
メガドライブミニ発売前後のときにアマゾンで発見して、
別にいいかなぁとも思ったんですが、安い古本が出たときに合わせて購入。
(ちなみに、私は、かつてはゲームはセガと言い切るセガ党でした)
いや、言っちゃいけないことばっかりいってます。
面白くないわけがないです。(笑)
細かい内容については、画像の帯の文句でご確認を。
社長といっても、そのほとんどの期間はゲーム機開発の責任者だったので、
基本的に機械の中身についての話が主。
ソフト開発については、売れたか売れなかったかぐらいで、
プログラム的なアクロバットな秘話のようなものはありません。
ただ、ほとんど知らなかった話ばかりで、日本企業になるまでの顛末や、(パラマウントの傘下だったとは)
何度となく来る身売りの話。(もうちょっとでソニーやマイクロソフトと一緒になるところだった)
もうあけすけもいいところで、人への思い出も容赦ない。(笑)
中山社長がアメリカに入国できない時期があった(理由は書いてない)とか言っていいのかね。(ちょっと面白いけど)
ほか、いっろいろこっちがハラハラするような言動が満載。
基本自慢が多いですが、当事者からしたらふざけんなって人も多そう。
ゲーム機開発も場当たり的で、書いてあるほどには上手くいってなかったらしい。
それについては、サターンの2つのCPUを使いこなせた例が読みたかったが、あっさりスルーだったのが残念。
まあ、トータルで感じることは、セガがああいう社風だったのは、
著者も含めて、上の人達が皆ワンマンで、だけどドンと責任を取るようなタイプだったからに尽きるなと。
それだけに、下が自由で面白いことがガンガン出たし、皆せっかちだったんで、何でも10年早かった。(笑)
だけど、任天堂に勝てなかったのはコンシューマーのソフト作りの底上げが、
特に立ち上げのときに出来なかったからなんだけど、その責任の一旦は著者にもあると思うけどね。
やっぱり、いなかったら育てないと。
あと、あんまり出てこないけど、やっぱり、大川氏すげぇ。
いろいろ凄いけど、存命中もうアーケードは止めろってしつこく言ってたのには驚いた。
ほかにもいろいろ驚いたことがあるけど、
帯の裏の画像で推測してください。

(今見たらあんまり推測できないな、これ)
最後に、秋元康に対しての文句は少ししか出てこないんだけど、
これこそ、もっと正直に書いちゃえばよかったのにと思ったぞ。
調べればすぐ判るけど、訴えられてもしょうがないようなことしてんだから。
もとから、好きじゃないけど、これ知って心底大っ嫌いになったからね。
ある意味、テトリスの事件より酷い。
ということで、セガ好きだった人に・・・・・・、
薦められないかな、どうかな。
内容以前にね、ゲーメストかっつーぐらい誤字が多いのよ。
いや、ゲーメスト以上だな、同人誌より酷いよたぶん。
音声入力かな? って思ったからね。
それでもいいって人は、読んでみてはいかがか。
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- 2021/01/13(水) 06:55:26|
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