捧げた男が、70近くまで育て上げ、死ぬ間際に献上、一財産作り上げた話が出ていたはず。その大きさ、実に直径30センチ。
今、10年掛かってやっと1センチ強。絶対、一生掛かってもそんなデカくはならないだろうが、このまま育てて本のジイさんのように、いずれ財産にしてやろうと目論見中。
しかし、そんなもの誰が買ってくれるというんだろうか。
と、いう、作り話はどうだろうか。
2013/01/25(金) 06:10:48 |
夢、作り話
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キリヤマ隊長がライフルを乱射する話。
<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ (黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。若干滑舌悪し。なんとなく市原隼人似。
ムラマツ (小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。怪獣に対しては常に“やっちまう”男。16話より角刈り。
アラシ (石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。デリカシーに欠ける嫌いあり。
イデ (二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ (桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属) (平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム (津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。16話より科特隊制服着用。ときどき非人間的能力を発揮。(非人間説あり)なお、25話以降行き方知れず。
冒頭、科特隊南米(ボリビア)支部から20年ぶりにゴトウ隊員なる非常に怪しげな人物が帰還。30そこそこにしか見えない容姿に、イデ、アラシは混乱するが、父親が科特隊隊員であり、現地で亡くなったため特別に10歳で見習い入隊していたのだという。子供の出入りに寛容な科特隊ならありうる話。
日本語もほとんど忘れ、街の様子も何も判らないというゴトウは、溶け始めのハヤタのような顔で、戦場カメラマン並にゆっくり機械的に話す。イデは、現代日本へのガイド役を買って出るが、キャップによって慇懃に却下。その流れでキャップがパイプに火を付けようとライターを取り出すと、ゴトウの目がギロリ。その後、ライターも、フジの差し出したマッチも付かなくなる。ハヤタは何ゆえかエアコンの故障を疑うが、それを遮るようにゴトウが大胆なスキッ歯で休息を要求。ハヤタの案で、とりあえずレストルームで休んでもらうことに。
フジの案内でレストルームに向かうゴトウは、廊下で奇妙な質問をする。「この建物は何で出来てます?」
フジは笑顔で「鉄筋コンクリートよ」と返答するが、ゴトウはその鉄筋の中に混ぜられている特殊合金が何かを執拗に聞き出そうとする。いぶかしがりながらも秘密事項なので判らない旨を伝えると、渋々納得するゴトウ。
エアコン(コントロールチェンバー)の確認に行ったイデは、「異常がなかった」と戻るなり、ゴトウの奇妙さを指摘しだす。ハヤタらは、「20年ぶりだから」とあまり相手にしないが、イデの言いたいことは、もっと生理的本能的な直感。
レストルームに着いたフジは、ゴトウに「どうぞごゆっくり」と声を掛けるが、ゴトウは会釈はおろか、見もせずバタン。フジ、アゴを突き出して「フンッ」。ぷりぷりフジが行ってしまうと、ドアから凄い眼力のゴトウが「行ったかな」とチラ見。確認が済むとそそくさとカーテンを閉め、スーツケースの底を剥ぎ始める。中には黄色い板状の物体(箱?)2つと、中央に赤白の6、7センチの樽型プラ容器。ゴトウは、その容器の透明なキャップを外すと、捲くった左腕の前腕付け根に押し当て「プシャー・・・」。中の薬品と思われる液体が身体に吸収されていくと、トイレで気張ったときのような渋面から次第に安堵の表情になる。気分が爽快となると、もう要はないとばかりに足早に別の機械に近付き、チャッチャと操作。電子的なメカが作動し、電光板に光がランダムに宿る。
本部では、ゴトウ怪人物説について論議中。みなが怪人物説に傾くなか、ハヤタはせせら笑って意に介さない。
イデ、キャップは、ゴトウの光線による身体検査が済んでいないことに気を揉む。そこへ、ぷりぷりのまま帰ってきたフジは「デリカシーがない」とお冠。イデが何かヘンなことはなかったかと聞きただすと、先の基地素材の件を話すが、話が混ぜてある特殊合金にまで及ぶと、キャップが慌てて「待てっ!!」
キャップは話を遮り、そのままイデにボリビア支部に連絡させ、ゴトウの身元を洗うよう指示。
事態の急変に、笑い飛ばしていたハヤタの顔色も変わりキャップに詰め寄る。「やっぱり怪しいですか?」
キャップの話によると、基地は、特殊合金により熱線、光線を防げる構造なのだが、組成が判ってしまうと著しい防備の低下を招くことになるのだという。
その後、おかしなことに、電波その他は正常だがボリビアとの連絡がまったく取れず、代わりに都内某所に急成長する怪植物出現の報が入る。
小学校の校庭、庭が立派な民家の玄関先と、不気味に律動する怪植物は現れ、あっという間に2メートルを越す大きさまで成長。科特隊は謎の究明のため、ウルトラ警備隊隊長キリヤマ激似の植物学者、二宮から教授。
二宮は、食虫植物の説明をすると、今回の怪植物は、20年前アマゾンの奥地で恩師後藤博士が発見した、自ら移動できる食虫植物、“ケロニア”に似ていると断言。特殊な攻撃で生き物を攻撃、生き血を吸うというケロニアは、後藤のスケッチによると、ほとんど植物人間。と、漠然と聞いていたが、“20年前”、“南米”、“後藤”と聞いて、ハヤタがもう一度名前を聞きただすと、二宮は「唯一の恩師、後藤次郎博士です」。全員目を丸くして復唱。「ゴトウッ!?」
