
小説(角川版全20巻)を読み終えたんで、そもそも最初に買っていたDVDを見るのが順番なんですが、その前に持ってるんだし、映画は内容的にこっちが近いんで、読んどいた方がより楽しめるだろう、ということで読みました。 ウン十年ぶりで、もちろん
トイレ読み。
で、読んでみた結果は、映画に近いな、部分的には面白いな、っていう感じはあれど、とにかく急いでるし未完だしでいろいろ中途半端。
まあ、偉大なる導入部作家、石森テイストってことでしょうか。(実際には、雑すぎて導入部のワクワクもあんまりないんだけど)
キャラクターは映画以上に個性的で人数も多く、その分エピソードには事欠かないんでいいんですけど、ちょっと今の感覚で読むと、感情の繋がりとかがいい加減で、あっけにとられる部分もある。 次の展開へのフリが短すぎて物語の進行がギリギリで保たれてる感じ。
絵的には、ルナが案外と可愛くていいんだけどね。(丈の姉さんの髪が思った以上に短かったのは意外)
あと、テレパシー放送で世界のエスパーに呼びかけるシーンで、テレパシーが地球からはるか彼方まで伝播して、銀河の彼方で戦ってる異星の同士から応答があるのは、凄いイメージだなと素直に思った。
それにしても、何でこの先2人して書かなかったかな、と疑問。 話、これからじゃん。
まっ、最終的に、自分の心との葛藤、戦いなんで、終わりのないストーリーなんでしょうがね。
ただ、石森版の続きがこうなっただろう、っていうのは、『イナヅマン』読むと予想できる気がします。 舞台、月だし。
ああ、そういえば、もう、作品の中にノストラダムスの大予言が、終末論と結び付けられて出てきてたのには驚いたな。
ノストラダムスの予言って、日本に入ってきたのいつなんだ? てっきり70年代中盤あたりだと思ってたよ。
(調べたら、予言者としての紹介は50年代にもうあるんだとか。 でも、このコミックスが昭和58年版なんで、セリフが変えられてる可能性もあるけど)
というわけで、あえて、お勧めはしませんが、映画を見て面白いと思った人は、読んでみると意外な発見があるかも。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2015/11/27(金) 13:22:57|
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