ルアーとサタンデモンの、笑わせようとしているとしか思えないやり取りがまずあって、プロレスのチャンピオン戦。珍しく勝ったジョー神埼はチャンピオンになり、猪木への挑戦権を得る。控え室で談笑していると、新チャンピオンに挑戦したいと、額にデカい腫瘍のあるアイパッチレスラーが、一人腹話術で乱入。反則攻撃で相手を殺してしまっている極悪ヒールなんで、脅されても無視していると大暴れ。悪罵の数々のうえ、ベルトを汚され、五郎の額がロッカーで割られると、耐えかねて野試合を受けてしまう神埼。その後、皆の再三の忠告にもかかわらず、「やる」の一点張りで、とうとう神社の境内で野試合敢行。結果、目潰し、噛み付き等、反則オンパレードで血だるまになり、病院送りにされてしまう神埼。極悪ヒールレスラー(キラー熊沢)が一人勝利の雄叫びを上げていると、陰からサタンデモン。 「思い上がるな」と熊沢をたしなめ、サイボーグ格闘士と闘えと挑発。そのころ、病院ではヒゲに怒られ中のタカバ。「お前が止めなかったから、タイトル剥奪、1ヶ月の出場停止、猪木への挑戦権も無くなった」と冷ややかに言われ、熊沢への憎悪爆発。翌日、サイボーグと闘うため、指定されたビルの屋上へ熊沢がやってくると、集団で武器を使ってコテンパン。「卑怯だぞぉ~!!」と吠えると、サタンデモン、意外にも「卑怯者はキサマだ!!」 その後、テレビニュースを通じて、「熊沢を助けたかったらアステカよ来い!!」と、いつものおびき出し作戦のミスト。「あんな野郎を助けられるか!!」と怒りに震えるタカバだが、ヒゲは「酷い男だが、彼だって人間なんだ」と忠告。無視を決め込み、神崎を見舞っているうちに約束の時間。逡巡しまくったあげく、ヒーローらしい選択にたどり着くと、ワザとらしく用事を思い出し失敬。よく聴くとバカっぽくアレンジされた主題歌のファンファーレに乗って変身、現地へGO。場所が砂丘だったため、サタンデモンも目をショボショボさせ(風が強かった)命令。前回の青ザリガニも登場し大激闘。アニメになり、ハサミを捥いで顔面を挟むと、相手だけ実写に復帰し、ジャンピング回転攻撃(実景の中でアステカ氏だけアニメ)で撃破。鎖に巻かれた熊沢は、「もう汚い試合はしないから」と、グローブのフィンに刃物が付いてるアステカ氏に助けるよう懇願。が、コイツが気に入らないアステカ氏は、反省を促すだけ促すと、手鎖を外さず去る意地悪をする。食い下がる熊沢に「本当に心から反省すれば、おのずと外れる」と訳の判らないことを言うと、その後、本当に自然と外れる奇跡が起こる。アステカ氏がプンプンと怒って砂丘を登り、バギーで長い橋を疾走するとEND。
キャラの濃い、キラー熊沢の登場で面白く見れた。
いかに嫌な奴でも助けるのがヒーローであり、また、ヒーローに助けてもらいたくば、ヒーローには好印象に振舞っておくのがベスト、という教訓話。
見所は熊沢の演技。
演者は本物のレスラーだけど、声は声優がやるという、ミスター・マッスル方式。
演技出来ないとなるとこれがベストな選択。
挑発に乗って全てを失う神埼、悪の組織の幹部なのに卑怯なレスラーを教育するサタンデモン。自分は武器使いまくりのアステカ氏、と、大人社会のなんたるかを見せ付ける1本。
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- 2013/10/21(月) 04:25:19|
- MX円谷劇場
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