本部では、ゴトウの居ないことを確認してレストルームに忍び込み、物色するフジ。
電源の見当たらない機械に不思議がりながら、カメラでパチリ。振り向き、衣装ケース(というか普通のスーツが掛けられるタンス)に近付くと、ケースがカチャッと中から押し開けられ、黒スーツを着たヘドロの化け物が裂けた口でこんにちわ。意外にダンディーに近付いてくるヘドロ人間。フジを追い詰めると目から怪光線。フジはベッド横に倒れ込む。
より多く、旨い動物を求めて東京に進出したとみられるケロニアの報告を受けるキャップは、これ以上の広がりを食い止めることを指示。また、ケロニアとゴトウに繋がりありの可能性にも言及。隊員たちとコンセンサスを図る。
ゴトウ、要注意と結論付けたキャップは、フジにゴトウの部屋を見張らせでもしようと振り向くが、そこには誰も居ない。「フジく~ん!!」、キョロキョロするキャップ。
戻ったハヤタらに現場検証されるゴトウ。白々しく「不思議ですねぇ」。中身をを弄るイデを無視して無理やりスーツケースを閉める。
隅にある電子機械まで下がって手を添えるゴトウ。とたんに動き出す機械。電源が見当たらず動かなかったのに、突然動き出し驚くイデ、アラシ。
ハヤタはスーツケースを怪しみ、アラシに目配せしてゴトウを退出させる。スーツケースの底を外すと例の赤白の容器と黄色い箱。箱をハヤタが開けると、中には蠢く植物の切れ端。サンプル採集をし元に戻し、サンプルは二宮のもとへ。
サンプルを調べた二宮は、この植物の切れ端をケロニアと断定。しかも、どこらへんで確信したのか、20年のうちに人間並みの高等生物に進化していると恐れをなす。
電子機械を操作するゴトウ。何処かから通信が入り、二宮暗殺の命令が下る。
二宮はさらに分析を進め、ケロニアが人間の血だけを吸っているのでは、と結論付ける。つまり、今回の件は人間をより効率よく襲わんがための都会進出なのだと理解。
夜になり、二宮宅へ出向くゴトウ。その後を追うハヤタ。
ケロニアの企みが判明した瞬間、部屋に現れるゴトウ。ライフルを持ち出す二宮。ケロニアの正体を晒すゴトウ。ゴトウとほぼ同じ目をしたケロニアの光る目から発せられる怪光線。固まったまま突っ伏す二宮。
ハヤタが駆けつけるとヒョコヒョコ逃げ出すケロニアゴトウ。遅れて駆けつけたイデ、アラシは博士を救出、ケロニアの企みもノートから見つけ出す。
深夜の雑居ビル。窓が発光すると、天井を崩して何故か現れる巨大ケロニア。人類に対しての挑戦と恨み言をぶちまけ、夜の街を光線で破壊し始める。高等生物にまで進化したというケロニアは、人類と取って代わる宣言をし、続々と仲間の円盤を東京に寄こす。が、来るのにだいぶ時間が掛かったのか、昼になってから現れる円盤。ケロニアと防衛隊との戦闘も激化し、それまで何をしてたのか、科特隊にもやっとビートルでの攻撃命令が下る。
ハヤタは勝手にあさっての方に走り、アラシたちに咎められながらも、ビルに隠れて変身。これまたビルを無駄にぶっ壊してこんにちわ。
その後は、像のような鳴き声の巨大ケロニアと大格闘。スペシウムを返されると混戦に。
ケロニア円盤を徹底殲滅するビートル。が、ハヤタが居ないため手が足りず、イマイチ能率が上がらない。
ウルトラマンは、突き出した右腕からのグルグル光線でケロニアにとどめ。動きが止まると、木っ端になりフィニッシュ。帰り際、円盤も処理し帰路へ。
本部レストルームでは、フジ昏倒事件の現場検証。電源のない機械が、ケロニア自身から生み出された電気で動いていた、という種明かしがあり、育つ前には火に弱いというケロニアの性質から、ライターの火を念力で付かなくさせていた、というキャップの推理も披露され、突然現れた二宮の「我々人間は心しなければ成らない」「いくら、高度に発達しても、血を吸って実を肥やすのは、もはや、文明とはいえないのです」という、ちょっと判りづらい訓示がありEND。
なかなかミステリアスで楽しめる1本。
植物のケロニアが何故人類に敵意を持っているのか、がハッキリしているとなお面白かったか。
纏まったヘドロのようなものが高等とはとても思えないが、高等だとしても機械的なものを駆使するんではなく、種が降ってきて侵略とかの方がらしかったかも。
自身が電源というのは面白い。
ケロニアの造型は単純だが秀逸。
スーツを着こなしている姿はシュールで恐怖。
デカくなる必然性はまったくなし。
ラストの博士のセリフは、人類も血を吸っているじゃないか、という戒めなのか。
やや、伝わりづらい。
アラシが細かくして処分したケロニアを、よく燃えるから住民が持ち帰った、というのは、炊き付けに使う、という解釈でいいのかな?昭40和年代、そんなに炊き付け必要?
関係ないが、不気味に異彩を放っていたゴトウ役の役者さんを調べていてウィキを辿ったら、『野獣死すべし』に出演していた。
その、『野獣死すべし』が1959年製作。
えっ?『野獣死すべし』って松田優作版以前にもあったんだ、とビックリ。
59年版が仲代達矢、74年版が藤岡弘主演。うわぁ~、知らなかった・・・。
2013/01/21(月) 07:25:53 |
MX円谷劇場
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あれ?OP冒頭ににナレーション入ってたっけ?
これって、今までにもあったテコ入れの1パターンだろ。
なんで、あのファントムはアクアラング着てんだ?
先週も言ったか。
この家は凄いトコにブルータスがあるな。
そういえば、赤星は何処行ったんだっけ?
もう、倒されたんだっけ?
ビーストが最初に倒した奴だったか?
油絵がイマイチだな。
『W』かなんかのときに出てきた油絵は上手かったけどな。
敵から貰った石で指輪なんて造って大丈夫なのか?
池田政典ショ~~ック!!
ウィザードはどのモードも色違いで代わり映えしないな・・・。
もう、マックのハッピーセットCMは子役の全力感凄いな、毎回。
今回も凄い全体主義的、原理主義的何かを感じる。
こわばった表情とかから。
絵はもう一回描け。
もっと上手くな。
そもそも、似てないぞ。
池田政典のうらぶれ感、ハンパないな。
えっ?
魔法使いって、ファントムと同じなんだっけ?
