北斗が9歳まで夜尿症で悩まされていたことをカミングアウトする話。
主な登場人物
「北斗星司」 男側主人公。南が早退したので今は1人でAに変身。池田鉄洋的オーバー演技傾向あり。常に怒られ役。
「南 夕子」 女側主人公。ゲッセイジンだったため早退。
「竜 五郎」 TAC隊長。必殺技「一週間の謹慎」。とにかく様子を見る男。
「山中一郎」 射撃の名手。何故か2丁の両手撃ちが基本。直情型のキ印野郎。
「吉村公三」 宇宙生物の権威。今のところ全くの空気。
「今野 勉」 ロケット工学のオーソリティー。デブキャラ。人の失敗をネタに笑いを取るのが趣味。光の速さで心が折れる男。
「美川のり子」通信、副官担当。爆弾魔。エロ担当。1回死亡後なにげなく復活。
「梶 洋一」 兵器開発主任。新興宗教の教祖のような制服着用。独特の梶理論を展開。
山間の湖畔、さまぁ~ず大竹のような目つきの少年が、湖から出てきた“驚きを表す顔文字のようなツラをしたヒッポリト似のインフレデザイン超獣”に執拗に追いかけられ、ジャバジャバ液をかけられるところからスタート。
この一連のシーンは夢であり少年が目覚めると布団は洪水。
学校のいじめっ子に覗かれ巻き舌で罵声を浴びせられるが、渡辺直美似の少年ダンがカットイン。
おねしょのシミは何故か超獣の形をしていた。
その後、小便たれを理由に仲間はずれにされた少年は「TACを呼び出せ」という主犯格少年の命令を聞いてしまう。
超獣の出現形跡が無いにもかかわらず駆けつけた北斗は、嘘だった怒りから通報者のおねしょ少年(名を聞かれ名乗っていた)の首根っこを掴んで烈火の如く叱責。
他の子供たちはソッと逃げるが、少年はダバダバと大量に失禁してしまう。
この少年、夜尿症ではなく別の病気では、との気も・・・。
公園で下着と短パンを洗う北斗。下半身を毛布で隠した少年に自身の9歳までの寝小便体験を聞かせ、「おねしょは病気、それより嘘をついたり悪口言う方が恥ずかしい」と勇気付け。
Aの缶バッジを胸につけてやる。
その晩、おねしょの薬を飲んでAにお願いして床に付き挑むも失敗。またしても超獣が現れ布団にはシミが・・・。
朝、ダンに夢の場所は実在すると聞いた少年は湖へ。
すると、布団のシミから抜け出た超獣が現れジャンボとファントムを撃墜する。
仰天した少年はTACに連絡。
隊長不在の本部は騒然、山中の号令で即出撃の運びとなるが、やはりレーダーに影なし。
にわかに懐疑的な雰囲気になると今野がハッとして、
「判った!!」
「またあいつのイタズラだ!!」
何故その結論が叫ぶほど重要だと思ったのか聞いてみたいが、みなその意見に同調。(あたりまえだが)
ひとり少年の素直さを信じる北斗は止める山中を振り切り出撃。
困惑する山中が“ブレス時の森進一”のような絶妙な顔をしてCMへ。
CM開け、ひとり湖畔をアローで探索する北斗。
超獣は既に布団のシミに戻ってしまっている。
隊長が確認し航空機事故に超獣が絡んでいないと判ると今野は「フハッ、TACの面目丸潰れだな!!」
北斗は少年を呼び出すと「裏切った奴は友達じゃない」と、バッジを引き毟る。
北斗の恐ろしく短絡的な行動が少年を傷付け涙を流させる。
夜、自室で書き物をしている北斗。
いつのまにか「兄ちゃん」となれなれしい態度で厚かましく勝手に入り込んでくるダンに「少年に厳しすぎる」、と意見されるが、「甘やかすとダメになる」と持論を展開、追い返す。
すると・・・、「ワンンン~」とコーラスがいきなり聞こえ「アレ?」っとばかりに北斗が窓の外へ視線をやるとゾフィ。
何処で見てたのか「少年を傷付けた・・・、償わなくてはならない」
唐突である。
が、催眠術に掛かったように北斗「はいっ・・兄さん・・・」
ちなみに北斗の部屋、以前とずいぶん変わったような気がするのだが気のせいか?
