過去の感想を読んでる人は知ってると思いますが・・・、
私は、特撮における“きぐるみコント”と“過度の子供向けおどけアピール(本来怖いものを可愛くデザインして、ご機嫌伺ったりするアレ)”が苦手です。
まっ、子供番組を子供っぽいと批判することほどバカらしい事もないのかもしれませんが、
子供の頃から嫌いだったんで、それほど異常な指摘とも思いません。
が、それを差し引いても、あんまり面白くはなかったですね、今回。
実に、実によくある円谷的「実はいい怪獣なんだ」の展開で、地質調査員とマッチョなペットントンみたいな怪獣との親交が話のキモなんだと思うけど、これが浅い。遠浅の海の如く果てしなく浅い。
それなりに危機が訪れたり、怪獣の処分をどうするのか、みたいな抑揚もあって、フォーマットにも乗っ取ってるんでそれなりに進んでいきますが、本来、調査員の内面やペットントンとの交流にもっと時間を割くべきなんであって、なんか焦点ブレブレで、後半の戦闘が異常に長く感じてしまった。
演出の弱さに加えて、出演者の演技もいいとは言えず、これも物語への没入を妨げている。
要するに、あんまいいトコないっス。
特撮関係も、ペットントン以前に巨顔の等身大恐竜が丘から現れた時点でめまいが・・・。
『ジュラシック・パーク』より後なのにコレ見せられるのは何かの嫌がらせかと・・・。
まあ、予算も無いのにCGで恐竜の大群描けとも言えませんが、アレはないんじゃないのか・・・。
あと、ダークマターって言っちゃえばなんでもアリなのは、ちょっとどうなのかなと思ってきたぞ。
究極のご都合主義じゃないのか?与える影響の範囲は決めといた方がいいと思う。
関係ないけど、冒頭のナイトシーンが暗すぎて何やってるのかよく判らなかったのは、うちのテレビのせいなのか?
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- 2012/04/09(月) 05:10:09|
- MX円谷劇場
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