『Q』は、巨大クモの話。
まずなんといっても、ポー作品のような怪しい雰囲気で統一されているのがいい。 相変わらず、話に深みはないが絵面だけでもじゅうぶん恐怖物の雰囲気は味わえる。 クモの操演や館のミニチュアの出来もいい。 あと、ゲストの女優さんが柴咲コウ的な美人なのも嬉しいポイント。(凄いエジプトメイクだが)
廃屋風の洋館のベッドにいきなり寝転んだり、クモの巣だらけのオカリナ咥えたり、というのは、よくそんな気になるなと別の意味でゾッとした。
『ネオQ』は、温室効果ガスを徹底的に出さないことにした世界の話。
強力なペナルティーもあり、夏場に電力を止められた日本が経済的にダメージを負うが、ある日、唐突に工場の煙突やビルのてっぺんに何やら腫瘍のような巨大な肉塊生物が取り付き、温室効果ガスが著しく減少。 日本は、他国を尻目に急激な経済発展をみせるが、やがて肉塊は成長し怪しい花を咲かせる・・・・・・。
まっ、悪くはないんだけどね・・・・・・。
って、やっぱ、悪いか。
温室効果ガスを抑制することが不況の原因っていうのがまず短絡的だよね。 とうぜん、ガスが減ったからといって景気がよくなることもないだろうし。 しかも、原発事故後で原発批判も含んだ話なんだよな、たぶん。 「ただちに影響は・・・・・・」とか言ってるし。 なんか、全体的に腑に落ちない。 ラストのバンザイも気持ち悪い。 気持ち悪いでしょ、とバンザイやらせてる感じが気持ち悪い。 何なんだろうか、この感じ。
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- 2015/03/02(月) 03:15:38|
- MX円谷劇場
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