妙に物が多くて壁にはサーベルまで掛けてある。誰の趣味なのか・・・。
翌日、疾走した少年を湖畔にて発見する北斗とダン。
今にも死にそうな少年を「どうした?しっかりしろ!!」とゾフィのいった意味が判らなかったかのように叱咤。
無言のままうつむく少年に、ダンが口が利けなくなっていることを示唆、なおかつその原因が北斗であると言及。
言葉に詰まった北斗は超獣をこの手で倒すと誓う。
TACが来るのを待たず、北斗は単独で湖底に爆薬を仕掛ける。
かなりデカイぶつだったが何処から調達したのかは不明。
超獣がおびき出されると子供たちがピンチになり変身。
善戦するが水中での闘いが苦手という初耳の理由で次第に劣勢に。
湖面をはるか上に望んで湖底でもがいていると、ゾフィが水を蒸発させる何がしかの物体を投入。
その瞬間嫌な予感がしたが、水が完全になくなると案の定湖の深さは膝下ぐらいしかなく、何処かにマリアナ海溝ぐらいの穴が開いていることを願うような状態に・・・。(なんせ40メートルだからね)
その後、メタリウムで木っ端にし、少年はみなと仲間になりEND。
やりたいこと、言いたいことは判るが、なんとも細部がいい加減。
北斗のコロコロ変わる態度も酷ければ、超獣が出現しているにも拘らずいつまでも確認できないTACも酷い。
(あれだけ疑っていたのに北斗が「超獣が出た」といったら何の確認もせず出撃とか)
また、おねしょのシミと超獣の関係とか、もっと関連付けて掘り下げる部分があったはず。
男らしさのゴリ押しや、いちばん傷付けてるのが北斗、とかも気になった。
(よく少年を諭しているが、いちばん成長してなくて同じ過ち繰り返してるのが北斗だよな・・・)
まっ、いちばん酷いのは超獣のデザインだが・・・。
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- 2010/02/22(月) 06:01:58|
- MX円谷劇場
-
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| コメント:4
ブレス時の森進一(笑)
ダンの兄ちゃん呼ばわりはかなりゾッとしました。
関係が一歩踏み込んだんでしょうか。
一緒に風呂入ったとか。
一方、兄弟一すぐ死ぬ方の兄ちゃんの環境破壊援護とかあんまりです。
新マンでも、湖干からびさせてたような気がしましたが。
- 2010/05/27(木) 22:00:55 |
- URL |
- ihsotih #2B3L1McM
- [ 編集 ]
ウルトラシリーズって、本当の危機に陥ると意外と解決方法が他力本願なんですよね。
必ずいい所でゾフィとかセブンが助け舟を出すという。
しかも、お釈迦様的全能ぶりをすぐ発揮するんで、あれじゃ兄弟の教育によくないと思いますね。
- 2010/05/28(金) 02:55:17 |
- URL |
- GEN #-
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>他力本願
デウス・エクス・マキナって言う演出法になるのでしょうかね(wiki知識)。
超常的な力で話を決着付けるって言う。
ウルトラシリーズ自体、ドラマは警備隊(この番組の場合TAC)ベースで展開するのに、結局、主役のウルトラマン本人(A)が3分で始末を付けるのが、なんともかんとも。
毎回、前半のドラマは意味あるのだろうか。
個人的にセブン(中々頑張る警備隊(主に敵宇宙船と等身大敵宇宙人担当))、レオ(警備隊がドラマ的に外野)、最近じゃネクサス(主人公がウルトラマンじゃない)、メビウス(ウルトラマンが警備隊公認)が好きだった理由はここにあるような。
また長文失礼しました・・。
- 2010/05/28(金) 11:03:09 |
- URL |
- ihsotih #2B3L1McM
- [ 編集 ]
こんばんは。連続投稿失礼します。
エース35話は、北斗星司が真実を訴える少年を嘘つき呼ばわりして傷付け、ゾフィー兄さんに叱られる話ですね。
この少年が嘘偽りを言って何のメリットがあるというのでしょう?日頃から超獣の不思議な力に翻弄されていて、その脅威を幾度も体験している北斗がそんな判断もできないというのはおかしいです。
更に少年を弁護するダンくんに対し「自分はあくまでも彼の為を思ってやってるんだ!」とあくまでも正義面する態度に、私は嫌悪を覚えます。
まあこの回は、脚本家が新参者で北斗のキャラクターが掴めてなかったせいもあると思いますが、子供の気持ちを一番理解すべきである主役の北斗のこういう姿を見て傷付いた子供達も相当いたでしょう(私も含めて)。
もう少し視聴者の気持ちを考えて作品を作って欲しいです。
- 2010/10/22(金) 02:22:17 |
- URL |
- A-chan #t50BOgd.
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