うわっ、
何か今、イザム的なものを見た気がする・・・。
テーマ:仮面ライダーウィザード - ジャンル:テレビ・ラジオ
2013/01/20(日) 08:28:56 |
仮面ライダー
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いつになく、エスケープの胸がゴイスー。
なにげに味方のクワガタロボのスーツがボロボロなんだよな。
敵のクワガタ怪人、デザインいいな。
っていうか、隅までよくデザインされてる。
ヒロムは心療内科行った方がいいな。
催眠術でも掛けてもらえ。
うわぁ、この基地のセット、
背景の窓の外にロボ居るんだな。
絵じゃなくて。
ヨーコが膝にバンソウコウ。
パパエンターって、
『魔笛』かよ。
青の壁使ったアクション面白かったな。
壁で横向きに側転するみたいなやつ。
人形使いみたいに精神とか人格が出来上がってからなら判るけど、
そういうのが不完全なのに、人間になりたい
ってのだけが芽生えるのはどうなのか?
つーか、そう言ってるだけで、もうじゅうぶん人間らしいか。
レッドがバックアップか、
捻ったな。
これで、少しはラストに向けて盛り上がる・・・
感じがあんまりしないのは自分だけか・・・。
テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
2013/01/20(日) 07:59:41 |
TV、映画、DVD、CD感想
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正直に言えば、押井作品はあんまり観ていない。
嫌ってるとか、避けていたとかではなく、ただ、なんとなく、その時々のめぐり合わせで観ないで来てしまったという感じ。まぁ、周りが騒いでる分引いてしまった、というのは多少あったかもしれないが、そんな感じ。
攻殻については、映画の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を出たばかりのDVDで友人に勧められて観たんだが、話しながらの観賞で話しに集中せず。チラ見でも凄いなとは思ったけど、まったく失礼な話だな。(のちにテレビ放送された『GHOST IN THE SHELL』と『イノセンス』を改めて観て、震えるほど感動したが、今更で、恥ずかしいのでブログに感想を書かなかったのは秘密)
で、何故、今、原作マンガなのか。
というのは、『サイボーグ009』の映画化記念で放送された『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』を観たからなんですが、具体的に言うと、それに出てたサイトーがカッコよかったから。(笑)
坊主にアイパッチでイカついサイトーが、緊迫する狙撃の名シーンで、相手からも狙撃され、撃ち勝ったときにバトーに言うセリフが「仕留めたよ!!」
ズコーン。“よ”の後にハート入れたくなるような、その響き。ゲイかと思ってビックリしましたよ。なんなんだと。原作に居るのかと?(断っときますが、サイトーがゲイっぽいのをカッコいいと思ったんじゃないですから)
そもそも、攻殻ってたいして原作の量がないのに映画もテレビも原作からの引用がいくつもあって、どの程度映像の元になる要素が描かれてるのか、そこんとこどんなもんなの?
と、こういう訳です。
ちょろっと古本屋に行った感じ、集まりそうになかったんでアマゾン(マーケットなんちゃら)で購入。どしゃ降りの日に薄いビニールと封筒だけでドカッとポストに届いたりもしましたが、滞りなく1巻、2巻、1.5巻それぞれ入手。
で、読み始めると、これが読みづらい・・・・。(笑)
士郎正宗のマンガはいくつか初期のものを持ってるんで、読みづらいのは判ってたんですが、こんなに読みづらいか、と。しかも、絵も作劇もヘタというか雑というか・・・、こんなんだったっけ、と、ちょっと閉口。
もともと、自分だけ判ってる感じで、アイデアやデザインなんかは飛び抜けてましたが、演出は独りよがりなトコがあったんで、まぁ、こんなもんなのかな、と我慢の読書。こんなにマンガ1冊読むのに時間掛かったのもないってぐらい時間掛かりましたね。
科学、物理、ハイテク、ミリタリー、政治、その他もろもろ、最新の情報を入手したら知らせたくて、説明したくてしょうがない、って感じは沸々と感じましたが、大量に欄外に補足説明と言い訳書いといて、「説明セリフは嫌い」って、おいおい・・・。本末転倒だろ。
が、これが、半分過ぎたぐらいから急速に良くなって、話もダイジェストみたいなのじゃなくて、しっかり組み立てられてきて面白くなってくるんですよね。で、進めば進むほど面白くなって、読了後はすげーな攻殻!!
いや、面白かったんですよ、最終的に。
サイバーパンク小説という土台があるにせよ、ギリ80年代であそこまで描けたのはやっぱり賞賛に値しますね。
冒頭の疑問も、これだけ情報量が詰め込まれてたら1エピソードで映画にもなるよそりゃ。
物理の本とか読んでたのも助かりましたね。たぶん出た当時読んでたら内容チンプンカンプンだったでしょう。
人形使いと素子のやり取りなんかも、凄く観念的なこと言ってるようで殆ど内容は物理の領域の話ですからね。
また、テーマの“人間とは、意識とは何か”という疑問もいいですね。というか、物理学の行き着く先がこういう領域に片足突っ込んでいるし、自分も最終的に人の意識が何なのか、ということが科学で解明されることを望んでいる部分もあるんで、方向性もシックリ来ます。そこに、宗教や霊的なものも混ぜ込んでいるのも、あえてアリだなと。
そういう、もろもろのことを見ていくと、ミクロ(人の意識や頭の中)がマクロ(宇宙やネット世界)と直結してるという部分では、『アキラ』とテーマが似てるかも。
それにしても、映像作品はよくぞ原作の同人ノリにフィルター掛けてくれたよね。
カッコいい部分だけ巧く抽出してあって、あの痺れるようなシリアス展開が、まさかあのオチャラケから生み出されてるとは、原作知らない人だったら、まったく想像つかないでしょうね。
