坂田兄妹が死ぬ話。
冒頭、宇宙電波研究所から見学の小学生の一団が出てくる。
(女子はそろってスカートが強力にミニ)
この研究所、実は宇宙人の秘密の隠れ家であり、中では日々ウルトラマンを倒すための研究が続けられており、トグルスイッチを数個入上下させ、ウルトラマンの能力を探るべく過去の怪獣(シーゴラスとベムスター)を選出したりしている。
郷は坂田のところでマットビハイクルのチューンナップ。
久々に登場の榊原るみがいい感じだが、髪型が中途半端な観音様みたいで何ともいえない気分。
先週の丘隊員といい、この時代の流行なのか役なのか・・・、どうにかして欲しい。
試運転の同乗を断られてむくれる榊原るみをなだめるため、正月にスキー(蔵王)に連れて行くと約束する郷。
2人で喜んでいると、郷の腕時計のバンドが切れ、それを直すと預かる榊原るみ。
MATでは、ニトログリセリンの6000倍の威力がある“サターンZ”なる液化火薬を運ぶための特殊輸送任務を行うことになる。
おちょこ程度で富士山を吹き飛ばせる爆発力でもって、日本の中央にそびえる連山をぶっ飛ばし、裏日本の風通しを良くする計画らしい。
会議を続けていると、海上にシーゴラス出現の報が入る。
MAT出動。
このシーン珍しくいつもの隊員以外のMAT職員が数名作戦室内にいる。
制服はオレンジではなく、電気工事のような黄色の上下。
ネクタイ、白手袋着用。
この後、シーゴラスとベムスターがウルトラマンとの激闘の末退治されるのだが、この2シーン一部のシーンを除いて全てがバンク(過去のフィルムの使い回し)。
宇宙人はウルトラマンの技の解析に成功。
いよいよ、“サターンZ”の輸送日だが、当然妨害に遭う。
郷とジープに同乗している南が「アキちゃんっていったっけ? 20歳を過ぎたらますます綺麗になるタイプだ」とか、若干ゲス気味なセリフを言っていると怪獣出現。
気を取られている内にドライバーを殺され、車ごと薬品を宇宙人に奪われてしまう。
強力な武器をMATから奪い、安心してウルトラマンにターゲットを絞れるようになった宇宙人は、郷の最愛の人榊原るみに焦点を当てる。
真っ赤なミニのワンピースを着た榊原るみ、直した時計を嬉しそうに見つめながら、歌まで唄っていると、突然車が詰めてきて拉致。
家のそばだったため岸田森の名を叫ぶと、出てきたところを
ドンッ!!空中を黄色いつなぎがクルクル。
地面にしたたかズシャッ。
尚も騒ぐ榊原るみを今度は車外にポイッ。
引っかかった真っ赤なワンピースごと数メートル引きずり、落ちたところでそのまま放置。
郷が病院に駆けつけたときには、岸田森は既に死亡(!)。
榊原るみも懸命に生きようとするが、「宇宙人」の声を残し絶命(!!)。
残された次郎と郷は復習を誓う。
怪獣出現の連絡を聞き、怒りの炎を静かにたぎらせ屋上に出る郷。
決意に見開かれた目で遠くを見据え、そのままダイブ。
変身。
再び現れたブラックキングに翻弄されるウルトラマン。手も足も出ない。
腕輪も効かず。(このとき投げた腕輪がアイスラッガー状に変化)
冒頭の研究所の博士も、“井戸仙人の鼻から赤い角が生えたような頭で、白地に赤の水玉のピエロが着物ファーを巻いたような身体”の宇宙人(ナックル星人)に変身し、加勢。
夕日の中2対1でしこたまいたぶられ、ウルトラマン負けてしまう。
その後、ナックル星人が手招きすると2機の航空機が現れ、鎖で両腕を繋がれたウルトラマンは不自然な姿勢のまま宙に浮きつつ東京上空を引き回しの刑(星人の演説つき)。
おののく都民の不安を煽りつつENDでつづく。
なんと、突然坂田兄妹が死んでしまうというショッキングな展開に・・・・。
(その割には演出的な盛り上がりに欠けるような気も・・・)
当時観ていたちびっ子には、スパイダーマンの「グウェン・ステイシー殺人事件(ピーターの初代恋人。メインライターがヨーロッパに行っている間、代打のライターがあっさり殺してしまい読者がショックを受ける。)」なみの衝撃だったでしょうね。
後編では、2人殺しただけはある展開になるんだろうか・・・。
若干、不安だ。
(こういう重要な回でバンクは無いよな)
スポンサーサイト
- 2009/03/04(水) 05:09:06|
- MX円谷劇場
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0