Aが郊外の村に勝手に巨大墳墓を造る話。
主な登場人物
「北斗星司」 男側主人公。南が早退したので今は1人でAに変身。池田鉄洋的オーバー演技傾向あり。常に怒られ役。
「南 夕子」 女側主人公。ゲッセイジンだったため早退。
「竜 五郎」 TAC隊長。必殺技「一週間の謹慎」。とにかく様子を見る男。
「山中一郎」 射撃の名手。何故か2丁の両手撃ちが基本。直情型のキ印野郎。
「吉村公三」 宇宙生物の権威。今のところ全くの空気。
「今野 勉」 ロケット工学のオーソリティー。デブキャラ。人の失敗をネタに笑いを取るのが趣味。光の速さで心が折れる男。
「美川のり子」通信、副官担当。爆弾魔。エロ担当。1回死亡後なにげなく復活。
「梶 洋一」 兵器開発主任。新興宗教の教祖のような制服着用。独特の梶理論を展開。ここの所不在。
先週同様、怪しげな宇宙音のする宇宙空間からスタート。
半球状の笠がキノコのように茂ったステーション状の飛行物体が地球に飛来。
いつものようにTACその他の防衛網をすり抜け、深夜、山村の上空で黒雲に擬態する。
レーダーを見詰めるばかりのTACの面々は影が消えると動揺、様々な意見の交換をするがデータに異常が無いと見ると様子を見る。
その頃村では黒雲から雷光が走り、原田貴和子似の古代シャーマン的巫女が瓶を抱えてあぜ道に現れる。
翌朝、かやぶき屋根のザ・農家から過剰コメディー演技で農民(高松しげお)がおどけて起きだして来ると、黒雲をみつけ巫女と出くわし首を捻る。
巫女は瓶を担いだまま崖の上まであがると、黒雲を介してみずがめ座第三星と交信。
調査の結果、地球が植民地として環境が整っていること、原住民が奴隷に適していることを報告し、侵略作戦のゴーサイン受ける。
巫女はさっそく黒雲からクラゲというよりは割れたザクロから触手が伸びたドローメのような生物を出し、場当たり的にセスナを襲わせる。
それを見た農民高松は、大泉滉ばりの腰抜け演技を披露し村人に事故を知らせる。
TACにも情報が入り、北斗、吉村、今野の3名が出撃。
ファルコンで火気の大量動員に出るが触手に捕まり墜落。
隊長はすかさず山中を送り出す。
パラシュートでフラフラ堕ちて来る隊員を助けようと村人が動き出すと、背後からシュタっと大ジャンプで巫女が現れ、「私は神だ」「TACの隊員を縛り上げて来い」と上段からの物言い。
さすがに笑って相手にしないでいると、爆発&暗転の奇蹟を見せ、力技で従わす。「ホントに神様だょ」「お許しくださいませ~」
一揆よろしく棒切れで襲われる隊員たち。
説得虚しく磔にされ、祭壇で奈良時代以来の生贄決定。
北斗たちを火炙りにすることで隠れた太陽が復活すると信じている村人は言われるまま拝み倒す。
そのうち、巫女が同音連打で始まる短調の子守唄のような恨み節のような祈り歌を歌いだすと、村人もトランス状態になり合唱。
何故か北斗たち(と見張り)を置いて歌いながら退場する。
縛られた北斗がウンウン唸っていると、背後の崖から小柄な山中の影が降りてくる。
連係プレーで山中が見張りをダウンさせると縄を解き、山中と北斗、吉村と今野の二手に分かれる。
北斗班が巫女を追うと崖から再度交信を行っており、「もはや地球は落ちたも同然」的な発言をし、侵略者としての正体を盗み見される。
憤慨した2人は巫女の前に躍り出て銃を乱射するが手のひらレーザーにやられ撒かれてしまう。
裏山のファルコンにレーザーを取りに行った吉村たちと合流すると、今度は暴徒と化した村人に襲われ揉み合いに。「アクエリウス様が宇宙生物だとぉ~~」「ぶっ殺せぇ!!」
黒雲の中に神など居ないと説得する北斗たちの前に隊長と美川がスペースで登場。
物凄い勢いで天を指し「あれを見ろ!!」と北斗が予備動作無しで叫ぶと、スペースからのジェット噴流で雲が流されキノコ・ステーションがこんにちわ。同時に空も明るくなる。
触手ザクロも現れ、地上からはレーザーでザクロ、空からはスペースでキノコを倒すと、村人の気も落ち着いてくる。
見ていた巫女は泣きながら最後の司令を聞き、自ら超獣へ。
大ジャンプから回転中、放した瓶を北斗が銃で木っ端にすると、銀色の裃を片肌脱いだ緑の羽根無しカラス天狗のような、左肩には巨大な黒い花のコサージュ、右肩にはサンゴ、頭にも巨大ないびつサンゴの角、頭の片側からは赤い編み込みヘアーを顔面に垂らした、なんだかよく判らない超獣が現れる。
北斗が崖から転落し、人形状態から後方伸身宙返りをきめるとAに変身。
地味に引っ掻き攻撃にてこずり、コサージュからの毒ガス攻撃で死に掛けると、怒りのビリビリキックを側頭部にお見舞いしてフィニッシュ。
超獣が息絶えると次のカットでAは巨大なまま超獣の墓を造り石(と、いっても軽く民家サイズ)を添えたとみえ、ソンキョの姿勢から手を合わせる。
信心深いのか改宗したのか、拝み終わると満足げに帰っていく。
ラスト、助けた村人から必要以上に頭を下げられ、隊員たちも満足げに帰っていってEND。
とにかく、ラストの拝むAが何とも言えずドメスティックで衝撃的。
「ミラーマン」の巨大なままオイオイ泣く衝撃シーンに告ぐものありの感も。
全体としては、纏まってはいるが、ギリギリ面白くないに軍配。
面白くなりそうなシチュエーションは揃っているが、ドラマが無いに等しい。
やはり、村の中でひと悶着欲しいところ。
ほか、気になったところは、必要以上に村人を無知に描いているところ。
田舎者イコールばか、の構図が円谷では出来上がっているかのよう。
インチキなまりも気になる。(役者の演技が拍車をかけている)
ちなみに、マタギスタイルの村人が、2話以来の出演である“キレンジャー”畠山麦。
どうでもいいが、超獣のデザインにめまいが・・・。
みずがめ座第三星人ってあんなのなんだ・・・。
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- 2010/05/31(月) 06:36:53|
- MX円谷劇場
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