キャラは多彩で、(荒巻がいいですね)魅力ありますし、(士郎正宗って、あんなオッサン描きだったんですね)9課では、イシカワとかも絵面がいいんですが、バトーが髪が伸びたり縮んだり、シュワルツネッガーになったりコロコロ変わって、最終的に落ち着いたのが両津。あのキャラで『イノセンス』の主役はやれないだろ。2巻以降でまた変わるのか?(これから読みます)
絵でいうと、隅々までデザインされてるのは頭が下がる思いだなぁ。実在の建物や車を描くより、描きながらデザインした方が早いしミスも判らない、っていうのは確実にあるとは思うけど。
とにかく、映像作品並に攻殻らしさ(原作だっての)を堪能できたんでよかったです。
ほんと、結果論ですが、読んでて楽しい時間でした。
もちろん、続巻の感想も読んだら書きますよ。
2013/01/17(木) 01:45:56 |
本、コミック感想
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1000メートル級の大激突な話。
<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ (黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。若干滑舌悪し。
ムラマツ (小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。怪獣に対しては常に“やっちまう”男。16話より角刈り。
アラシ (石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。デリカシーに欠ける嫌いあり。
イデ (二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ (桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属) (平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム (津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。16話より科特隊制服着用。ときどき非人間的能力を発揮。(非人間説あり)なお、25話以降行き方知れず。
一面雪景色の北国の山々。ふもとから聞こえる遠い汽笛。雪原を走るマタギスタイルの寒村の少女。猛烈なスピードでゲレンデをならす雪上車。今よりずっと薄着で滑るスキーヤー。この頃から既にやっていたTBSの不動産業の一環と思われる、TBS東丸山スキー場(石打丸山スキー場)の何気ない宣伝ナレーション。寒村の少女は、そんな高度経済成長期でリゾートレジャーを覚え始めたプチブルスキーヤーたちを、ゲレンデの端から雪に隠れるよう伏せて見物。と、そこに、ソリに乗せられ、数名のマタギに連れて来られる遭難者。少女は見るなり現場から走り出す。
ロッジに担ぎ込まれた遭難者もまた猟師。ロッジの支配人に気付けのウイスキーをキャップで飲まされると目が覚め、「ウーにやられた・・・」と口走る。信じようとしない支配人に遭難猟師は詳細を話し出す。
クマの親子を追い掛け、鬼門の飯田山に踏み込んでしまった猟師は、少女(冒頭の娘)とクマを見間違える。
少女は地域では“雪ん子”と呼ばれ疎まれており、何度となく猟の邪魔をされてきた猟師は威嚇のため散弾銃を空に撃っては追い掛け回す。追い詰められた雪ん子は、雪の中に突っ伏しながら叫ぶ。「ウーっ!!ウーよぉ!!助けてぇ!!」
程なく呼び声に応え、雪山を越えて超巨大雪男が現れる。全身に覆われる白く長い毛、爛々と光る丸い目玉に1本だけ伸びた前歯が目立つ乱杭歯。銃による抵抗にも諸共せず、怯えた猟師はほうほうの体で逃げ帰る。
雪ん子の呼びかけに「助かってよかったね」と応えるように屈み、顔を近付け目を細めるウー。細めるまぶたは左右から中心に向かう。(!)
ロッジでは、猟師の見た巨大雪男が村の伝説の怪物“ウー”であることが濃厚になり、スキー場への影響を考え、科特隊への依頼へと発展。雪ん子はそれを背後からコッソリ立ち聞き。
さっそく、ハヤタ、イデ、アラシが派遣の運びとなり、ビートルの中では「ウーがまぼろしであって欲しい」と雑談。
地上では、小雪の中を雪を頬張りながら楽しげに小走りでやってくる雪ん子。向かいの雪濠には村の悪ガキ3名がスコップとともに潜み、雪ん子が雪濠の前まで来ると雪を掘って作った落とし穴にズボリ。
尻餅をついた雪ん子は仰向けになって無抵抗で訴える「どうしてこんな意地悪をするの!!」「どうしてのけ者にするの!!」
悪ガキは口々に「ウーのせいであんちゃん死にそうになったんだぞ!!」「ウーはお前が居るから出てきた!!」「出て行け!!」「雪女の子!!」と囃し立て、穴の中の雪ん子に雪を掛ける。そこへビートルが到着。背の低い黒い上着のガキが、気が付く前に振り向くという物理法則無視のリアクションで出迎え、「あっ、科学特捜隊だ!!」
「科特隊がウーを倒しに来た」と悪ガキにうそぶかれ、ビートルを見つめないわけには行かなくなる雪ん子。
スキーを抱えリフトでゲレンデを目指すハヤタたち。イデなどは遊び半分で山の景色を「絶景かな」と五右衛門のまね。支配人によるとウーの出る飯田山は、気象台もミステリーゾーンといって匙を投げる、夏でも雪が消えない謎の山。スキー場経営に影響が出ないよう怪獣退治を棒読みで念押されると、「たちどころに退治してみせます」と胸を叩くイデ。その光景をまたしても立ち聞きする雪ん子。ちなみに、今回見てて気付いたが、眉に力が入るハヤタはなんとなく市原隼人似。
プロスキーヤー並のシュプールを描いて雪山を進むハヤタたち。地図と標識を確認しつつも、進めど進めど飯田山が近付かず、妨害に遭っていると感じる一行は、地図に頼らず山を見ながら進むことに。直後、ハヤタは落とし穴に嵌る。「あぁぁぁ~~!!」
雪ん子を発見したイデは、コケた雪ん子の尻の上にダイブ。抱え起こして問い詰める。「何故あんなことをやったんだ」「僕たちが誰だか知ってるのか」雪ん子は即答。「何でもかんでも怪獣呼ばわりして殺してしまう、恐ろしい人たちだわ!!」困惑するイデは「違う、人類の平和を乱す怪獣だけを退治するんだ」と諭すように訂正。「うそっ!!ウーを殺しに来たくせに!!」信用しない雪ん子に、イデはウーの存在の真偽を確かめようと、さらに「猟師の見た怪獣は本当に居るのか!?」と迫ると「ウーは怪獣じゃないわ!!」と雪ん子。同時にイデの顔面に雪がドンッ。逃げる雪ん子にあっ気に撮られるイデ。ちなみに、科特隊の面々はいつものオレンジのスーツで防寒対策なし。イデなどは全身雪まみれで、さしずめ犬ぞりレースで雪付きまくりのカラフト犬。
