
実にいい本です。
加藤直之氏のファンはもちろん、ぬえのパワードスーツの好きな人にはたまらないものがあります。
それにもまして、本自体が読み物として面白く、物の出来上がっていく様を見るのが好きな人には、加藤氏をそれほど知らなくても楽しめるんじゃないでしょうか。
かくゆう私も加藤氏のことはそれ程詳しい訳ではなかったんですが、とても楽しめました。
とにかく、一人の画家がどういう考えの下で絵を描き、デザインをしていくのか、ということが如実に判り、製作過程の写真も多数なので純粋にハウ・トゥーとしてもうってつけだと思います。
ぬえのパワードスーツについては、今更ながら、あの時代にあのデザインとは、いかに宮武氏(デザインはぬえの宮武一貴)に先見の明があったかを思い知らされる一体。
デザインに意味の無い部分は無く、全て理詰めで考えられていて、あのカッコよさ・・・・・・しびれます。
あと、昔衝撃を受けた作品(たぶん「メータ」だと思う)が載っていて、もう一度見れてよかったなと。
と、いうわけで、ぜひ、手に入りやすいうちにどうぞ。
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- 2006/07/01(土) 21:07:07|
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