内田有紀版を見て以来「時かけ」にハマってしまって、ならば原点である原作小説だろうということで読んでみました。
もちろん面白かったし、色々興味深く読んだんですが、なんと言っても短い。
100ページぐらいしかないんですね、これが。
なもんで、過不足がない分非常に簡潔でスピーディーです。
まぁ、他の映像版との相違点なんかは実際読んでもらった方が面白いと思うんで割愛しますが、よくぞこの原作から「原田版」が生まれたな、と。
いろんな人がすでに言ってますが、もう、大林原作といっても過言ではないレベル。
原作を上回ってる感は「未来少年コナン」クラス。(笑)
(コナンも面白いんで原作読むといいです。いかに宮崎駿が偉大かわかります)
原作で特に知りたかった部分は、深町一夫と芳山和子2人の心の流れ。
どっちの好きな気持ちが大きくて、どっちから言い出すのかってトコだったんですが、原作では設定が中学ということもあって(書かれた時代もありますが)これはもう一方的に深町からの告白という形でした。
そういう点においては、「内田版」の方がより原作に沿ってたのかなと。(袴田ケン・ソゴルのメソメソ感は原作には無いですが)
それと、吾郎はハッキリとブサイクとして登場するんですね。
チビでずんぐりむっくりで丸顔の赤ら顔、かんしゃく持ちで気難しい。
もう、一人爆笑問題状態。(笑)
さらにハマった私は「原田版」のDVDも購入。(台風の日に買ったのがコレ)
ダビングで散々観たんで特典映像だけ観たんですが・・・、
これが、もう原田知世のスタッフからの愛されっぷりが尋常じゃない。
ある意味奇跡の結晶みたいな映画なんですね。
アニメ版観て興味を持った人は絶対に観る様強く勧めます、ええ。
ちなみに、よく言われる演技や特撮の問題は、あれは仕様(わざと)ですからお間違えのない様に。(詳しいことは特典で監督が言ってます)
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- 2007/11/01(木) 09:47:31|
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