ダンが大量の放射能を浴びちゃった話。
防衛軍は、対侵略者用惑星攻撃超兵器R1号を完成させ、生物の居ないギエロン星で発射実験することを決定。
ダンは、それを知ると、地球が圧倒的に科学力が遅れているからこそ自ら守ってやっているのにもかかわらず、
「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」だと、露骨に超兵器保有に反対。フルハシその他に変な目で見られる。
その後、R1号は実験成功。ギエロンは破壊されたが、そこから巨大生物が現れ、地球に飛来する。
結局、血眼になって警備隊が全力で叩き殺すが復活。放射能を吐き散らしてあわや東京も大惨事になりかける。
その後、セブンが登場するも、ワシのような巨大生物が強力過ぎて手を痛めてしまう。
そうとう痛かったのか、怒りから相手の腕をもぎ、何故か、狂ったようにその腕をブンブン回すセブン。
自分の腕で威嚇され、あまつさえ投げ付けられるワシ。痛みで暴れ狂い、地面をのたうち回る。
腕がまだ痛いセブンは、転げ回るワシに馬乗りになって早々にアイスラッガーで介錯。
その後、ダンに感化され、超兵器開発に消極的になる防衛軍の面々。
撃墜後浴びた大量の放射能も、さっぱりシャワーで除染したダンは、
R2号開発反対を唱える参謀の言葉に歓喜しホクホクとして籠のリスを見つめ、表情が冷めるとEND。
はからずも、非情に今日的な1本。
が、テーマははっきりしてるが、ドラマはそれほどない。
冷戦下の核開発競争モチーフで、戦争反対的なことを言いたいのだろうが、あくまで理想論。
そもそも、いままでも、さんざん武力で侵略者をぐうの音も出ないほど撃退して来たのに何をいまさらという感じ。
その、もっとも強力な抑止力足りえているのが等のセブンなのだから、ダンは何を憂いていたのか。
それに、防衛軍が自ら兵器を放棄することは絶対ないだろうし、開発反対を陳情した参謀はクビではないのかと。
それにしても、放射能を吐くギエロン星獣を止めるために、R2号を撃とうとした博士はアホなのか?
とまあ、子供番組にポリティカルな話を持ち込むのはあんまり好きではないんでこのへんで。
ほかでは、女性博士役の田村奈巳がすごくキレイ。
あと、何といってもギエロン星獣の造形が素晴らしい。
直線的なだけではなく、そこに生物としての機能性もちゃんと入れてあるところがいい。
ちなみに、今回、アンヌもよかったです。
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テーマ:特撮ヒーロー - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2017/05/04(木) 03:10:36|
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