NHKのBShiでやってた舞台中継の「鉄人28号」を観ました。
09年1月にやった押井守、脚本・演出のやつです。
鉄人のデザインがかなりオリジナルでちょっとだけ気になってたんですよね。
(気になってたのソコだけですが)
これ、酷いですね。
ある意味押井ワールド全開でディープなファンなら満足なんでしょうが・・・。
客は、ポカ~ンですよ。
ほとんど犬の話ですからね。
押井作品的にはいつもの通りなんですが、他人の原作でも何でも自分の持ち駒でしか勝負しないってのはどうなんでしょう。
立ち喰い師とか言われてもね。
押井ファンのお客さんがおとなしい人ばかりだったのか判りませんが、かなりスラップスティックなギャグが散りばめられてたのにクスリともせずダダスベリ。
ギャグを受け持った役者の関係もあったのかもしれませんが、観てて焦りました。
レビューなんで全編に歌が出てくるんですが、川井憲次の曲はよかったです。
歌も元々歌手の人が歌う分にはよかったですが、主役の南果歩がヘタ。
ちょっとキツ目の評価ですが、音程よくないです。
音程悪いといえば二幕のあたまに出てきた演歌(民謡?)歌手。
この手の歌手で明らかに音ハズす人始めて見ました。
たしかに、曲が半音多用で難しいことは難しいですがね。
演技的には役者の人たちは、みな順当によかったです。(ギャグは空回ってましたが・・・)
南果歩も熱演してました。
あと、ダイアモンド✡ユカイが意外によくて驚き。
舞台栄えしてました。
アニメとか編集出来る媒体だったら違ったのかな、とも思いましたが。
あと、衒学的なセリフやギャグカットしたらどうだったのか、とも。
でも、それしたら押井作品じゃなくなっちゃうしな。
とか、批判めいたこと言ってますが・・・、
押井守にはどんどん作品を創ってもらわないと、と思ってますよ。
本人が創る物は結果的に万人受けしませんが、フォロワーに与える影響大なんで。
まだまだ、新しい創作イメージの芽を撒いてもらわないとね。
あっ、肝心の鉄人のデザインはもう時間経ちすぎてたんでどうでもよかったんですが、最後に立ちかけたのには驚きました。
天井につかえて立てませんでしたけど・・・。
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- 2010/03/06(土) 11:17:19|
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