キカイダーのあとすぐ読んでたんですが、もったいないんで今月に。(笑)
これまた、今まで読んでなかったんですが・・・、「ライダー」に関しては読みたくてもなかなか手に入らなくて今頃に・・・。
とりあえず、原作で知りたかったポイントは、「あのライダーの姿はコスチュームである」という所。
これについては、もうそのまんま仮面とスーツなんですね。(猛の能力を補うという側面もありますが)
読んで率直な感想はというと、「面白い!!」です。
とにかく読み始めてすぐに、「これは、いけるぞ!!」って感じがひしひし。
石森ヒーローの王道な感じもそうですが、怪奇物としての怪人の怪しさなんかも凄くいい感じ。
改造されたことで、常人ではなくなってしまった悲哀とか、設定も申し分なしです。
(その、改造で変わってしまった顔を隠すために仮面を被る!!)
マンガとしても、他の作品のように早足になることもないし、割とたっぷり目に読ませてくれます。
猛編までは・・・。
今回、読んで一番驚いたのは、テレビ側の事情に伴う主役の変更(と、それによる、前主役の運命)。
キカイダーも01編に入るときに、強引に脇の人たちに御退場願ってたけど、ライダーの場合主役も変わっちゃうわけで・・・。
まさか、あんな事になって、あんなになってしまうとは・・・・。
ちょっと、絶句でした。
したがって、一文字編からはキャラが変わってしまうんで、当然作品のカラーも変えざる得ない。
石森章太郎得意の、突然の番外編や解決しないラストがなくていいんですが、猛編がよかっただけに、そのまま話が進まないのが残念でならない。
まっ、テレビに藤岡弘が出られないんだから、合わせる為にはしょうがないんですが・・・。
ほか、気になったことを少し。
半改造なんだから、いいのかなとも思いますが、(そのための仮面とスーツだし)ショッカー怪人との統一、ということを考えると、やはり猛ももう少し異形の方がいいのかな、と。
あと、仮面とスーツは逃げてから緑川博士に造ってもらっても遅くはないな。
怪人のデザインでは、やっぱり断然「蜘蛛男」!!実に秀逸。
それと、後半の蛾?男もいいですね。
そういえば、驚いた点、もう一つありました。
ベルトの風車が実は風力計だったこと。
ビックリ、風車が回るから変身できるのかと思ってたら・・・、風は胸のコンバーター・ラングから取り込むんだと。
テレビでもそうだったのか?
関係ないですが、今聞いても何も感じませんが、ヒーロー者のタイトルとして仮面って言葉が入るのは、実はかなりアナクロすれすれだったんじゃないのかと。
「仮面の~」とか「~仮面」とかにしなくてホントによかったね。
絶対1クールで終わってると思うぞ。(笑)
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- 2007/05/17(木) 07:37:40|
- 本、コミック感想
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