
『英米超短編ミステリー50選』に続いて自作のコミックのための資料として買った本の1冊です。
(詳しくは、
『英米超短編ミステリー50選』の感想記事で)
これは、タイトル通り“どんでん返し”になるストーリーを集めたもの。
しかも、4ページの超短編。
日本人作家の超ショート作は前にも資料として読みましたが、
そのときとは違い、表紙で判るようにすべて違う作家によるものなので、
バラエティーに富んでいて最後まで飽きませんでしたね。
和風洋風、SF風、怖い話も。
叙述トリックのものは、たいてい騙されるんで上手いなぁと感心しきり。
ですが、読んでる目的からすると、叙述トリックは絵で表現しづらいんで残念ながら参考にならず。(笑)
かろうじて、この本からは、乙一氏の作品からインスパイア出来そうな感じが・・・。
やっぱり、扉の外と内を同一画面に描くタイプの範囲に入るのかもしれませんが、
手前に大写しの人物がドンと横たわっていて、その後ろで小さく見える人物もしくはセリフだけで何か言ってる。
こんな感じがいいかも、例えば、状況が判ると怖いこと言ってるようになるとかね。(いいかも)
ただ、読んでてたいしてドンデンしてない人がチラホラいるのが凄く疑問。
中には、まったくひっくり返ってないまま、そのまま終わっていく人とか・・・。
人の言うことそのまま素直に聞きたくない人も居るでしょうが、ルールは守りましょうよ。ね。
でも、たいていのものは面白かったんで読んでみてもいいかも。安いし。あと、字デカいし。
(最後の1編が実にタイムリーだったのもよかった)
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テーマ:読んだ本の感想等 - ジャンル:小説・文学
- 2023/05/12(金) 04:11:12|
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