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GEN'sログ(雑記)

イラスト&コミックのサイト「GENユニバース」の管理人GENのブログです。

サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か

51W3vtA8oUL__SS500_.jpgタイトルにある通り、SFに出てくるガジェットやテクノロジーは現実には実現可能かを、いたって真面目に検証した本です。

どの位真面目かというと、現役の物理学教授の超ひも理論の権威(ミチオ・カク教授)が、最新の理論と研究結果および予測される将来の成果(そりゃぁ遠い未来の成果も含まれますが)を鑑みて、物理学の立場から公正な判断を下している、といった具合。

「あぁ、“ウルトラマンがマッハで飛ぶと頭が削れる”みたいな、空想科学系の本の堅い版ね」と思った方。
当たらずとも遠からずですが、SFの嘘を暴くことが目的ではなく、どうしたら実現出来るのかを考える(SF作品のアドバイザーもしているので)のが主な内容。

カク先生、非常に前向きに検証します。

<不可能レベルⅠ>
フォース・フィールド
不可視化
フェイザーとデススター
テレポーテーション
テレパシー
念力
ロボット
地球外生命とUFO
スターシップ
反物質と反宇宙

<不可能レベルⅡ>
光より速く
タイムトラベル
並行宇宙

<不可能レベルⅢ>
永久機関
予知能力

ざっと、これだけのものを検証していて、レベルが上がるほど不可能度が増します。
で、どのくらい実現可能だと思います?

これがなんと、<不可能レベルⅢ>以外、全て実現可能なのです。

もちろんSFで描かれた通りのままとはいきませんが・・・。(テレポート出来ても生死は不明とか)


いや実際、凄く面白く、楽しく、ワクワクして、尚且つスリリングですよ。
いったい何処まで科学は発展するのか、というか何処まで調べれば限界が見えてくるのか・・・・。(どうやらゲーデルの不完全性定理のおかげで終わりは無いらしいですが・・・)

もはやビッグバン通り越して、それ以前の状態まで判ってきている・・・。

そして、いちばん衝撃的だったのが、「微調整」からくる「人間原理」という考え方。

「ブレードランナー」で偽ヘビのウロコを顕微鏡で調べるとメーカーが判るように、解明されればされるほど機械のようによく出来ている人間の身体も、顕微鏡で探っているうちにどっかに「メイド・イン・神」の刻印が出てきやしないかと漠然と考えたりしたもんですが・・・、現実はそんなもんでは済まなかった・・・。

「地球があともう少し太陽に近くても遠くても生命は誕生しなかった」
「水が液体でいられるゴルディロックス・ゾーンという、ちょうどいい場所にあるのが偶然か必然か」、
などといって、なにかオカルトめいた超自然的な話に持ってったりしますが、事態はそんな局所的なことではなく、それどころか、全ての物理の定理は生命が誕生しうるように巧妙に「微調整」されているというのは、厳然たる事実のようで、つまりはどうやら全てのことには何がしかの意思が介在しているらしいんです。

それを「人間原理」といって、神の存在証明だという人もあれば、並行宇宙の証明だという人もいるらしいんですが・・・。

もう、なんかね。

量子論には観測する人の“意識”が不可欠だ、なんてこともいわれますが・・・、

もう、「哲学」の領域ですよ。


最新の物理理論で説明されるので、簡単だとは言いません。
でも、極力読みやすく判りやすくしてありますし、解説も豊富で丁寧です。

不可能レベルが上がるということは、判らない領域に近付いていくということなんで、自然とやさしいものから難しい最新の理論になっていくのが、また一種の勉強にもなっているかと。(実際、ニュートンから最新の理論までさらっている感じはあります)


ほんと、驚きに満ちているんで、言いたいことはたくさんありますが、とりあえずズラズラっと書いた上の目次を見て興味が湧いた方は手に取ってみることを薦めます。

著者が大学教授の傍らSF作品のアドバイザーも務めているだけあって、いろんな意味でのSFのネタ本にもお薦め。(笑)
(何を隠そう、読んでる最中から活用しまくりなのであった)

各項目のはじめにそれぞれ内容に合致した先人の言葉が添えてあるんですが、
「一見したところばかげていないアイデアには、見込みがない」byアインシュタイン
など、どれも唸るようないい文句。

最後に冒頭に出てくる(本文中です)言葉で〆に。


「不可能でないものはすべて強制である!」
つまり、“阻む物理法則がないのなら、それは自動的に実現可能”ということ。



くぅ~、たまらん。
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  1. 2010/01/27(水) 06:32:32|
  2. 本、コミック感想
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

根拠としている科学理論がでたらめ

 根拠として居る科学理論がでたらめ。
 そもそも、科学とは何かの定義もできない科学理論がありうるのか?
 自然科学という学問は、この世界の成り立ちと仕組み、特に物質で出来た世界を、自然法則とエネルギーの2語で説明し尽くせると考える理論。
 正確には、自然法則+エネルギーの2語に加えて、この世界の成り立ちと仕組みの創造主である神に当る存在を認めないことに端を発した「確率的偶然」という概念を持ち出してこの世界の成り立ちと仕組みのを説明するもの。
 しかし、偶然と言うものは、自然法則が因果必然の法則であるという理解と本質的に矛盾します。
 正しくは、物質世界だけでなく、精神世界も丸ごと説明できる、Ω神=創造主である神(とその天地創造の目的)+自然法則+エネルギーの三位一体不可分の存在とその働きでこの世界の成り立ちと仕組みを説明するのが正解。
 これにより、天然自然の存在の創造主である神の存在証明も、ヒトの持つ意識のある心の起源とその役割も、ヒトとヒトの住む世界の存在目的も説明できることになります。
 一般法則論のブログを読んでください。 
   一般法則論者
  1. 2010/01/27(水) 23:13:18 |
  2. URL |
  3. 一般法則論者 #OEbUXOzM
  4. [ 編集 ]

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