
だ~~いぶ前に買っておいたのを今読み終えました。
そもそも、思い入れが出来るほどちゃんと見た記憶もないんですが、
なんか気になって、なんか愛すべき作品のような気がして、漠然と詳しく知りたいなあと。
リメイクのイラスト描いたときも、ちゃんとやったつもりではあったんですが、
スペクトルマンなんか失敗しちゃってるし、ああ、やり直したい、そのためには知らないと、と。
作品自体を見れれば一番いいんですが、ネットで見るのは、なんか性に合わないんで、
いっときはDVD買う計画もしてたんですが、せめて本でも読みたい、と買ったわけです。
ただ、リメイクイラストの方は、うっかり去年だか一昨年だかに描いちゃって、
しかも、意外と出来がよかったんで、そっちの方の熱が冷めちゃったんですよね。とりあえず。
(『アイアンマン』のパロディーで、おふざけなんで、もう1回やってもいいっちゃいいんですが)
で、この本、たぶん、今でも『スペクトルマン』単体の本では(放送当時を除く)、唯一の本。
なので、プレミア付いてます。買った当時でも4千円ぐらいが底値でした。(アマゾンね)
そもそも、あんまり量がない感じで、動きもなかったんですが、あるときサイン本が安値で登場。
ビックリして様子見てるうちに売れちゃって、そこからが長い長い。
年単位で待って、あるとき、突然半値ぐらいで出現。おかげで、ほぼ定価で買えました。
で、読んでみた感想ですが、やっぱり、『スペクトルマン』、愛すべき作品ですね。
全体的にいい味出してます。ピー・プロ独特のスタンスがいいです。ぜひ再放送して欲しい。(MX頼む)
で、ですね。この本なんですが、実は、写真が少ないです。あるにはあるんですが9割モノクロで、
カラーもモノクロも、どちらもあまりいい写真とはいえないものが多くて、小さかったり、
大きくてもトリミングしてなかったり、写ってるのが一部分だけだったり・・・・・・。
ビジュアル的な資料を望んでいる方は、『宇宙船』の特集号とか、別の本探したほうがいいですね。
(この本にしか載ってない写真も多いとは思いますが)
その代わり、文字情報は多いです。全話解説、各種インタビュー、コラム等。
が、多すぎて、前半の3分の1なんか主役の成川氏の半生記なんですよね・・・、これが。
なんせ、著作者成川氏なんで。もちろん、悪くはないです。読み物としては面白かったですよ。
でもねぇ~。もうちょい資料性上げてもらいたかったかなぁ。
内容的には、当時のテレビ界の様子、時間も予算もないなか全力でがんばったスタッフの様子等々、
興味深いもの多数ですが、よく言われるピー・プロの金掛かってない番組作りでも、
今からしたら10倍ぐらい予算があったんだとか。いつの何と比較してるのか判りませんが、
いまの業界、予算なさすぎじゃないのかと、正直ビックリ。
それと、最後の最後、あとがき読んでガッカリしたのが、成川氏、本書く1年前に、
とってあった『スペクトルマン』の資料全部捨ててたんだと。
それに、編集後記には、『悪魔くん』の同人誌なんかに載ってたレアな資料写真が9割残ってないとかなんとか。
かつて、船越英一郎の嫁が、大事にとってあったダンナの出演作の資料、台本、全部黙って捨ててやったとか、
勝ち誇ったようにテレビで喚いてたけど、一度失われたら二度と知りえないこともあるからね。
何でもかんでも捨てるなとは言わないけど、当事者ぐらいは責任もって取っておいてもらいたいが、どうなんだ。
ちなみに、断捨離なんか、改めてもの買わせるための広告代理店の策略じゃないかと思ってますけどね。
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌
- 2017/05/07(日) 07:07:14|
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