A(エース)がいきなり、ぶしつけな物言いでリングを押し付ける話。
主な登場人物(TAC:タック内)
「北斗 星司」 男側主人公、南と合体してAに変身する。
「南 夕子」 女川主人公、北斗と合体してAに変身する。
「竜五郎」 TAC隊長。
「山中一郎」 射撃の名手、何故か2丁の両手撃ちが基本。
「吉村公三」 宇宙生物の権威。
「今野勉」 ロケット工学のオーソリティー、デブキャラ。
「美川のり子」 通信、副官担当。
「梶洋一」 兵器開発主任
本編前、独立して番組タイトルが出るが、バックの音がいきなり伸びていて腰砕けになる。
今まであった「そのまま放送・・・」うんぬんの断りは無くなる。
主題歌が前作とうって変わって軍歌調で暗い。
バックの映像はサイケデリックで、いつもの影絵は妙に上手い。
最近気付いたが、ツインテールが横向きのとき辺りで鳴る「ふぃよょょょょぉぉおおお~~」と、いう効果音は、多分ミュージック・ソー。
いわゆる、横山ホットブラザースのあれ。
冒頭、広島のコンビナートに目を血走らせ、ちくわ状の房を大量に茂らせた怪獣が出現。
口から炎を吐き、辺り構わず踏み散らかす。
その足元には、ホームにパンを届けるためにバンを走らす青年が・・・。
これが「北斗」、のちのA。
病院では患者を避難させるために必死になっているナースが・・・。
これが「南」、のちのA。
このシーンに限っていうと、南は非常に美人に見える。
怪獣を上回る超獣(A独自の設定)の出現に、防衛軍からファントムの大編隊が送り込まれる。
30機を越す、大物量作戦だったが、簡単に全滅。
超獣にやられ、死に損なった北斗はパンを駄目にされた恨みを、おどけた演技でぶつける。
どうやら、三枚目もしくは、独特な演技により自然と三枚目に見えてしまう前作の上野の様なキャラであることが判明。(やや、先が思いやられる)
その後、ホームに駆けつけた北斗は避難中の南と出会い、手助けをすることで気心が触れる。
が、超獣が迫ると、北斗は路肩のタンクローリーで突っ込んで爆死してしまう。
北斗の決死の行動により、方向転換した超獣はそのまま消える。
すると、そらから光の玉が2つ降ってきて、死んでしまった北斗と南に被さる。
(かなり遠くで北斗の爆死を見ていた南だったが、隣り合って死んでいたところを見ると、北斗が南のところまで飛んできたと考えざるを得ない)
次いで、お世辞にも上手いとはいえない合成カットでウルトラ5兄弟が飛んできて、それぞれ攻撃の構えや必殺技のポーズなどを誰に見せるでもなく自らやり、ミュージカルタッチにAを紹介すると、2人に指輪を授ける。(このときのマンのスペシウム光線ポーズが酷すぎ)
そして、モーセかお前はという高圧的な銭形声で「銀河連邦の一員たるを示す、ウルトラリングを今、お前たちに与えた!!」「そのリングの光るとき、お前たちは私の与えた大いなる力を知るだろう!!」と、言い終わるとそのまま飛び去ってしまう。
なにか前作以上に押し付けがましい。
その後、いきなりではあるが、ペアルックに身を固めた2人はTACに入隊するべく、ホームの子供たちに見送られつつジープで上京。
もろもろ試験などをパスし、晴れて2人そろって入隊。
隊員の紹介、超獣が異次元から来ること、兵器のお披露目などあり、超獣出現により東京タワーへ。
空間が歪み、異次元人ヤプールの説明ののち超獣出現。
ヤプールの映像がインベーダー臭プンプンで不安が増す。
名前はやはり「家畜人」からか。
タワーとのショットがリアルでいい感じの出来。
北斗は、組まされたデブキャラ今野が便所に行っている隙を突いてタックスペースで発進。
水中からの発進が中々のカッコよさ。
超獣は強く、順当にタックアローは撃墜。
北斗は一人、孤軍奮闘。
地上からは撃墜組みも合わせて、シリーズ恒例の拳銃での総攻撃。
奮闘むなしく北斗も墜落、学校に迫る超獣に憤怒しつつ、妙な腰フリ撃ちで応戦していると指輪がキラリ。
しかし、今だこの指輪が何のことだか判っていない北斗は指輪に向かって毒づく。
やはり指輪が光ったことに気付いた南と校庭で落ち合うと、双方名前を叫びながら大ジャンプ。
像が重なり合うとスパークし、暗闇を突き破るようにグーパンチのまま出現するA。
右下から回転を加えて巨大化してゆくさまは意外なほどカッコいい。
しかし、実際登場すると頭が予想以上にデカく残念感たっぷり。
激闘の末メタリウム光線でフィニッシュ。
TACは日常業務に戻り、北斗がパトロールを命ぜられ、南が皇后さま似の笑顔で目配せし、北斗が
池田鉄洋的わざとらしい眉毛演技で答えたところでEND。
1話だけあって特撮に気合が入りまくっているところがマル。
ミニチュアの多さと広さが並ではない。
登場人物では、北斗のキャラクター、演技が非常に不安。
南は美人だが個性が強く、いまいち推せない感じ。
美川隊員が、丘隊員に比べて女を前面に出してそうな感じのところが若干気になるが、一応いい感じではある。
Aの登場&憑依(なのかなんだか判らない)のシーンが、これといった説明がなく(リングを渡したという事実は伝えている)、「知ってるからいいだろ」「今までと同じだよ」的、漠然とした視聴者の共通認識に頼った感じが釈然としない。
あいまいにした方があとで楽だからなのか知らないが、これは後々自ら首を絞めそうな予感。
以上、トータルとしては今後の期待も含めてマル。
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- 2009/06/15(月) 03:51:49|
- MX円谷劇場
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