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GEN'sログ(雑記)

イラスト&コミックのサイト「GENユニバース」の管理人GENのブログです。

イデオン、リデザインその1

ブログに『ガンダム』なるカテゴリーを作って放置して、はや10年弱。
その間にも、ガンダムやザクのスケッチを少なからず描いてはいますが、いまさら載せる気にもなれず。

で、『イデオン』に話は飛ぶんですが、『イデオン』はもう、それこそ10年以上前にリメイクイラスト描いてるんですが、あんまり気に入ってないというか、いたずら描きみたいなものなんで、もう1回どうにかしたいなと。

しかし、本気でやるなら、これは『ガンダム』と同じぐらいの時間と手間を掛けないといい物にはならない(10年掛けるって意味じゃないですよ)であろうと。
要は、いっぱい描くということですが。

一応、そのためには、デザインの方向性とか考えるのに資料集めたり、準備が必要なんですが、たいして集める前に我慢できずに描き始めちゃった。 で、なし崩しにズルズル描き始めてしまい、4月にハンディースキャナを買ったこともあって(これを気軽にアップしたくて買ったんですが)、もうブログに上げてしまえ、ということでカテゴリーを “ガンダム” から “ガンダム&イデオン” に変更。

そんなわけで、今回からどのくらい続くのか判りませんが、『イデオン』のリデザインが出来るまでを逐一アップしていきたいと思います。



第1回目の今回は、どういう考えの元にリデザインしていくのか? という考え方の方向性と、最初のスケッチを掲載したいと思います。

まずは、イデオンとは何か。
富野喜幸監督が『ガンダム』の次に作ったサンライズ制作のアニメのことですが、ここを見ている人で、『イデオン』全く知らないという人は少ないと思うんで、判らないという人だけ伝説巨神イデオンのwiki見てみてください。

で、イデオンとは100メートルを越す巨大ロボットで、第六文明人の遺跡から出土した遺物です。
だから、造ったのは、第六文明人。

ここで、第六文明人の説明を、映画のパンフレットから抜粋。

   第六文明人

 遠い過去の宇宙では、第六文明人(地球人が6番目に遭遇した知的異星人)が繁栄していた。高度な科学文明を持つ彼らは、精神エネルギーの利用を考えていた。精神エネルギーを物質エネルギーに転化する金属・イデオナイトを開発し、それをとり入れた巨大な乗物--イデオンとソロシップを建造したのである。
 しかし、このシステムの力は、第六文明人の想像を超えるものだった。実験的にはコントロールできたが、数億に及ぶ第六文明人の意志を結集した時、爆発的に始動してしまったのである。
 精神エネルギーによる「意志の場」を作ることにとどまらず、第六文明人すべての意志を吸収しつくしたのだ。こうして誕生したのが”イデ”である。”イデ”ができた時、”イデ”本体は自身のパワーを知らなかったために、第六文明人を滅ぼしてしまったともいえる。
 そして、”イデ”と、それにともなうイデオン、ソロシップだけが残った。イデオンが全高100メートル以上というスケールなのは、第六文明人の体格が人間の2、3倍だったからと考えられる。 第六文明人は、精神的にも肉体的にも”巨人”だったのだ。
 第六文明人の滅亡は、地球人とバッフ・クランの創造につながった。”イデ”は第六文明人の残滓である有機体を、双方の惑星に埋め込んだのだ。それが人類に進化するためには、億単位の歳月が必要だった。その間”イデ”はソロ星の地底で、自分を正しく使用してくれる人類を待っていたのである。このため、地球本星とバッフ・クラン本星は、ソロ星を中心にほぼ等位置にあるわけだ。(THE IDEON 映画パンフレット)


こんな感じで、『スタートレック』にもあったような設定で、実は、地球人(とバッフ・クラン)の発生の元になった有機体が第六文明人のものだった。 逆に考えれば、第六文明人と地球人は似ていると考えられる。 収斂進化的な考えからも似ていて当然ともいえる。

で、イデは、パンフの説明のとおり神というわけではないけれど、人からすると限りなく神に近い。 そうすると、それを入れる器であるイデオンは神の似姿ということになる。 たいてい、どんな神話でも人間は神の似姿で創られるものなので、アニメで描かれたイデオンの姿こそが、第六文明人の姿を模していると考えたい。

本当は、第六文明人の姿が判れば、それからイデオンに持っていきたい(反映させたい)ところなんだけど、何処探してもないんだよね。
なんで、しょうがないから、イデオンが第六文明人の姿に似せてあると仮定して、そこから第六文明人のデザインをまずして、それをさらにイデオンに昇華させていこうと、こういうコンセプトです。

整理すると、アニメのイデオンのデザインから第六文明人をデザイン → そのデザインをもとにもう一度イデオンをリデザインという流れ。 イデオン(第六文明人)が人間とほぼ変わらないスタイルなのは、パンフの説明のとおり。

そこで、さらに問題になってくるのは、イデオンが遺跡の遺物ではあるが、いわゆる地球で言うところの古代文明の遺産ではないということ。 つまり科学が進んでいても未来的でもおかしくはないということ。 これは、何をして未来的、科学的とするのかという問題にもなってくるけれど、押さえておきたいポイントの一つ。

さらには、発掘されたイデオンは、地球人の手によってかなりのレストアがされてるという事実。 姿かたちが変わるほどの変更はないけれど、ディティールに変化はあったはず。

あとは、100メートルを越す巨大感をデザインでどう表現するか。

こういった、もろもろのことを順番に処理していくはずだったんですが・・・・・・、
我慢できずに描き始めたって書きましたよね。

いきなりイデオンから描いちゃったんです。
それがコレ。


ideon_re-design_sketch1.jpg

左から右に順に描いてったんですが、もう、コンセプトもクソもありません。 なおかつイデオンにも見えません。

イデオンの特徴的意匠を残しつつ、なるべく変化させようと(特にシルエット)描いたのが左端。
何だこれ、おかしいだろ、と真っ直ぐに身体を起こしたのが真ん中。
それを、いたずらに土偶風にしたのが右端。

あれだけ、コンセプトに拘ったのにこれ。
いま、すでに7枚ぐらい描いてますが、結局、この右端のまま進むことに・・・・・・。

もちろん、軌道修正はしましたが、いきなり脱線して迷走。
ほんとに完成すんのか不安です。


次回からは、1回のアップで1枚ずつ解説付きで載せていきたいと思います。

ちなみに、キカイダー以来、久々にスキャナを使ったら、もうおかしい。
基本、このスキャナは、カラーでしか取り込めないんですが、スキャンしたら画像に緑色の薄いラインが走ってて、グレースケールにしても残っちゃう。
安くない買い物だったのに失敗だったか、もしくは、不良品つかまされたか、と思ってゲンナリしてましたが、説明書読んで、キャリブレーション(スキャナの調整)、というのをやったらあっさり直りました。

むぅ~~、値段だけのことはあるな。
よかった。
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テーマ:自作イラスト(二次創作) - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/08/07(木) 19:34:53|
  2. ガンダム&イデオン
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