
ケーブルで堺雅人主演の映画版を偶然途中から見て、なんか面白かもと思い、
見たのが途中からというのもあったし、
内容が事実なのか確認したかったエピソードもあったので、
原作があるならそっちから読むのもいいかなと購入。
どういう書かれ方だとしても、極地での生活自体が絶対に面白いわけで、
それが知れるなら、多少つまらなくても読む意味はあるでしょうというノリ。(笑)
で、面白かったですね。
準備から行く工程、行ってからの悲喜こもごも。
とにかく、題材が題材なんで、食べてるシーンばっかりですが、
南極ならではの問題が山のようにあって、それをクリアしてくたくましさ。
全員ほどよくルーズなんだけど、そうでないと実は閉鎖空間で1年は持たない事実。
他の人が書いたら、たぶんもっとシリアスな内容なのかも。
ただ、映画のエピソードはほぼ出てこないし、映画は人物や設定もかなり変わってます。(林隊員居ないしね)
と思ったら、続編の『笑う食卓―面白南極料理人 (新潮文庫)』の方に
イセエビとラーメンのくだりが出てくるんだとか。しかも、30次隊の時で場所は昭和基地。
高良健吾のNTTの人との話は架空みたいですが。
こうなると、続編も読みたくなるのが人情ですが、
これがね、面白いんだけど、それ以上に読みづらいところがあって、
・・・もういいかなと。(笑)
ひとつの文章だけだとヘンってわけじゃないんだけど、
読み進めてると、話が飛んでたり、説明がないところも多いんで、部分的に理解出来なかったり。
そもそも、この人が南極当時、海上保安庁で何の職に付いてたのかも説明ないですよね。
映画では厨房で働いてる描写があるけど、この本では判らない。
知らない世界の話だけに、もう少し理路整然としたバージョンも読みたいかも。
映画に関しては、その後リピートがあったんで見ましたが、
映画単体なら面白いですが、本に比べると薄味で、まったく改変しちゃった部分もあってちょっと疑問も。
でも、どちらも極地の生活を知るには入門としてはうってつけかと。
深刻にならずに読めるしね。
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テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌
- 2021/12/31(金) 05:01:35|
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