『Q』は、ゴーガ。
非常に面白かった。 1本映画をみた感じ。 内容はそれほど褒められたものじゃないけど、スパイものサスペンスとしていい感じで、レギュラー陣も上手く絡め、最終的に怪獣ものとしても見れる贅沢さ。 特撮もよく、特にゴーガの出来が凄過ぎる。
気になった部分は、冒頭、誘拐犯を追って来たグラサン男が、倉庫の中で乗り換えに気付いて「あっ!!」と言ったあとのカット。 何を映したかったのかよく判らず意味不明。 その後の爆発と同時に出るサブタイトルの演出はカッコいい。
それ以外では、一平のクルマがトライアンフTR4だったこと、またしても古谷氏登場(クレジットなし)。 あと、ゴーガの像を奪う女(リャン・ミン)が、『ウルトラマン』のダダの回に出た、臼みたいな顔の女(荒砂ゆき)だったこと。
『怪奇』は、ニセ落ち武者が出る村の話。
山奥の村に高速が通ることになり、そこに目を付けたアメリカの自動車メーカーが工場を建てる計画を持ちかける。 が、古い村を壊したくない反対派(主に老人)は、村の落ち武者の呪い伝説を利用して・・・・・・。 といった内容で、ちょうど今の中国の経済状況を髣髴とさせる雰囲気が興味深い。 開発するしないがテーマになる、この時期にはよくある内容ではある。 トータルとしては、よく纏まっていて面白い。 小林昭二氏のいい味の演技が光り、金田一的な雰囲気も。 ただ、霧が毒ガスである必要ってあったのかどうなのか。
ほか、気になったところは、冒頭の崖から落ちる目撃者がソガ隊員。 蒸気機関車の客車が2両。 車メーカーのアメリカ人を前にジジイが「毛唐が嫌いだ」
関係ないが、wiki見たら、普通に劇伴は玉木氏と書いてあった。 そりゃ『大江戸捜査網』と似てるはずだ。
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- 2015/06/15(月) 03:46:39|
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