ハヤタ負傷のため、何も成果のないままロッジに戻ってくる科特隊。支配人は山で出会った雪ん子の話を、聞き取りづらいイントネーションで説明し始める。
行き倒れ母子の生き残りの赤ん坊であった雪ん子は、生き残ったがゆえに雪女の子だと忌み嫌われ引き取り手がなく、ようやく現れた引き取り手の飯田山の炭焼きじいさんも今はなく一人ぼっち。さらにウーの一件も加わり、今や村に居場所はないのだという。「どうやって暮らしてるんだろう・・・」と心配げなイデだったが、支配人の頭に雪が積もるほどの長話をロッジの前で聞かされていた捻挫のハヤタのことも思いやってやって欲しい。
ロッジのレクリエーション室では、激古のピンボールに、流行り始めでぎこちないゴーゴーに興じるスキー客。
まだ昼間だが、ハヤタ捻挫のため、すっかり休息モードになってしまった科特隊はベッドの中。ハヤタが治療に悲鳴をあげ、イデが自身の“早くに母を亡くしている”という生い立ちに照らし合わせ、雪ん子の心情をおもんぱかっているとウー出現。
パニックになるスキー客。山の奥からヒョッコリこちらを見ているウー。ロケ地の新潟、石打丸山スキー場の標高が920メートル。飯田山のモデル飯士山が標高1111.8メートル。ウー、ざっと1500メートル。ウルトラマンの37倍。勝ち目なし。そもそも何処に居たのか。
攻撃をしようとする科特隊に追いすがって止めに入る雪ん子。遭難した猟師は恨み骨髄と散弾銃をぶっ放すが絶対に届くまい。
「怒らせないで」「村に居られなくなる」「仲間に入れてもらえなくなる」「山にお帰り」と泣き叫ぶ雪ん子。必死の願いが通じたのか、「そんじゃ、失礼します」と言わんばかりに猫背で帰っていく毛玉。あれ?帰った、と凝然とする猟師。
そのころ、村の某所では落とし穴に嵌って凍死した酔っ払いが発見される。作中落とし穴は2つ登場するが、この落とし穴は悪ガキ3人が掘ったもの。村人は顔を蒼白にさせ口々に「雪ん子のしわざだっ!!」と決め付け目を血走らせる。雪ん子追い出しを決める村人たち。
「そっとしといてやりたい」と思うイデをよそに、支配人の懇願により科特隊の本格ウー掃討作戦が開始される。
一方、雪ん子を取り囲みジリジリと輪を縮めていく村人たち。猟銃、スコップ、木の枝などを手に「お前の掘った落とし穴でじいさんが死んだ!!」と迫る。「あたしじゃないわ!!」と逃げ惑う雪ん子。
攻撃命令発動で今にもミサイルを飯田山にぶち込もうとするアラシ。イデは感傷に浸り、「気が重い」「ウーは雪ん子の母親の身代わりかも」「母親の魂がまだユキ(雪ん子)の側に・・・」と煮え切らない。アラシは「しょせん怪獣は人間社会に入れてもらえない悲しい存在なんだ」と吹っ切りミサイルを放つ。
腰まである雪の中を逃げる雪ん子。執拗に追い掛ける村人たち。
雪ん子の呼び掛けに現れたウーに攻撃を仕掛けるビートル。
雪ん子の危機に、もういいとばかりに暴れまわるウー。ゲレンデに侵入してスキー場を荒らし始める。
捻挫のハヤタは、ロッジの2段ベッドの上の段からその光景を見て仰天。どうしようもなくなって思わずジュワ。
地形が縮んだんでなければ、ウーと同サイズのウルトラマンも1000メートル超。恐るべき戦いが展開。ちなみにウルトラマンの顔は口が広がってCタイプで、若干青ざめ気味。
割と無抵抗のウー。雪ん子の叫ぶ「ウ~よぉぉぉ~!!」の声の中、ウルトラマンがスペシウムの体制になろうとした瞬間、ウーは煙る雪の中に消える。それを見て納得したように帰って行くウルトラマン。
雪の中に突っ伏す雪ん子。薄目のまま微動だにせず、飼っていたウサギだけが周りを跳ね回る。微かに聞こえる汽笛と風の音。
不時着して気絶していたビートルにハヤタが現れ、ことの次第を聞くイデとアラシ。ウーが消え雪ん子が山に帰ったと知ると、イデは「雪ん子は雪山のまぼろし・・・、本当は居なかったのかもしれない・・・」と希望的自説を述べ、アラシが「あんな清らかな心の持ち主には、二度と再び会うこともないような気がするな」と、どこでそんなに親密になったのかというような、知った風な口を叩き、ハヤタに促されビートルを発進させるとEND。
のちの、民話系、マイノリティー差別系の元祖回ですね。
非常に印象に残る傑作だと思いますが、解決があいまいなのと、村人側のその後の意識描かれていないのは残念。(イデとアラシの会話に凝縮されてますが)
雪ん子が死んだのか、また、本当に人間だったのか(ウーともども山の精霊だったのか)、この辺りはぼかして正解だったかなと。余韻のあるエンディングになってるかなと。
もっとも、ウルトラマンの牧歌世界で、人間の子が村人に追い立てられて撲殺じゃ、見てる子が泣くと思いますけど。
ほか、気になったところでは、子供も大人も演技が下手な人が多かったことと、雪山で銃を撃つのは危険じゃないのか?あたりでしょうか。
特撮関係では、なんといってもウーの瞼のギミック。この左右からの開閉は凄いビジュアルイメージでビックリ。
顔もよく見ると丁寧に成田的彫刻の面取りになっていて侮りがたし。ただの毛玉にあらず。
あとはウルトラマンのマスクがCタイプになったこと。なんか印象がヘンというか、若干カッコ悪い?と思ったら、Cタイプは口が広いだけじゃなくて、顔が少し短くなっていて、そのせいで丸顔なんだそうですね。
その後のウルトラマンはずっとCタイプが元になっているみたいなんで、そのせいでイメージが違うのかと納得。
2013/01/14(月) 07:32:55 |
MX円谷劇場
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野宿とかますますバースっぽいな。
って、バースは野宿はしてなかったか。
なんだこのアロエ背負ったような怪人は。
むぅぅぅ、
先週、期待し過ぎたか・・・。
ドタバタになっただけじゃねーか・・・。
やっぱ、コッチだな主人公。
って、
もしかして、仕切り直してる?
