
ちょっと前に、芸能人か誰かが紹介していっとき話題になった『しあわせの書』を読んでみました。
この本を知ったのは、実は、話題になる数年前で、ネットの「読むべき推理小説」のような、
まとめサイトかなにかの記事だったと思います。
その後、まだそのときは、ネットでの買い物に積極的じゃなかったので、ブックオフで探してたんですが、
全然なくて、泡坂氏の著作がかろうじて1冊あったぐらい。
その後も、ず~っとなくて、忘れたころに、ラジオかなんかで話題になったら、ほどなく見つかりました。
再版されてたんですね。
で、問題の中身ですが、これは、言うわけにはいかないんで、その時の状況だけ。
正直、ちょっとヘンだなとは感じてたんですが、まさか、と思って気が付いたときの衝撃たるや、
声出して「うそだろぉ~~!!」 で、信じられなくて何度も見返すんだけど、ことごとく確信になって、
下半身から力が抜けてくのが判りました。トイレ行ったばかりじゃなければ確実に失禁してますね。
そのぐらいの驚きを感じるぐらいの企みで、感心というよりはゾッとしました。
話自体は、巨大新興宗教の跡目争いに絡む奇妙な事件に主人公たちが巻き込まれるというもの。
初め、怪奇探偵のたぐいかと思って、諸星大二郎の『妖怪ハンター』系かな、とワクワクしてたんですが、
ドラマの『トリック』にそっくりでしたね。もっとも、こっちの方が全然前ですが。
ヨギ ガンジーのシリーズは、これが最初というわけではないので、主人公たちへの説明が少なく、
ちょっと感情移入しづらいので、それだけは事前に知っていると、もっと面白いんでしょう。
でも、うっかり調べてネタバレになってもまずいんで、どうしたもんか困りますね。本が本なんで。
話しも嫌いじゃないですが、とにかく、この企みは、“すげぇ”としか言いようがないんで、
ぜひ、ご自分で読んでご体験を。
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テーマ:読んだ本の感想等 - ジャンル:小説・文学
- 2016/11/21(月) 05:01:31|
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