んん~、感動の最終回でしたね、一応。
梨衣子が室長とパリに行くのも、ナイトがお亡くなりになるのも予想の通りだったし、それがまぁ、物語としては理想だとも思ってるんだけど。
もっと盛り上がれたというか泣けたというか、こうなるまでの過程がいまいちだったのかな。
今思うと、梨衣子が室長とナイトの間を揺れ動きすぎだったかと。
室長告白までの流れでは、完全に室長よりに気持ちが行っていたハズなのに、「やっぱり行きません」となるにはナイト側のエピソードが少々弱い。
室長がもうちょっと梨衣子に厳しい室長の兄貴みたいなキャラならそれでも納得するんだけど。
水嶋ヒロもナイト並に愛情まるだしだったからね。
ナイトがいなくなったことで生まれる感動(涙)のラストを盛り上げるためには、その前までにナイトと利衣子とで楽しい思い出をたくさん積み重ねることが重要になってくるけど。
実はそのためには室長が若干ジャマでもあったんだよね。
当の室長が梨衣子に現実を見つめ直させるようなキャラならいても問題ないんだけど、全て肯定するような、たとえ恋敵がロボットでも最終的には認めちゃうようなキャラだったからね。
そうなると梨衣子の見え方も変わってきちゃう。
優柔不断に見えなくも無いし(そういう思いつめるキャラだったみたいですけど)、もしナイトが人間だったらみんなで殴りあいのケンカですよ多分。
まあ、でもナイトが自分から身を引いて、死にゆく象のようにひっそり並切の元へ帰っていく姿は泣けてくる。
それだけでも十分感動はしましたよ。(着々と死ぬ準備をしてたなんて・・・・・)
記憶が記録ならばバックアップして中身替えてからデータを移せばいいのでは、とも一瞬思いましたが、それでナイトの自我までサルベージ出来るかは判らないですからね。
多分、ナイトの自我は最後に並切が持ってきた焦げたCPUにのみ存在するモノだったんでしょう。
メルヘンですよ。
奇跡、ピノキオの世界です。
みな納まるところに納まったし、これでよかったかな。
なにより大家さんがショック受けなかったのがよかったですけど。(笑)
ラストカット、梨衣子からもらったイニシャル入りのマフラーをするナイトが悲しい。
そして、ナイトのNが横向いてゼロワンのZになっているあたりがにくい。
並切にとっては最後まで自分の作ったゼロワンだったわけだね。
やはり、佐々木蔵之助、影の主役だったな。
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テーマ:絶対彼氏 - ジャンル:テレビ・ラジオ
- 2008/06/25(水) 05:42:58|
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