タイトルの通り、それぞれアップしました。
結構量があるので、ここでの作品への説明は割愛。
各ページのキャプションをお読みください。ということですね。
今回は、GIFアニメも更新しましたよ。
では、
GENユニバースで。
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テーマ:自作イラスト - ジャンル:アニメ・コミック
- 2013/03/02(土) 12:44:27|
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と、いうわけで、『攻殻』の2ですが、ようやく読み終わりました。
小説なんかは、寝しなに読むことにしてるんですが、これもベッドに入ってから毎日チョビチョビと。
しかし、ここのところ寝不足で、読む前から眠くて眠くて、まさか、全体でひとつの話になってるとは思わなかったんで、2、3ページで寝る、を繰り返してたら、だんだん訳が判らないことに・・・。
まぁ、著者のことわりにもあるように、『攻殻1』とは方向性が違う作品なので、世間的にも評価が分かれているみたいですが、やっぱり、『1』を期待しちゃうとだいぶ肩透かし食らいますよね。(ことわり入れるのはどうかと思いましたが、結果的にはよかったのかなと)
それなりに楽しめましたが、 電脳戦が、かつて流行ったヴァーチャル・リアリティーものの映画なんかとは違うものと判っていても、ゲームに侵入するような描写が出てくると新鮮味は感じませんでしたね、正直。
まあ、あくまで現在からの目線ですけど。
大半を占める電賊やウイルスとの攻防も、90年代半ばという描かれた時代を考えると、少しは先見性があるかとは思いますが、今の目で見ると、結局ウイルス対策ソフトとウイルスの戦いの擬人化程度のことに見えないこともないです。
そもそも、80年代のネットが未発達だった時代は、そのうち電脳の世界が来るかも、という漠然とした期待というか、あるかもしれない未来を感じられましたが、ネットが発達し、ましてや携帯が地球の隅々まで行き渡ってしまった現在、脳とパソコンやネットを直結するという世界はほぼ訪れないんだと思う。
電脳は携帯で肩代わり出来たと。
さらに、素子のように電脳世界に意識を溶け込ませてしまう、というのは、どういうことなんだろうなというのも思う。この、作品世界では、人間(脳)自体がパソコンと同じ脅威に晒されているので、いろんな意味で危険すぎるというのもあるけど、容易に受け入れがたい気がする。それでも『1』のときにはそれが先進的なことに感じはしたんだけど・・・。単純に意識の移動手段と割り切ってしまえば、こんな快適な旅行もないと思うが・・・。
で、物語的には、素子の同位体たちとの接触、人形使いとは別の人工知的生命誕生の予感が哲学的、宗教的な目線で描かれていく。要は、『1』の人形使いとの邂逅部分をグ~~~~ンと広げて長い話にした感じですかね。
『1』のときにも書いたかと思いますが、量子的物理の世界を突き詰めていくと、やがて意識が深く介在する世界になってくるので、話が宗教的哲学世界になるのはしょうがないといえば、しょうがないんですが、興味がない人からすると用語その他が意味不明でしょうね。また、はっきり語らないし、ぼかして造語もまぶされたらついて行く方が大変です。ラスト付近は神道に詳しくないんで、ボンヤリした感じになりました。
9課がほとんど出てこないのもそうですが、舞台が世界に移ったのはちょっと残念な要素ですね。日本的なものが出てこないから、ということじゃなくて、街が未来的すぎて現実感に乏しいのが残念。(攻殻じゃなければ、それでもいいんですが)
ただ、デザイン関係は相変わらず全天候型で凄いなというのは感じます。潜水艦なんかも面白かったですが、おっっと思ったのは、バイク便の連中と、ポセイドン社の黒いパワードスーツ。パワードスーツは、中の人のことを考えてウエスト部分を削って肩の自由度を保ってるところがデザイン的にも好き。
あとは、カラーページの量ですね。いやー恐ろしい。(笑)
CGの背景とニセおじゃる丸みたいな支援AIはちょっと好みじゃないですが・・・。
と、いうことで、ハードSFとしてみれば面白いけど(かな?)、攻殻としてはどうかな、という感じの『2』でしたが、次の『1.5』は世間の要望に応えたか、9課の話みたいなんで楽しみです。
- 2013/03/02(土) 02:01:34|
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