すげー判りやすくていいんですけど。
いにしえの魔法使いとか、
バリバリ後付けっぽいな・・・。
ところで、このアクアラングのおっさんは、何?
池田聡じゃなくて、
誰だっけ?
池田政典か。
この人、もともとジャック出身なんだな。
知らなかった。
池田政典調べてたら番組終わってたよ。
テーマ:仮面ライダーウィザード - ジャンル:テレビ・ラジオ
2013/01/13(日) 08:29:05 |
仮面ライダー
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高校復学とかリアルだな。
ヨーコといえば、「どこま~でも♪どこま~でも♪」で始まる学校のCM
まだチアの格好して出てるな。
見るたび、なんか笑っちゃう。
ヨーコがバイク乗ってる(笑)
あんな、マーガレットみたいな花が里山に生えてるか?
もう、エンターとエスケープも融合してオカマキャラになっちゃえば。
その場合エンターの人がお姉キャラです。
山が全然秋だな。
ゴーバスターズは結構スーツボロボロにするよな。
あ~あ、ヨーコ怪我しちゃった。
セーラー服が似合ってるような、ないような・・・。
ヘリ、どデカいな・・・。
エスケープの背中の羽根、丈夫だな。
バルタン星人。
ヒロムのウィークポイントばれたって、
まだ、ばれてなかったのかよ。
テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
2013/01/13(日) 07:58:27 |
TV、映画、DVD、CD感想
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フジ隊員がフニャフニャになる話。
<主な登場人物>
■科学特捜隊メンバー
ハヤタ (黒部進):本作主人公。異星人と衝突、死んだのち異星人と一心同体となり復活。マジメで実質の副隊長。無闇に顔の濃い25歳。ふてぶてしいほど頼りがいあり。若干滑舌悪し。
ムラマツ (小林昭二):科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」。謹厳実直の慎重派だが、ときに冷徹な面もある36歳。怪獣に対しては常に“やっちまう”男。16話より角刈り。
アラシ (石井伊吉):射撃の名手にして力持ち。常に危険の矢面に立たされるアンビバレントな26歳。不死身説あり。デリカシーに欠ける嫌いあり。
イデ (二瓶正也):武器開発担当の化学ヲタ。ムードメーカーに徹するがメンタルは弱い24歳。照れ笑いが甲本雅裕似。
フジ・アキコ (桜井浩子):科特隊の紅一点。主に通信担当。宇宙人難の相がある若干ウーマンリブ思想かぶれの21歳。
岩本博士(科学センター所属) (平田昭彦):武器開発に従事するナイスミドル。
■一般人
ホシノ・イサム (津沢彰秀):科特隊に出入り自由の謎の子供。短パンの悪魔。いざとなれば殺しも辞さない11歳。気転を利かす頭はあり。16話より科特隊制服着用。ときどき非人間的能力を発揮。(非人間説あり)なお、25話以降行き方知れず。
日本一の埋蔵量を誇る金鉱から突然金が取れなくなり、廃鉱後代わりに怪獣が現れるところからスタート。
廃鉱山の剥き出しの崖土を崩して這い出してきたのは、イモムシに似た節を持つ金色の四つ足怪獣。さっそく入った科特隊への情報によると、凶暴かつ地底での行動を得意とし、神出鬼没らしい。
アラシは地底への対処に困惑するが、イデはタイミングよく地底戦車ペルシダーを開発完了しており満面の笑みで、自身とペルシダーの能力をアピールするが、御託は聞きたくないハヤタが早々に話をカット。
イデとキャップはビートル1号に積んだペルシダーで地底へ、他のメンバーは2号で逃げ遅れた住民の救助へとそれぞれ飛ぶ。
現地へ飛ぶと金色怪獣は大暴れ、防衛隊も止めることすら出来ず、科特隊もてこずる。
地底へ逃がすまいとアラシはミサイル連打で追い立てるが、やり過ぎた結果、結局地底へ逃がす。
怪獣逃走後、イデが人影を発見しビートル1号は着陸する。
独自に残っていたと思しき鉱夫は、友人の“金に憑りつかれた男”が出てこないので助けて欲しいと懇願。怪獣のため坑道は寸断されているはずだが、天然の大洞窟があるらしく、そこへ逃げ込んでいれば、まだ生きているはずなのだという。イデは即決でペルシダーで地下行きを提案、キャップに受理される。
ちなみに、避難勧告が出ているはずの鉱山だが、しゃべる鉱夫の後ろでブルドーザーが動いている。
全長18メートルのビートルから、半分近くある7メートルのペルシダーがなんとなく出てきてイザ地下へ。
初出動にウキウキのイデの操縦でドリルにより潜行。怪獣はペルシダーの3倍の速さで移動しており、程なくペルシダーは大洞窟へと落ち込む。
ボディーに対してドリルがデカすぎ、回転の力でジッとしていられないペルシダーのライトを付けると、目の前に怪我をした鉱夫。奇声を上げ恐怖する男は、金に憑りつかれていることを表情でありありと示すと、激しく搭乗を拒否したまま昏倒。イデが救い上げペルシダーへ運ぶと、「金鉱は自分が発見したもの」「その金を食っちまったゴルドン(金色怪獣のことで、身体は純金らしい)も自分のもの」「科特隊でも俺の金には手出しするな!!」と喚き散らす。
キャップはマトモに取り合わず、とりあえず「判った判った、金はお前のものだ」と話を合わせ、やや横柄な態度で対応。「怪我してるから休め」と寝かせようとすると、「そうはいかない!!寝ているうちに金を横取りする気だろぉ!!」とやる気満々なため、正式に“狂ってる”認定をすると、押さえ込んでムリヤリ怪我の治療。ゴルドン接近が判明すると、痛みからまどろんでしまった金狂いは放っといて脱出のため横穴掘削。
昆虫(もしくはカワニナ)のような可愛らしいペルシダーは穴掘って回避。ゴルドンをやり過ごすと今度は追跡に回る。ノコノコ付いて行くペルシダー。
