
昔のアニソンの本を読んでみました。
これは、行くと買い過ぎちゃうんで行かなくなった本屋の代わりに、
本当に重要な本を買い逃さないためチェックしてる、マニア、コレクター関係のブログ主が紹介していたもの。
見て、ピンと来て、即注文。
いやぁ~、面白かったですね。
著者の腹巻猫氏のHPは昔チョコチョコ見てたりはしたんですが、やっぱり面白いです。
『アトム』らの黎明期から、昭和の終わり辺りまで、テレビと、一部映画も載ってます。
こういう、古いアニソンに関しては、一時期かなりハマって色々聞きながら、ネットで作者調べたりとかしてたんで、
結構それなりに詳しいつもりだったんですけど、ウィキで調べてる程度じゃ知れないこともあるんですよね。
例えば、諸般の事情で名前を隠した覆面歌手の正体とか。
水木一郎や、子門真人なんかは有名なんで、変名も詳しく出てたりしますが、1曲だけの謎の人物とかだと判らなかったり。
もちろん、調べてないから知らない、調べた当時は載ってなかったというのも多々ありますが。
そんな中で、『ボトムズ』の織田哲郎並みにビックリしたのが、『サスライガー』のアイ高野と、『ゴーグ』の銀蝿のTAKU。
『サスライガー』って、アイ高野だったの!? カーナビーツの!? もう、ビックリですよ。
そしたら、アイ高野って、GS以降いろんなグループに在籍してて、カップスとかクリエイションにも居たのね。
おかげで、クリエイションの母体が、あのナイアガラ音頭で有名な、
布谷文夫の居たブルース・クリエイションだったつー、よけいなことまで知っちゃったよ。
それと、『ゴーグ』のTAKU氏は、何故にベースだったのに抜擢されたのか、不思議。
あとは、やっぱり、自分がグッとくるのが、渡辺岳夫氏(『キャンディキャンディ』、『ガンダム』)と、
古田喜昭氏(『ときめきトゥナイト』、『クリーミーマミ』)の仕事。
ナベタケ先生の楽曲は言わずもがななんですが、それほど知られてないという意味では古田氏ですね。
作詞も担当というところが畏るべしで、しかも音楽は趣味。(本業はデザイナー)
気になった方は調べてみてください。たぶんビックリしますよ。
そのほか、曲聴くだけでだけで自然と涙が出る『赤毛のアン』OP、EDとか、
『うる星』ほかの小林泉美の仕事とか、語りたいことだらけですがとりあえず。
ああ、小田裕一郎氏に関しては、亡くなったときに書こうかと思ってたんですが、
追悼の記事でディスってると思われるのもどうかと思って止めてたんですよねぇ。
小田氏は、青い珊瑚礁で有名ですが、アニソンも『ゴッドマーズ』、とか『キャッツアイ』とかやっていて、
みんな好きですが、なかでも『地球へ』が随一で好きでして。
で、ここからちょっと関係ないんですが、
自分が敬愛するファンカラティーナのバンド、キッドクレオールを筒美京平氏が元ネタにしてる曲があるのを知って、
一度、へぇーと感心したんですが、曲をチェックし忘れて、かなり経ってからもう一度探したら見つからない。
代わりに、キッドクレオールの前身であるサバンナバンドを元ネタにしてる曲が見つかったんですが、
これが、筒美氏とは関係なく、元ネタにしてたのがジョルジオ・モロダー時代のドナ・サマー。
曲は、『アイ・リメンバー・イエスタディ』。聞いたら確かにイントロがサバンナバンド。(笑)
で歌が始まったらズコーン!! なんと、まんま『地球へ』じゃないですか!!
うわぁぁぁぁぃぃいいいい!!!!
お、おお、小田氏!! お出汁!!
昨今、元ネタ発見の中でいちばんショッキングでした。
元ネタもまたパクっといってるっていうのがね。
ジョルジオ・モロダーのせいで小田氏もノーカンです。
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌
- 2018/11/04(日) 06:51:35|
- 作曲、音楽
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