
特撮関係のデザインで有名な野口竜氏の設定イラスト集です。
『スパイダーバース』の感想のところで書いた、突如、安く現れたレア本というのがコレ。
この本、もの凄いプレミアだったんですよね、それが突然定価で出現。
水濡れあり、ということだったんですが、届いてみたらいたってきれい。
で、たしかにフニャフニャはしてるけど・・・・・・、と思って、カバーをはずしたら、
アカムラサキ色の銀河が渦巻いてました。カビは売る前に拭いてくれよ、北海道の古本屋。
まっ、カバーをはずさなきゃけっこうきれいな本ですけどね。
で、本来的に、好みのタイプからいえば、だいぶはずれてるんで、買わなくてもいいものなんですが、
ある資料が欲しくて、可能性があるこの本に賭けてみたわけです。
結果、どうだったか。
あるにはあったけど、これなら買う必要なし、といったレベル。
危なかったよ、プレミア価格で買わなくて。
内容的には、思ってたより野口氏絵が上手い。特に影が上手い。
デザイン的にも唸るものが多く、『デンジマン』『サンバルカン』などの初期戦隊ものの怪人が出色。
個人的には、オオダコモンガーが好き。
でも、本の作りとしてはちょっと問題あるよな。
カラーがほとんどない。
絵がトリミングされてて切れてる。
点数も絞り気味。
解説(というか文字情報)も僅か。
それと、最大の問題が、怪人にスポットを当てているので、
一部を除いてヒーロー側のデザインは割愛されてること。
実は、戦隊に限れば、(これも怪人中心だけど)近年、分厚いデザイン画集が上下巻で出てます。
だから、それを買えば野口氏のイラストも多くカラーで収録されてます。
なんで、ぜひ、それ以外の作品のデザイン画集が欲しいところ。
まあ、目当ての作品の特集本が出れば、その方がいいですけど。
どこか出さんかな。
スポンサーサイト
テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌
- 2016/09/15(木) 03:17:23|
- 本、コミック感想
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0