
これは、たしか、アマゾンの関連書籍で出て来て、
あっ、こんなのあったんだ、と購入だったはず。
一時期、オリジナル・ラブ好きだったんでね、
そういえば、田島貴男のプロフィールは詳しく知らないなと思って、
いい機会だから読んでみました。
ただ、ポップスの作り方とか、セオリー公開しますとか書いてるし、
思いっきり、How toなんてタイトルに付けてるんで、
田島流作曲法の指南書かと思うかもしれませんが、ほぼそうじゃないです。
それは、レビュー読んで知ってました。
たいてい、こういう音楽系の、“ヒット曲のなんとか教えます”みたいなのは、
それほど具体的な内容のものは少なくて、思い出話中心だったりが多いんですよね。
この本もそんな感じ。
でも、田島氏の熱いパッションはグイグイです。(笑) いい意味でね。
大きく分けて3つの章になってます。
ひとつ目が、自身の音楽史を中心としたポップス論。
音楽に目覚めた頃から現在まで、どんな音楽や人に影響受けたかよく判ります。
若い時からほぼ失敗知らずなのが凄い。
ふたつ目が、ギターに付いて。
これ、興味がないんで面白く読めないかと思ったら、面白かった。
とにかく、田島という人は、ものを覚えて習得すること自体が趣味という感じで、
つねに新しい楽器や奏法を勉強してる。ず~~っと。ほんと恐れ入る。
三つ目が、日々の雑感。
オフィシャルサイトの日記からポップス論に繋がりそうなものを抜粋してます。
基本的に、インタビューを構成したもので、日頃喋りまくる田島氏の様子をそのままお届けしたい、
っていうのがコンセプトだったようで、内容も行きつ戻りつで、話し方も非常にラフ。
で、しかもこの表紙でしょ、面白いんだけど、もう少しどうにかなんなかったかなという気も。(笑)
初めての本らしいし。
ただね、学生時代からの人の繋がりとか興味深いし、
なにより、本当にポップスというものに真剣に取り組んでるのが好感持てますよ。
何故ポップスなのか、というのも非常に共感出来ます。絵でも同じことを感じるんで。
あと、歌詞に関してこんなに一家言あるとは思わなかったんで、そこは意外でした。
曲作りの参考になるかは人次第ですが、
興味のある方はどうぞ。
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌
- 2022/06/12(日) 04:58:28|
- 作曲、音楽
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