動きを止めたゴルドンを背後から監視するペルシダー。程なく気が付いた金狂いがコクピットに踊り込み「金を返せぇ!!」
凄い熱の金狂いに、イデは早く地上へと訴えるが、面倒臭いキャップは、殺し屋みたいな目付きで金狂いの腕を捩じ上げて睨むと、イデに無言でアゴをしゃくる。
再び接近し始めたゴルドンに攻撃を決断するキャップ。地上に炙り出すため光線銃(ペルシダーの装備)で威嚇。が、突進したゴルドンの払いによりペルシダーは大破し沈黙。
地上に出たゴルドンを迎え撃つビートル。しぶといゴルドンにアラシはミサイルを撃ち尽くす。
その後、ハヤタの「地底怪獣なら光に弱いはず」との提案から地上に降り、閃光を放つコロナ弾による攻撃にスイッチ。
マッドバズーカにコロナ弾を詰め、ハヤタ、アラシ、フジは地上から展開。が、ゴルドンに近付きすぎたか、震動によろけたフジはそのまま崖下へ転落。骨なし人間と化す。
闇雲に踊り狂うゴルドンをバックにフジ救出へ向かうハヤタ。全身骨折のグニャグニャで即死かと思われたフジは意外と元気で、顔面流血ながらも「大したことない」と強がり発言。
コロナ弾でアラシが追い詰めるとゴルドンはあっけなく死亡。小躍りしてキャップに連絡するも、地下ではペルシダーが壊れて、それどころではない大騒ぎ。毎度のイデの発明に活躍の場を奪われている感じのアラシは、若干の嫉妬心からかイデのペルシダーが未完成だとして叱責。度量の狭さを発揮する。
その後、いったん動き出したペルシダーだが、前進しか出来ずに地球の中心へゴー。バックギアを直せとイデから運転を変わるキャップだったが、エアコンも故障したとよけいなことを言うとイデは責任を感じて目がうつろ。メンタルの弱さが出てしまいキャップにたしなめられる。
瀕死のフジの二の腕を揉み続けているハヤタは、アラシにフジを病院に連れてけと命令。嫌がるフジをムリヤリアラシに預ける。
その頃、ペルシダーではギアが直り地上に出られる算段となったが、地上ギリギリで何か巨大な生き物に阻まれストップ。鋼の心のキャップも思わず「何か判らん地底の怪物に捕まった!!もうだめだっ!!」と即答のギブアップ宣言。そこへ金狂いが「ゴルドンだ!!」と割って入り、場を掻き乱すと「ゴルドンは倒した!!」とイデ。金狂いが思わず外へ出ようとハッチに手を掛けると、さすがのイデも「大人しくしてろ!!」と突き飛ばし、大怪我している男を壁にドォン!!後頭部を痛打した金狂いは頭を抱えてそのままズルズルと失神。
それこそハッチを開けりゃいいようなもんだが、酸素が底をつき横転しながら虫の息でなすスベがないペルシダー。
いつの間にか、顔が真っ黒なイデとキャップは、1発残った地底魚雷でゴルドン(謎の生物はもう一匹いたゴルドンだった)を地上へ追いやる賭けに出る。
空気が薄く、斜めになった車内でヘロヘロになりながら発射スイッチを目指すキャップ。ようやく手が届くと魚雷は命中。ゴルドンが地上へ出ると迎え撃つハヤタウルトラマン。
くねる尻尾に手を焼きつつ、尻尾と首を結ぶというヒーローらしからぬヒール攻撃で嫌がらせ。
その後、首投げからのスペシウムでフィニッシュ。
シュワッチ後、そのまま地下に飛ぶとペルシダーを掴み脱出。地上に出ると満足げに再び飛んで帰る。
地上に出たペルシダーの中でキャップらが目を覚まし、ウルトラマンによる救出劇があったことを知り、ゴルドンから出た150トンの純金を科特隊が一存で勝手に被災地に寄付してEND。
話的には、勝手に地下にもぐって遭難してるだけみたいな感じで、金狂いの男も邪魔してるだけで、その他ドラマもほぼなし。
ゴルドンの最初の死体が途中から映らないので、本当に2匹いたのかも不明で謎も多い。
話以外のところでは、ペルシダーの登場が見所。というか、ペルシダー以外あまり見所自体ないか。
ペルシダーについては、どうやって運んだのか?という疑問もあるが、ウィキによると、もともとは、特殊潜航艇のときのように吊るして輸送する想定だったらしい。
名称については、劇中では“ベルシダー”と言っているが、ペルシダーで通っているのと、エドガー・ライス・バローズのペルシダー・シリーズという地底世界を舞台にしたSFからネーミングをとってるみたいなのでペルシダーで統一。
他では、相変わらずの大村千吉の狂いっぷりか。
最後の150トンの金の寄付については、今とレートが違うが、ふるさと創生のときの1億円で買った金塊が5、60キロだったらしいんで、50キロだとしても30倍の30億円。山間の町の復興資金としては多過ぎ?
(今のレートでざっと計算したら2倍以上の65億ぐらいだった/間違ってたらゴメンなさいね。)
2013/01/07(月) 07:06:07 |
MX円谷劇場
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そうか、新キャラ登場回か。
『ウィザード』の今後は新キャラ次第だな。
ワンピースの文具のCM、
学芸会のネタとしては面白いな。
こらまたウザそうだな、茶髪のマヨラー。
赤星(!)
夢見るぞ。
マヨラー、若いときの錦(少年隊な)に似てるな。
役とはいえ可哀想だな、このキャラは・・・。
本人がマヨネーズ好きであることを願うよ。
おうおう、コッチ主役でどうだい。
なかなかイケてるではないか。
『オーズ』のモードの一つにしか見えないけど。
ビーストは両肩に違う動物を宿すのか。
まさしく『オーズ』の変型だな。
飯、メシ言ってたのは、
「俺のファントム取るな」ってことだったのね。
どうかと思ったけど、
ビーストいいね。
これで、『ウィザード』は首が少し繋がった感じ。
テーマ:仮面ライダーウィザード - ジャンル:テレビ・ラジオ
2013/01/06(日) 08:30:09 |
仮面ライダー
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なんか、『ゴーバスターズ』でメタな視聴者への挨拶とかって、
ちょっと違和感あるか、な?
