ウルトラマンがダルマさんになる話。
冬の怪奇シリーズ第2弾。
先週雪男で今週は雪女。今のところ雪責め。
次郎と新お姉さんルミ子が雪山へ登山しに行く。
準備中、次郎が寒さを気にかけ「セーターは寝巻き兼用にアステロンにしといた方がいいよ」と言うのだが、調べてもアステロンが何なのかよく判らず。
化学繊維で出来た衣服の名称か。
MATでは頻発するアベック失踪事件を郷と隊長で討議中。
隊長は現場の状況だけを見て「地球から消えたとしか思えん」、とあさっての方だが多分当たっている推理を披露。
郷は、アベックというわけではないが2人を心配する。
山に着いた次郎たちは、山小屋で登山客たちとしりとりで暇つぶし。
そこへ「新婚さんは居るか?」と、猿人が服着たようなジジイと、黒髪ロングに白のとっくりセーター、色白で素朴な娘の親子風の男女が現れる。
一組の男女が名乗ると、離れを案内され、集団から別れさせられる。
ちなみに、今回「アベック」「チョンガー」「野暮天」など時代を感じさせる語句頻出。
深夜、耐え難い寒さに「様子を見てくる」とウロウロする次郎は、外に怪しげな女が立っているのを目撃。
雪女という言葉がちらつき始める。
新婚さんも、勝手に開いた扉から何かを目撃、悲鳴。
翌日、次郎たちが新婚さんを確認しに行くと既におらず、「照れくさくなって、早朝に発ったのでは」と猿人ととっくりに言われる。
MAT本部では、ますます頻発するアベック失踪事件について意見の交換。
山小屋の番人は偽者との証言あり。
事件現場と未確認飛行物体の目撃例との一致に郷が目を付け、宇宙人の陰謀説急浮上。
警察から事件の目撃者が現れたとの一報が入り、郷が会いに行く。
目撃者の証言によると、猟で山を彷徨っていると小屋を見つけ、入ると中には何と氷付けの男女が2人。
人影に隠れて見ていると、男女(猿人ととっくり)が現れ、氷付け人間を引っこ抜き持ち去ったとのこと。
本部にて報告すると、隊長に笑い話にされる。
その後、郷がルミ子の部屋を訪ねると、山で新婚夫婦が居なくなった旨を知らされる。
すかさず「宇宙人出現!!」と報告する郷。
それを聞いた次郎は、あの猿人が宇宙人と悟り、寄り目になってダウン。CMへ。
郷の情報を元に隊員全員でレーダーを睨みつけていると、例の山方面に未確認物体出現。
「よし!!出撃!!」と隊長の号令の下、飛び出していく隊員たち。(順番、間違ってないか)
現場に着くとサメの卵のような物体が飛行中。
撃墜し、落下現場に行くと固まった新婚さんが川の中に。(もちろん暗黒舞踏メイク)
このシーン、郷が撃墜すると、隊長が一呼吸置いてから、したり顔で流し目を送り、満足げに笑みを浮かべつつ「よ~し、着陸だ」と郷に言うのだが・・・、この演技いる?
山小屋に着くと本物の番人がおり、当日は居なかったと聞かされる。
宇宙人ではないが、この番人も双璧の猿人である。
離れに行くと猿人(本物)が現れる。
隊長は間髪入れず、超能力者レベルの推理力を発揮して「きさま、宇宙人だな!!」と断言。
当たってるからいいようなものの、外れてたらどう謝罪するつもりなのか。
もちろん外れているわけも無く「よく突き止めたな」と即答。
土星から来たと自己紹介。
顔の前に軍手で三角を作ると、子供のいたずら書きの如きトンでも造型の本性を現す。
先週同様、塗装の剥げたコンクリ人形のような質感である。(雪だと剥げたコンクリ、という決まりでもあるのか)
とっくり娘は、白塗り白装束に凄い目張りに変身。
どうやら、新婚さんに子供を生ませて奴隷を増やす計画だった模様。
その後、白塗りに冷気を吹きかけられMAT隊員は先週同様暗黒舞踏に。
とぼとぼ歩いてゆく(ジジイの散歩程度)宇宙人と白塗りに追いすがる郷であったが、再三冷気を吹きかけられ気絶寸前。
倒れながらマットガンを1発お見舞いすると、白塗りを怪獣に変身させる。
人間のまま巨大化するシーンが面白い。
郷は完全にコト切れてから変身。
怪獣が以外に可愛く、角の生えたプードルが直立したような感じ。
しかもかなり薄っぺらい。
さらに、意外に強く、冷気で倒した後マウント状態からの滅多打ち。
やや引きの林越しのフィックス画面になって、尚続く滅多打ち。
そのうち、コントで使う骨が俺折れたときのような、「コカッ」っという音がして、赤っぽい模様の入った棒状の物がむしり取られ、投げられる。
その後も「ボリリリッ」と音がして、何かがポイッっと。
興奮した怪獣は足側に向き直り「ガリリリッ」ともっと太い何かをブン投げると、残ったものをゲシッっとキック。
カットが変わると次郎とルミ子の前に
ウルトラマンの生首がド~~~~~ン!!ギャァァァァァァッ!!!!!!!
ショッキングすぎたのか、「ウルトラマンが負けた」と次郎がポツリ。
宇宙人が高笑いしていると、ウルトラマンの腕輪ピカリ。
散り散りになった体が寄せ集まり復活。(鬼太郎かお前は)
何事も無かったように戦い始め、腕輪を楯に変形させ凍らせ粉砕。
地団駄踏む宇宙人にクルッっと振り向き、手刀から太い光線を1発見舞うと辺り一面吹っ飛ばす。
バラバラにされた恨みは大きいようだ。
融けたMATの面々が帰ろうとすると、呆けた猿人ととっくりが・・・。
あわててマットガンを向ける隊員たちだったが、彼らもまた利用されていたのだった。
郷も戻り、みな仲良く下山で大団円でEND。
首が飛んできたときには唖然とした。
怪奇シリーズだからって、そっちに怪奇にしなくてもいいだろ。
毎度だが、隊長の内容の無いセリフの割りに、偉そうな演技が目に余る。
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- 2009/03/24(火) 10:24:38|
- MX円谷劇場
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