ないか。
基地内で敵の確認出来るんだから、隠れてたらその場で判るだろ。
なんだ、なんだ?
ヒロムの姉ちゃんと青がお見合い?!
まさか。
あっ、違うのか。
別々か。
ゴリラ面倒臭せぇな。
全員で来てるとか・・・。(笑)
ヒロムは一応別件だけど。
カードの枚数少ないのに、あんなバカどもに渡すとか。
それにしても、
ヨーコのファッションセンス酷いな。
おい、実は消しゴムの時の改造じゃないだろうな、怪人。
クツ脱げよ。
って、ホントに脱いでる。
静かに戦えって、面白いこと言うな。
前にもって、やっぱり消しゴムだろ。
鏡餅の質感がリアル(笑)
今日の回はふざけてるな、色々と。
好きな人がいるとか、酷いな。
青はもてないキャラなのか?
うわっ、なんだこの替え歌ED。
『キョウリュウジャー』って、
もうちょっと違うデザインに出来なかったのかな・・・。
テーマ:特命戦隊ゴーバスターズ - ジャンル:テレビ・ラジオ
2013/01/06(日) 07:59:18 |
TV、映画、DVD、CD感想
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ニュートン力学から、マクスウェルの電磁気学、アインシュタインの相対性理論、量子力学、超弦理論(ホログラフィー原理、マルチバース、人間原理まで)と、物理学の世界を、古典から最新まで一気に判った気にさせてくれる初心者向けの解説書です。
この本が優れているところは、初心者向けだけど、解説にごまかしがないというところでしょうか。
特に、一般相対論の部分はグングン判っていく感じがあって、これは他の解説書にはなかった感じ。
それ以降の部分でも、仮定の話が多い上に、頭で容易に想像出来かねる世界観(6次元がちっちゃく折り畳まれてたりしてね)頻出ですが、何とかついていけるよう出来ています。
ときおり挟まれる科学者のエピソードなども面白く、ブラックホール関係の話や、ホログラフィー原理、人間原理の話などは非常に興味深かったです。
と、いったところが本自体の率直な感想ですが(やや好意的なね)、
実は、新聞広告でチラッと見たときの購入目的は、ホントにそのものズバリ“重力”の最新情報を知ろうと思ったからなんですよね。
重力子の発見はいつ頃になるのか?とか、人類は重力を制御出来るようになるのか?とか、マジメに反重力とか研究してる人がいるのか?とか、そういうこと。
なもんで、読んでて相当肩透かし食らいました。
まぁ、そっち関係知りたきゃ『ムー』でも読んどけって話なんですが。
ただね、SFに出てくるような技術を現代科学で可能かっていう、逆からのアプローチで物理の世界を解説した『サイエンス・インポッシブル』(以前紹介しましたね)っていう良書もあって、解説してる内容もほぼこの本と同じなんでね、そういったことに触れてくれるかな?って読み進めましたが無駄でした。あたりまえですが。
まあ、そういったこととは別に、凄く勉強になったんで、読んで悪かったってことではないですけどね。
アマゾンのレビューで1点付けてる人が、「新しいことがぜんぜん書いてない」って言ってたのも判りますが。
正直8割ぐらい1度はどっかで読んでて「繰り返しだなぁ」って思ってましたから。
ついでに気になったことをあえて言うと、量子論の途中ぐらいから内容が複雑になりすぎて解説にページが足りてないんでしょう、「AをBするとCになります」ぐらいで、何でっていうところが段々少なくなってって、理解しづらくなってくる。解説したところで専門家だって容易に理解できないような世界なんでしょうがないっちゃ、しょうがないんですが、ちょこっと腑に落ちない感じ。あくまでごまかしではないんですが。
それと、人物名と理論が大量に出てくるんだから索引は欲しかった。(無いのはおかしいと思うぞ)
ちなみに、どこら辺が重力なの?ってお思いの方もおられるでしょうが・・・。
冒頭に書いた理論全部が重力に関係してます。
なんせ、物理では“重力は時間や空間の歪み”のことらしいんで。
2013/01/05(土) 01:54:35 |
本、コミック感想
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今年もまた「GENユニバース」をよろしく!!
と、いうわけで、恒例の年賀イラストをアップしました。
体調的には、詰めのアイデア出しの時からすでに指が痛い状態で・・・、要は最初から最後まで痛い中での作業。
自分の描き方だと、パソコンに移ってからは、どんなペンの持ち方でも、やれっていわれりゃ出来ないことないんですが(最悪マウスでも可)、アナログ作業はね・・・。シャーペンひとつとっても、紙に対する芯の角度の調整とか常にしてるし、ある程度強く掴んで力入れて線引かないと思ったとおりの線にならないし。
なのに、親指と薬指で挟んで力入れないようにソロソロ引いてんじゃぁね。
だけど、さするようにゆっくり描いてったら案外普通に出来たという。(日々良くなってったんで、右と左の人物では線の力の入り方が違う)
そのかわり、線が薄くてレベル調整出来なかったが。
ちなみに、髪の線がヘロヘロなのは痛かったからだけど、塗り方が装飾的で立体感のない感じなのは、元ネタがクリムトの「水蛇」だから。
痛さを堪えて頑張ったら、色味といい構図といい、意外な傑作出来ちゃったかな。
GENユニバース 追伸、
アップしてみたらサイズに物足りなさを感じて、サイズアップしようかと思ったら・・・、
原画には文字が入ってなかった・・・。
なんで、このままのサイズでどうぞ。
(HPに載せるときには、文字なしの大きい画像も付けようかと)
テーマ:自作イラスト - ジャンル:アニメ・コミック
2013/01/01(火) 02:17:18 |
イラスト&コミック
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